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得体の知れぬ男に股をわられ、股間に顔を埋められてどれだけの時間が経っただろうか。 何があってもこの男の顔には出すまいと意識をなるべく外してきたが正直、王子はもう限界だった。 自分でする時以上の快感がそこを襲う。 ねっとりと自身に絡みつく口内。ときたま吹き掛けられるやわらかな吐息。そのなにもかも全てがマテウスを興奮の極みへと誘った(いざな)。 マテウスの限界が近いのを悟ってか、だんだんと口と手の動きが激しくなっていく。先端かれとめどなく溢れる白い蜜をさらにマテウスの自身へと絡みつけ、一段と強くしごく。 「……っ! で、る………っ!!!」 ビクッと身体を震わせ、マリの口内に勢いよく己の精を注ぎ込んだ。ずっと我慢していたのと、最近忙しくて己を慰めていなかったのとが重なり、相当な量と濃さだった。ビューーっと音を立てて吐き出しているあたり、しばらく尽きそうにない。 「…は、あっ…! はぁ…はぁ……」 「……っん…。す…………っごいたくさん出したね」 全てだしきり、なんとそれを飲み込んだマリだったがもうマテウスは驚かなかった。 すっ…………ごいたくさん。たしかに自分でも引くぐらいの量だったと思う。 ふわり、と口の回りを白濁と唾液まみれにして艶やかの笑うこの男は一体何者なのか……。 下半身を脱がされ、両の腕を頭上で縛られている、なんとも情けないかっこうをしながらもマテウスはもうそんな事を考えていた。 「…とりあえず、これ取ってくれないか」 一言、そう告げると、心底不思議そうな顔をして答えが返ってきた。 「…え? なんで?」 「何でって…だってもう終わったんだろう。もうほどいてくれないか」 「………なんでそんな冷静でいられんの……ま、いっか」 チラッとマテウスを見ると股の間からその身を引き、マテウスの横側にやってくる。そして再びマテウスのものをしごき始める。 若さゆえ、マテウスのものはすぐに熱を持ち始め、かたくなる。 「アハッ。やっぱすごぉ~い」 語尾にハートマークが見えるような甘い声でマテウスの耳元でささやく。マリのその行為がマテウスをさらに熱く、かたくさせる。 するとマテウスの上に跨ったかと思うと今いた場所からは反対側にやってくる。そのままマテウスを赤ん坊のように抱きかかえる形をとる。マテウスをしごく手は変わらず動いている。それどころかだんだんと激しさを増していく。 「ね、舐めて」 マテウスの口元に、ぷっくりと妖しげに膨らんだ胸を突きだすマリ。その口元もまた、怪しげな笑みを浮かべていた。 グンッと、またマテウスのものが質量を増す。同時に、ペロ…と舌を差し出す。 「んふふ~~本当かわいい♡腰、動いてるよ」 ペロペロとマリの差し出す乳首を舐めながら、自身のものをしごかれる。時折、ジュッと乳首を吸うと「んっ」と艶やかな声がもれる。 その光景を上目で見ながら、さらに興奮を覚えるマテウス。堪らなくなり、思いきり欲を放とうとする。……が、それを察したマリがマテウスの根本を強く握りこみ、出させない。 解き放たれかけた欲望を無理やり抑え込まれる感覚に、思わず咥えていた乳首をカリッと噛む。 「っ。…ちょっと~だめでしょ、噛んじゃ」 「す…すま、ん」 「……そんな我慢のできない悪いコにはお仕置き! 僕のナカ、まだしばらく入れてあげない~」 ちらり、マテウスの方を見ればすっかり雄の表情を浮かべて辛そうに息を吐いていた。 「……っ、やっぱり前言撤回♡待ってて、すぐにナカ、いれてあ・げ・る」

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