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「んっ…あ、あぁ……あん!!」 「ふ……っ、はぁ…!」 マリの大きな嬌声と、興奮を押し殺したようなマテウスの吐息だけがその場にこだまする。 以前としてマテウスの両腕は縛り上げられたまま。マリがマテウスの上に乗っかり、好き勝手動いている。 時折、達してしまいそうなほどキツく締め付けたかと思えば気付けばゆるゆると動く。それがもどかしくて、マテウスが下から突き上げるように腰を動かせば「ダァメ♡」と制してくる。そんな状態がもうどれだけ続いただろう。王子は襲ってくる快感から、ただひたすらに逃げているしかなかった。 「…っく、そ!!」 先ほど、この妖しく動くマリの口の中にあれだけ出したというのに、未だ滾り続ける自身。それどころか、硬さは増しているように思える。 「ぁ、やばいぃ…イき、そ……っ」 マリが右手を口元に持っていき、快感に耐えるような仕草を見せる。その行動1つ1つが、今のマテウスにとっては麻薬でしかなかった。 必死で耐えているマテウスを、今までで1番強烈な中の締め付けが襲う。 「ふっ……!!」 「んぁ!!!」 ほぼ同時に果てていた。ぴゅる、とマテウスの腹部にマリの白濁がかかる。…不思議と気持ち悪いという感情はなかった。 「……ふふっ、もう。びゅーびゅーいってる♡」 マリがマテウスの耳元に口を持っていき、ひそりと囁く。…まだ出ている。こんな量の精子が自分の中にあったのかと思うと我ながら恐ろしい。 「ったく~、王族ってみんなスゴいんだから。なに? 王家の人ってこんなだからハーレムとか作るの?」 ズルルッと中からマテウスのものを引き抜きながらつぶやく。引き抜いた途端、ドプッと中から溢れる白い液体。 「あ、」 「わっ、嘘…ちょ、ホントにどんだけ出したんだよ、もう!!」 後ろの孔を手で押さえながらベッドから降りるマリ。その姿もまた…なんとも扇情的だった。また催しそうでふっと顔を背けたマテウス。正直まだ足りない、もっと中に注ぎ込みたい…… というのが本心だった。 タオルをもって帰ってきたマリが、マテウスを縛り上げていた拘束具を取り外す。 「お疲れ、つかれた?」 両手が自由になったマテウス。今まで散々好き勝手やられた。 これから自らがしようとしていることはただ1つ。 「もっと」 「…え?」 「もっと、中にいれたい」 「えっ」

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