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品評会

昼の執務室。 優秀な副官として書類の束をデスクに置いたマイトは、ディアスが指先でもてあそんでいる、怪しく金色の刺繍が施された黒い招待状に目を留めた。 「なぁディアス、それ何だよ。どっかからの呼び出しか?」 いつものカラッとした声で尋ねるマイトに、ディアスはデスクに肘をつき、完璧な美貌に艶やかな微笑を浮かべた。 アイパッチの奥の右目を細め、獲物を観察するようにマイトの褐色の身体をなめるように見つめる。 「他組織の首領や裏世界の実力者たちが、自慢の『最高級の玩具』を持ち寄って美しさと従順さを競い合う、秘密の品評会があってね。その招待状さ」 「へぇ、悪趣味な集まりだな。……ンなもん、自慢し合う気が知れねえな」 首を傾げるマイトに、ディアスはゆっくりと立ち上がり、彼の引き締まった腰を背後から引き寄せた。耳元に冷たい唇を寄せ、至高の宝物を愛でるような声音で囁く。 「マイト。君の躾も完璧にできたことだし、そろそろオレの最高に可愛くて淫らな玩具を、裏世界の実力者たちに自慢したくなってきてね」 「……は? ん?その悪趣味品評会に、俺を出すってことかよ!?」 マイトは蒼い瞳を丸くした。前回の長期留守番では頑丈な貞操帯でロックされたため、てっきりディアスは自分を「他の男の目に触れさせたくない」のだと思い込んでいたのだ。まさか衆目の前に引きずり出し、見せびらかそうとするとは思ってもみなかった。 「おいおい、独占欲の塊のご主人様が、他の男たちに俺のこの身体を見せるわけ? 正気かよ」 「勘違いしないでくれよ、マイト。他の男に触れさせるわけがないだろう。オレがしたいのは、誇示さ。元海賊首領の君が、オレの足元でどれほど無様に、完璧に飼い慣らされているか。オレの名前を聞くだけで、どれほど貪欲に下品な穴をひくつかせて愛を乞うか……それを皆に見せつけて、優越感に浸りたいんだよ」 ディアスの白く美しい手が、マイトの軍服のズボンの上から、腹部の奥の敏感な窄まりをキュウッと意地悪く圧し潰した。それだけで、昨夜の凄絶な快感の余韻が残るマイトの身体はビクッと跳ね上がり、熱い吐息が口から漏れる。 「あ、は……っ、ディアス……っ」 「大勢の実力者たちが見つめるステージの上で、君はオレのものだけを欲しがって、下品にみだらに啼くんだ。想像するだけで、ゾクゾクするほど美しいと思わないかい?」 常軌を逸した背徳的な提案。 普通なら屈辱に顔を歪めるシチュエーションだが、羞恥心を完全にデリートしているマイトは、ディアスの鎖に繋がれることに極上の悦びを感じている、すでに別のベクトルで沸騰していた。 大勢の奴らの前で、ディアス専用のメスとして鳴く? おいおい、マジかよ……。 裏世界の大物たちが集まる中で、自分がディアスの所有物として完璧に調教されている姿を晒す。その圧倒的な背徳感と、ディアスが「自分を一番の自慢だ」と言ってくれている歪んだ愛に、マイトの下腹部はキュウキュウと狂おしく疼き始めていた。 「へっ……あはは! まーた、とんでもねぇ悪趣味、変態プレイ思いつきやがって、このクソちんぽ野郎!」 マイトは顔を上気させながらも、へらっと不敵に笑ってみせた。蒼い瞳に爛々とした期待の光を宿し、自らディアスの胸元に体重を預ける。 「でも、そうだな。悪くねえな。ああ、最高じゃん。あんたの自慢のコレクションに指名されたんだ、断る理由がねぇわ!他の組織のボスどもが、嫉妬で泡吹いて倒れるくらい、世界一お利口で最高に下品なめすおまんこの姿を見せつけてやろうじゃねぇか。なぁ、ご主人様?」 プライドをへし折られるどころか、「ディアスのために完璧なメスを演じてやる」と大雑把に開き直るマイトのタフさに、ディアスは強烈な興奮を覚え、黒い左眼を獰猛な歓喜に染めた。 「本当に、オレの期待を裏切らない最高の犬だ……。当日は衆目の前でオレを求めて狂ってもらうために、例の一過性のジェルをたっぷりナカに仕込んで、特別な衣装を着せてあげるからね。今からそのナカを、もっと貪欲にオレを強請るように仕込んであげよう」 「あはっ、よっしゃ、望むところだぜ! 品評会の前に、まずはオレのナカ、あんたので予行練習してぐちゃぐちゃにしてくれよ!」 マイトは自ら軍服のベルトを外し、執務室の机へ嬉々として突っ伏した。

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