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第34話

「んっ…ぁあっ!…ぁっ…んん~~っ…」 どうしよう 元々、胸で感じる南風が いつも以上に感じてる 南風の為だけど そんなに強い力でもないけど 時々、俺に押さえつけられてる左腕を、なんとか動かそうとして 動かせなくて、切なそうな顔をすると なんか… ぞくぞくしてくる 「んぃっ…ゃっあっ……紫月っ…下っ…下げていい?」 「ん…下げちゃうね」 「ん…んっ……ぁっ…」 南風の全部を脱がせたら もう、すっかり気持ち良くなった、南風のものが出てきた 「あっ…もっ……キそ…だから…」 「南風…こっち触って、イカせて大丈夫?」 「分かんないけど…多分、大丈夫…ってか…そうしないと…おかしくなる」 「っ…痛かったら…言ってね?」 南風が めちゃくちゃ、やらしい顔してる そうだよね ここで止めたら、おかしくなるよね 左腕を押さえたまま もう、イキそうになってるものを、扱き出すと 「はああっ!」 「っ…南風?大丈夫?痛い?」 「違っ…ちょっと…久しぶりの快感に……気持ち良過ぎて…」 「体、大丈夫?」 「大丈夫だから…続けて…くれる?」 「うん…」 ちょっと、南風の気持ちいいとこ見たいだけ だから、大丈夫だと思ってた けど… 「んっんっ……ぁっ…あっ!……はっ…ぁっき…もちいっ…」 久しぶりに見る、南風の気持ちいいは 想像以上の威力で 俺…大丈夫かな 「はっ…ぁっぁっ…ゃっ…ばっ……」 「南風…イキそう?」 「イキ…そ……ぁっ…キ…そ…」 少し体の位置をずらして 放置されてた胸に口付ける 「んあっ!…はっ…あっ!……もちぃっ……ぃあっ!…ぁっぁっ…イキ……イキそ…」 「いいよ、南風…イって?」 「~~っ…はっ…ああ~~っ!…もち…ぃっ……く…イクイク…ィッちゃ……っ!…~~~~~~っ!!」 あ…ヤバい これ… 「南風…大丈夫?」 「……だいじょ~…ぶ……」 「体…痛くない?」 「大丈夫……すっっげぇ~気持ち良かった」 南風…元気 良かった じゃあ… 「ちょっと、ごめん!」 もう、無理 限界 急いでトイレに駆け込む 俺まで気持ち良くなったら、どうしよう なんて、軽く考えてたけど まさか、触ってもらってもないのに こんなになるとは、思わなかった 「っ…っ!……~~~~~~っ!!……はっ…はぁっ…はぁっ……はぁ~~…間に合って良かった」 トイレから戻ると 南風がベッドに座ってた ちょっと気まずい…… って言うか… なんか…南風…機嫌悪い? 「紫月…」 「っ…何?」 「なんで、1人で出しに行くんだよ?」 「…え?」 「確かにまだ、そんなに激しい動きは出来ないけど…そんなすぐに出るくらいなら、ここで俺の手使うだけでも出せるじゃん?なんで1人で出して来んだよ?」 俺が… 自分で出して来たから…怒ってるの? 「ごめん…最初から…南風にどうにかしてもらおうとか、頭になかったから…とにかく、トイレ行かなきゃと思って……ごめん」 「……はぁ~~…ごめん。俺が…あんだけ気持ち良くしてもらったのに、紫月に何にも返せないから…あんなすぐ出るなら、俺でも出来たかもって、思っただけ。紫月に怒ってるってか…紫月に何にもしてあげられない自分に、イラついて…八つ当たりした。ごめん…」 「南風…」 ぺこりと頭を下げた南風を、抱き締める 南風は…優しい… 「ごめんな…」 「謝らないで。俺が、見たいって言ったんだよ?南風の気持ちいいとこ見たいって、俺が始めたんだよ?ちゃんと返して貰ってる」  「はぁ~…早く、ちゃんと紫月とエッチしたいなぁ…」 「すぐだよ。1年もかかる訳じゃない」 「そんなに出来なかったら、死ぬ」 「そんな事で、死ぬなんて言わないで」 「……ごめん」 人の死が、ランダムな事くらい知ってたけど こんな身近で まだ、こんなに若い南風がとか やっぱり、可能性としては高くないって思ってしまって 病気だって、そうだけど 事故や事件に遭遇してしまったら 年齢なんて無関係だった 「南風…シャワー浴びる?俺、洗ってあげるよ」 「う~~ん…浴びたい気もする…けど…」 あれ? 南風… 「久々に……ったのと………」 これ… 半分寝てる 「…づきに……められたら……むくなって……」 「ふっ…寝ちゃった。お疲れ様…南風」 ゆっくりと南風を寝かせる いつも、セックスした後ですら シャワー浴びて、ベッドに戻るまでは元気なのに やっぱり、相当体力落ちてるんだな 「南風…ベッドが大きくなっても…くっ付いて寝ようね」 南風を抱き締めると 「ん…」 南風が、俺の肩にすり寄って来た 「南風…ずっとずっと、こうして2人で寝ようね…」 「……ゃ…」 ? いつの間にか、俺も寝てた 南風…何か寝言かな 「……の…ぇ………に……て…」 なんか…喋ってる 夢の中で会話してる 怖そうではないかな 「………こぅ……ぇど……ったぃ……」 え? 南風が、ぎゅっと俺の服を握ってきた やっぱり、怖い夢? 「南風…大丈夫だよ。夢だよ」 「~~っ……バイバイ…」 「南風?」 「…紫月」 「南風……泣いてる」 離してみた南風の顔から、涙が流れてる それを拭ってると 「へへっ…もう、大丈夫。ありがと」 「怖い夢?悲しい夢?」 「……小さな頃の俺が出て来る夢」 「小さな頃の…南風?」 それは… どんな夢? なんの涙? 「事故の後にさ、色んな人達が替わってって出て来た…」 「ダメだよ!」 「…うん…替わらないよ。その中に紛れてさ…小さな頃の俺が出て来る訳」 「小さな頃の南風…なんて?」 「替わってって」 「え?」 南風なのに? 南風が…南風に替わってって言うの? 「お腹空いてるんだってさ…替わってって」 「っ…お腹…何か食べさせたの?」 「いいや?本物の俺じゃないからね」 「……本物の…偽物の、小さな頃の南風?」 「本物の俺も、腹は空いてたけど…けどさ、それが俺の世界だったから。他の世界を知らなかったから、羨ましいとも思わなかった。だから、誰かに替わって欲しいって発想もない…夢に出て来るあれは…俺が勝手に造り出したものだ」 南風の世界 お腹…空いてない世界を知らない世界 「なんで…小さな頃の南風…造り出したんだろ?」 「多分だけど…他の人達と同じで、俺の罪悪感だな」 「罪悪感?」 「ん…事故の人達にはさ…俺が助かっちゃって、良かったのかなって…」 「良かった!南風が助かって、良かったよ!」 「うん…ありがと。そういう罪悪感と一緒に…今が幸せだからさ…幸せじゃなかった頃の俺に…なんか、ちょっと…罪悪感あるんだろな」 幸せじゃなかった頃に… そんな風に思うものなの? でも、南風…泣いてた 「なんで…泣いてたの?」 「何度か出て来てたんだけど…替われないっては、言ってたんだけど…なんか、本気で切り捨てられなくてさ……だけど今日…ちゃんと言ったんだ…だから、きっと…もう出て来ないと思う」 「南風…小さな南風と…バイバイしたんだねっ…」 「ん…もう消したんだ」 南風の気持ちは、少しも想像する事すら出来ない だけど、泣きたくなる気持ちだったんだね 「南風…どうして欲しい?」 「何も…紫月が居るだけで…こうしてるだけで…」 「ん…南風……他の怖い夢は?もう見てない?」 「見てない…もう大丈夫だよ」 「南風…俺が居るよ…いつも…ずっと…俺が居るからね」 「ん……あの頃は考えられなかった幸せ…ありがと…紫月…」 南風の今までは、やっぱり知らない事が多くて だけど、そこが重要じゃない だって、過去には戻れないから 今の南風にしか、俺に出来る事はないから 「紫月~。コネコネは、これくらい?」 「ん、いいね。あとは、成形して焼くだけだよ」 「せっかくだから、なんかの形にしよっかなぁ~」 「南風って、クリエイティブな能力高いよね?」 「クリエイティブ?なんじゃ?」 「何気なく作曲して、聞いてて楽しくなる様な歌、歌えるし…サラッと、そういうのも作れたりするから」 「そんな芸術性、俺にはないぞ?見ろ!このテキトーなニャンコを!」 南風が、パパッと作ったハンバーグのタネは どこからどう見たって、猫ちゃんだった 「すご~い!ちゃんと猫だ!」 「ちゃんとか?なんなら、ワンコにも見えるぞ?…んじゃあ…これ、な~んだ?」 「えっと…あっ!リス!」 「せいか~い」 「凄い!南風、上手~」 南風…楽しい? 南風の楽しいの隣に居られるのが俺で、嬉しいよ 沢山作って お腹いっぱいって言うまで、沢山食べようね

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