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※まな板のコイビト(注 猟奇)

ディアスは、自力で立つことすらできないマイトを優しく抱き上げる。 先ほど解体作業を行っていた冷たい金属の手術台へと再び横たえた。 培養液から引き揚げられたばかりの身体は濡れており、薄い皮膚を通して無数の針で刺されるようなチクチクとした刺激が全身を駆け巡る。 マイトはヒクヒクと喉を鳴らし、手術台の上で虫のように身をよじらせた。 「でぃ、あす……っ、あんたに、触りたい……抱きしめ、たいのに……っ。腕、力が入んねぇよぉ……っ!」 骨と筋繊維が辛うじて繋がっただけの右腕を必死に持ち上げようとするが、プルプルと痙攣するだけで、主人の首に回すことすら叶わない。 その絶対的な無力感すらも、今のマイトにとっては「自分はディアスに完全に支配されている玩具なのだ」という事実を突きつける、強烈な快楽のスパイスへと変換されていた。 「無理に動かさなくていい。今の君は、ただオレの愛を受け止めるためだけに存在する、極上の『器』なのだから」 ディアスは優雅な仕草で自身の軍服を解き、圧倒的な熱を孕んだ己の象徴を露わにする。そして、マイトの未完成で薄紅色の両脚を、両手で容赦なく左右に大きく押し開いた。 「ヒィッ……!? ア゛、あ、そこ、その脚……っ! ディアスの手、直に触られたらっ、神経直結しててっ……!」 ディアスの大きく硬い掌が、皮膚の薄い太ももの内側をガッチリと掴む。その『ただ握られているだけ』の圧覚すらも、未熟な神経網をダイレクトにショートさせ、マイトはまだ何もされていないというのに、ガクガクと激しく腰を跳ねさせた。 「さあ、お前のその未完成の細胞の隙間すべてに、オレの熱を注ぎ込んで……完璧な『物』として仕上げてあげよう」 ディアスは冷酷で妖艶な微笑を浮かべたまま、マイトの最も熱く震える核心部へと、自身のすべてを一気に、深々と叩き込んだ。 「ア゛――――ひ、ッッッ!!!!」 声にならない絶叫が、無機質な医療区画に轟く。 内側から容赦なく抉り開かれる強烈な摩擦の快感と、太ももや腰を鷲掴みにするディアスの手のひらから伝わる、皮膚を通さない生々しい熱。外側と内側、両方から同時に襲い来る致死量の刺激に、マイトの脳髄は完全に真っ白に弾け飛んだ。 胸元に貼り付けられたバイタル管理のディスクが、異常な心拍数と血圧の乱高下を検知してけたたましいアラートを鳴らす。しかし、システムがナノマシンを通じて強制的に命を繋ぎ止めているため、マイトは気絶して逃げることすら許されない。 「あ゛、あ゛あ゛あ゛ッ! 脳ミソ、あ、あ、とけるっ、とけるぅッ! ディアス、でぃあすさまぁッ! もっと、もっと俺の未完成なトコ、あんたの全部でぐちゃぐちゃにしてぇッ!!」 「いい声だ、マイト。そのままオレの名前だけを叫んで、狂い続けろ。お前のこの脆く哀れな身体が、オレの刺激なしでは二度と生きられないように……細胞の髄まで『オレの形』を刻みつけてやる」 ディアスはマイトの涙とよだれにまみれた顔を両手で包み込み、狂おしいほど深いキスを落としながら、さらに激しく、情け容赦のない腰の突き上げを加速させる。 未完成の四肢を力なくビクビクと痙攣させ、白目を剥きながらただひたすらに主人の熱を貪り喰う哀れな狂犬。 冷たい金属の手術台の上で繰り広げられる、常軌を逸した「再生途中の飼育プレイ」は、死のストッパーを外されたまま、終わることのない愛と狂気の無限ループへと二人を飲み込んでいった。 手術台に固定されたマイトの身体は、もはや自らの意志で動くことなど何一つできなかった。  ただ、内側から容赦なく突き上げられる圧倒的な質量と、未完成の皮膚を撫でる冷たい空気、そして主人の指先から伝わる灼熱のコントラストが、彼の狂った神経回路を焼き切るように蹂躙し続ける。 「あ゛……っ、あ、ひぃっ……! ディアス、ディアスぅっ!! 息が、息ができないっ、気持ちよすぎて、死んじゃうっ!!」 「死なせないと言っただろう。オレの腕の中で、永遠にこの快感を貪り続けるんだ」  ディアスは薄紅色の透き通ったマイトの胸元に顔を埋め、まだ皮膚として固まりきっていない脆い肉に、そっと牙を立てた。 「ヒィッ……!? ァ゛ア゛ア゛ア゛ッ!!」  ほんの僅かな甘噛み。しかし、神経が剥き出しに近い半生の肉体にとっては、それは落雷にも似た絶大な刺激だった。  マイトは喉の奥でヒューヒューと笛のような音を鳴らし、全身の筋肉を硬直させて特大の絶頂を迎える。結合部からはとめどなく蜜が溢れ出し、冷たい金属の台を淫らに汚していく。 ああ……っ、最高だ……っ。ディアスに壊されて、ディアスに作られてる……っ。俺の細胞全部が、ディアスのモノになっていくぅ……ッ!  マイトの頭の中は、もはや言語としての思考を保っていなかった。  ただ「ディアス」という圧倒的な概念だけが脳髄にへばりつき、視界も、聴覚も、痛覚も、すべてが彼への狂信的な愛へと変換されていく。 「……ふふ、本当にだらしない。何度イっても足りないという顔をしているね」  汗に濡れた前髪をかき上げながら、ディアスは底知れない愉悦の笑みを深めた。  限界を超えて突き上げられるたび、マイトの胸のバイパスが警告音を鳴らすが、生命維持システムが即座に脈拍を安定させ、強制的に意識を繋ぎ止める。気絶という逃げ道すら塞がれたマイトは、ひたすらに絶頂の波を乗り越え続けるしかない。 「ぁ、あ゛あ゛……っ! ああ、もう、俺……っ、なんにも、わかんない……っ、ディアスの、おもちゃ……っ、だから、もっとぉッ!!」 「いい子だ。お前のその哀れで可愛いすべてを、オレが余さず喰い尽くしてあげよう」  ディアスはマイトの腰をガッチリとホールドし、最深部へと最も熱い楔を叩き込んだ。 「ア゛――――ッひ、うッッ!!!!」  マイトの身体が大きく跳ね、白目を剥いたまま完全に硬直する。長時間の蹂躙と極限の過敏状態が頂点に達し、彼の意識はついに、強制的な生命維持の狭間で白く明滅した。  激しい余韻の中、手術台の上でピクピクと痙攣を続ける半生の肉塊。  ディアスは満足げなため息をつき、マイトの薄紅色の頬を愛おしげに撫でた。 「……さて、ここまでにしておこうか。これ以上外に出しておくと、本当に細胞が壊れてしまうからね」 「あ……ぅ……っ、でぃあ、す……っ」  焦点の合わない瞳で、マイトが必死に主人の温もりを求める。しかし、ディアスは冷酷な優しさをもって、その身体を再び抱き上げた。 「さあ、培養槽へ戻る時間だ。残りの七日間……オレが直々に与えたこの『極上の熱』を細胞の髄まで染み込ませながら、完璧な肉体へと仕上がるのを待つといい」 「い、や……っ、あ……あああッ、んっ」  ザプン……ッ。  再びぬるい培養液の中へと沈められていくマイト。  ガラス越しに遠ざかる主人の姿に、マイトは不完全な四肢を必死に動かそうとしながら、口からポコポコと泡を吐き出して泣き叫んだ。 いやだ、ディアス……っ! 離れないで、もっと俺をめちゃくちゃにしろよぉッ……!  しかし、ガラスの向こうのディアスは、ただ美しく、残酷な支配者の笑みを浮かべて見つめ返しているだけだった。  不完全な肉体に強烈に刻み込まれた快感の記憶と、主人への絶対的な飢餓感。 残りの七日間、マイトはこの甘美な地獄の培養槽の中で過ごしていくのだった。

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