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第33話
ムラムラ…って、こういう事なのかな
新しいベッドで、南風にキスしてたら
どんどん…どんどん…
深くなってって…
南風の息遣い
時々漏れる声
少し苦しそうで、気持ち良さそうな顔
もっと見たい
もっと聞きたい
南風にお願いしてみたら
南風が、腕を押さえつけてと言ってきた
まだ無理の出来ない体なのにと
一気に冷静になる
けれども…
「本気じゃないだろ?プレーだよ。お遊び。俺、他の男にはされた事あるよ?」
南風の優しい挑発だって分かってる
でも…
それでも…
「……南風…痛かったら、ちゃんと言って」
「了解」
ほんとかどうかなんて、分からない
もしも、女の子とした事あると言われてたら、こんな気持ちになっていたのか、分からない
だけど、他の男というワードが……
ゆっくりと、南風の服を捲り上げる
南風のこの体…
他の男に見られるって想像するだけで……
あ…
「南風…」
「何?肩だろうが、腕だろうが、押さえていいよ」
「入院してた時ね…何度も看護師さん、南風の胸…見て行ったよね…」
「ああ。管入ってるとこ見たり、胸の音聞いたりしてってたな」
「それだけ?中には……余計に触ってくる人とか…必要以上に見てくる人、居なかった?」
男だからじゃなかった
普通に、あの時も嫌な気持ちだったの、思い出した
「……紫月…それ…知りたい?」
「っ……知りたいっ…」
「そうだな…やけにジロジロ見てくる人とか、管入ってんのは横なのに、なんか乳首の辺り触ってくる人とか…」
「え……」
心配しながらも
そんな事、ある訳ないよなって思ってた事が
現実に…起こってた……
「嘘」
「……え?何?」
「嘘だから、そんな魂抜けたみたいに、固まってんな」
「え?」
南風の優しい手が、俺の左頬に来て
思わず、縋る様に、その手に重ねる
「そんな訳あるかい?!って、突っ込んでくれなきゃ、笑い話にならないだろが」
「え?…じゃあ…」
「そんなんされてない。音聞くのは、服の上からだし、ペロッと捲って管んとこ確かめるくらい。そもそも皆、すげぇ忙しそうでさ、滞在時間めちゃくちゃ短いもん」
じゃあ、ほんとに嘘
変な目で見られたり
必要以上に触れられたりしてない……
「な…なんで、そんな嘘吐くの?!」
「え……ごめん。そんな真剣だとは思わなくて、つい…」
「南風の馬鹿!真剣だよ!ほんとは、入院した日だって、南風の事心配だったけど……何度も何度も南風のとこだけに、若い看護師さん来るのとか…嫌だったんだから…」
「え~~?じゃあ、言わせてもらうけど…俺が患者なのに、やけに看護師が皆、紫月に愛想良くしてくの、ちょっとムカついてたんですけど」
「え?愛想良くなんてされてないよ。それは、南風の勘違いだよ」
「……ぶはっ!…はははっ…顔っ……紫月の顔っ…」
「え?俺の顔?」
なんか…そんな変な顔した?
けど…
ちょっと嫌な空気になってたのが
南風の笑いで、吹き飛ばしてくれた
「くっくっくっくっ…はははっ…」
「南風…ちょっと、笑い過ぎだよ」
「だって…はははっ…嘘でもフリでもないだもん。すげぇわ」
「?…なんの話?」
そう聞くと
南風が、俺の首に右腕を回して、俺の体を引き寄せた
「紫月が、俺以外には興味ないって話」
「ああ。それは嘘でもフリでもないよ。でも、なんで笑うの?」
「嬉しいから。俺は、紫月のものだって、沢山刻み込んで?俺の体…紫月の証で、いっぱいにしてよ」
「いいよ…誰も入る隙がない位、いっぱいにしてあげる」
秋月の言う通りだ
俺って、凄い独占欲
南風の全てが欲しいし
南風の少しも誰にも与えたくない
「紫月…」
「何?」
「紫月のは…嘘じゃない?」
「……俺の?」
「ビシッと決まってた同期…紫月は、そんな気なくても…迫られた事とかない?やたら、スキンシップ多かったりしない?」
「ない…よ……」
スキンシップ…
迫られたりはしないけど
スキンシップと言われたら…
「えっ?!何?!その間、何?!」
「いや…元々誰にでもスキンシップの多い奴だから、それは嘘になるのかどうなのかと思って…」
「スキンシップ多いの?!紫月、何処触られてんの?ケツ?!まさか、アソコとか?!」
「違うよ。肩組んできたり、頭グシャグシャにして遊んだりする」
「……へぇ~…それはそれで…なんか、本気っぽくて心配になるわ」
「本気って…まさか俺にって考えてるの?気分悪くなるから、やめて…」
あの秋月が
そんな気持ちでとか……
いや、やっぱあり得ないな
「紫月は、そういうの人並み外れて鈍感だから、あんま信用ならないけど…まぁ、敵対意識はなさそうだったし、今のとこ信じておこう」
「南風…俺が鈍感でもいいし、秋月がどうでもいいから、気持ちいいに集中して?」
「ふっ…分かった」
そう言って、俺の頭を撫でてくる
南風にそうされてると
小さな子供が、あやされてるみたいで
ちょっと悔しい様な…
でも、やっぱり嬉しい様な…
南風の体に広がってく、俺の証
こんなの、すぐに消えるって分かってるけど
それでも嬉しい
南風が、それだけ俺を受け入れてくれてる証だから
「んっ!」
他とは違う、色付いた部分にキスすると
南風の声が漏れて、体がびくついた
もっと聞きたい様な
少し焦らしたい様な
考えながら、周りにキスを散らしていると
「紫月…」
南風が、俺の左手を持って
さっき大きく反応した部分へ移動させる
「ここ…もっと気持ち良くして…」
南風は、煽るのが上手い
お望み通り、軽くキスをして
それから、濡らし始めると
「ぁっ…んっ……んっ…気持ちいっ……ぁっ…」
色付いてる物が、徐々に形を変えてきた
それを、軽く弾くと
「あっ!」
漏れる声は、大きくなり
少し爪を立ててあげると
「~~~~っ…ぁっ…ぁっ……~~っ…んっ…」
何かに堪える様にして
南風の顔が、左右に動いている
そこから離れて
また、俺の証を刻んでいく
夢中になって、キスを続けてると
「紫月…」
「南風?」
「~~っ…こっちも…お願い…」
そう言って
左の色付いた部分を
南風が左手の中指と薬指の間に入れてて
それは、とても魅力的に見えた
右手を伸ばそうとしたら
「紫月…握って」
そうだった
南風の左腕…あんまり動かさない様に…
南風の左手を握って
そっと目的の場所にキスをする
「ぁっ…」
まだ、全然濡れてないそこは
右と違って柔らかかった
何度かキスをして
舌を這わせた時…普段は意識しないのに
なんか、凄く意識してしまった
南風の色付いたものに、俺の舌が…
それは、とても卑猥な感じがした
「っ…紫月?」
「…南風…嫌じゃない?」
「嫌って?」
「俺に…こういう事されるの、嫌じゃない?」
「なんで?嬉しくて、気持ちいいでしかないけど?ってか…今にも舐められそうなとこで、寸止めくらってるんですけど?何?」
変なの
こんなの、気にした事なかったのに
「じゃあ、続けるね?」
「ん…早くもっ…ぁあっ!」
焦らした訳じゃないけど
そうなってしまったとこに、刺激を与えたら
南風の左腕が、勢い良く動き出そうとして、慌てて押さえる
「南風…大丈夫?痛くない?」
「…痛くない…けど、勢い良く動かすと絶対痛い…紫月、しっかり押さえてて…」
「分かった…」
南風の左腕が動かない様に、左手で押さえて
左の色付いた部分を、刺激していく
「んっ…ぁあっ!…あっ!」
左腕を封じられてるせいか
南風が、顔や右腕、足まで
いつも以上に動かしている
次第に形を変えてきたそこを
少しだけ吸ってあげると
「ぁああ~っ!…~~っ…」
「南風?…大丈夫?」
俺の左手を、ぎゅっと握り締めて
泣きそうな顔して、南風が叫んだ
ちょっと…びっくりした
「大丈夫……久しぶりで…いつもと違ってて…いつも以上に興奮してるから……めちゃくちゃ感じてるだけ…」
「ほんとに?無理して欲しくないよ?」
「ここで止めるとか無理…もっと…めちゃくちゃ感じさせて…」
そう言った南風が、妖艶過ぎて
俺は、断るなんて選択肢は頭に浮かばず
「分かった…」
南風の左手を封じたまま
いつもよりも、ずっと感じてる南風を
もっと感じさせる事にした
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