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へっぽこインキュバスくんは譲りたくない(1)
「あっ、ああっ、そこ、いいっ」
ぼくはセルジュの股間に顔を埋めて、彼の未熟に映るペニスを咥えていた。
「はぁっ、あぅ。カズマお兄ちゃん……っ、気持ち、いいよぅ……」
そのセルジュを、さっきカードゲームショップで知り合ったばかりのカズマお兄ちゃんが膝の上に乗せて突いている。
カズマお兄ちゃんの腰が揺れる度に、ぼくの口の中で上下に揺れるセルジュのペニス。硬くなったそれは苦み走った味がする。ぼくは口内で舌をチロチロと動かした。ぴくり。と、セルジュの腰が揺れるのが、普段の小生意気な雰囲気の彼とのギャップを感じさせて気持ちがいい。
「ああ、はぁっ、カズマお兄ちゃん。乳首も、乳首もぉ……」
「ああ、いいよ。ほら、これでどう」
カズマお兄ちゃんが腰を揺らしながら、セルジュの胸に置いた手を蠢かせた。
びくんっ。と、同時に跳ねるセルジュの腰。ぐいと押し込まれた彼のペニスが、ぼくの喉近くまで迫ってくる。
んく。とぼくは喉の奥から声を発した。喉奥にペニスを突き立てられるのには慣れているけれども、それは意識して喉を開いているからであって、準備が出来ていないところに押し込まれると、やっぱりえづくような感覚がある。それを自分の所為と勘違いしたのかも知れない。ぼくの腰を後ろから抱えてアナルにペニスを突き立てているタクマお兄ちゃんが、「きつい?」と尋ねてきた。
ぼくは首を横に振った。
特別美味しいと感じるほどではないけれども、そこそこ美味しいタクマお兄ちゃんの精気。これを有難いと感じないほど出来損ないじゃない。自ら腰を振って、タクマお兄ちゃんのペニスをアナルの深いところに導いてゆく。
「ああ、気持ちいいよ。流瑠 くんの中……」
感極まったような声を発しながら、タクマお兄ちゃんが腰を振る。ぼくはぼくで腰を振りながら、セルジュのペニスをぐうっと喉の中に引き込んだ。瞬間、あぅ。と、セルジュが声を上げる。
どうやら腰が締まったようだ。うっ。と、小さく声を放ったカズマお兄ちゃんが、大きく腰を震わせる。
「カズマお兄ちゃん……イっちゃったの?」
微笑みを浮かべたセルジュがカズマお兄ちゃんを振り仰いだ。
ぼくと似たような茶褐色の髪は、けれどもぼくとは違って緩くウェーブを描いている。ちょっと釣り上がり気味のくるっとした瞳。けれども笑うと子犬のように無邪気な表情になる。セルジュの顔は、彼の性格を裏切った面差しをしていた。
「ごめんね、湊。でも、まだまだいけるから大丈夫だよ」
「ホント!? ねえ、もっと可愛がって」
ぼくの口からペニスを引き抜いたセルジュが、腰を浮かせてカズマお兄ちゃんの膝の上。今度は対面になって座った。
カズマお兄ちゃんは所謂細マッチョといった体付きをしている。程よく焼けた肌が健康的な短髪黒髪の明るいお兄ちゃん。陽キャってほどではないけど、初対面のぼくらにも臆さず話しかけてくるだけのコミュニケーション能力はあるようだ。二重のほどほど大きな瞳に筋の通った鼻。スポーツ少年ぽい爽やかな顔立ちは、さぞや女性にもてるだろうな。と、感じさせる。
キスを始めたふたりを傍目に、ぼくは腰を振った。
「流瑠くんも膝の上においで」
タクマお兄ちゃんがぼくの腰を引っ張って、ぼくを膝の上に乗せてくる。
直後、膝裏に差し入れられたタクマお兄ちゃんの手が、ぼくの脚を大きく開かせた。ぼくの未熟なペニスはもう先走った精液でドロドロだ。それを目にしたようだ。「イキたくてたまらないんだ?」頭上からタクマお兄ちゃんの声が降ってくる。
「うん。でもお尻、気持ちいいから、ずうっとこのままでもいいかも」
「大丈夫だよ。流瑠くんが満足するまで、お兄ちゃん頑張るからね」
眉を隠す長い前髪に、黒縁の眼鏡。眼鏡の奥からは細い瞳が覗いている。白くひょろりとした体格のタクマお兄ちゃんは、一見、物静かそうなタイプに映るけれども、カードゲームに関してはカズマお兄ちゃんよりも詳しくて饒舌だった。
「あ、あぅぅ……お兄ちゃん、カズマおにいちゃぁん……」
ずぶずぶと突き立てられるタクヤお兄ちゃんの立派なペニス。ぼくのアナルを容赦なく侵してゆくペニスは、大学三年生だけあって、すっかり成熟した感がある。
「あっ、あっ。お尻、お尻、気持ちいいよう」
「流瑠くんはお尻こうされるの好きなんだ? すっごいエッチな子どもなんだねえ」
爽やかなカズマお兄ちゃんと比べると、ねっちこい雰囲気のあるタクマお兄ちゃん。けど、ぼくはそういうのが嫌じゃない。
あっけらかんとした性格のセルジュはタクマお兄ちゃんみたいなタイプはあんまり好きではなさそうで、ずうっとカズマお兄ちゃんにべったりだけど、ぼくはタクマお兄ちゃんみたいにねちっこく攻めてくるタイプが好きなので願ったりだ。特にぼくのアナルに嵌まり込んで抜ける気配のないのカリの太いペニスが最高だ。ぼくの腸をぐいぐい開いて、奥に潜り込んでくる。一定のリズムを刻みながら前立腺を叩いてくるタクマお兄ちゃんのペニスに、ぼくはすっかり魅了されてしまっていた。
「タクマお兄ちゃん、そこ、もうちょっとゆっくり突いてぇ……」
「うんうん。流瑠くんはここが気持ちいいんだ?」
「うん、そこ好き。お願いだから、そこ、いっぱい突いて」
ぼくの向かい側では、ベッドの上でカズマお兄ちゃんとセルジュが二回戦を始めていた。とはいえ、四つん這いになってカズマお兄ちゃんに背後から突かれているセルジュは、派手な喘ぎ声とは裏腹に、まだまだ余裕がありそうな表情をしている。
反面、ぼくはといえば限界が近かった。
「あ、ああっ。タクマお兄ちゃん、ぼく、もうイキそう」
「いいよ、イっても。今日はいっぱい気持ち良くなろうね、流瑠くん」
タクマお兄ちゃんが腰を動かす度に、ぼくのペニスから精液が溢れ出そうな感覚が襲ってくる。大きなカリがぼくの前立腺を絶えず叩いているのだ。ずんずんと陰嚢の裏側から競り上がってくる快感。初めは小さかった波は、今では大きな振動となってぼくに襲いかかってきていた。
「ああ、もう、もう駄目。イクぅ、イっちゃぅ……ッ……」
変声期前の少年の声を維持しているぼくの声のトーンは変幻自在だ。まるで女の子みたいな声。細く響いたぼくの喘ぎ声に、タクマお兄ちゃんは大いに嗜虐心をそそられたのだろう。腰の動きが一足飛びに早くなる。
「はあ、ああ。イイよ。流瑠くんの中、サイコーだよ。俺ももう出そうだ……!」
「あ、あ、あ、お、兄ちゃん……タ、クマ、お兄ちゃんぅ……ッ!」
ぼくはついに絶頂を迎えた。
脳の中が白く染まり、亀頭の内側でぷしゅっと何かが弾ける音がした。同時にタクマお兄ちゃんも達したようだ。アナルの中に注がれた生温かい感触の精液に、ぼくは凹んでいたお腹がまた少し満たされるのを感じていた。
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