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尿道管理

静寂に包まれた部屋の中で、ディアスは銀色のトレイに並べられた細くしなやかな医療用ファイバー機器を見つめていた。 その傍らでは、マイトが無防備にシーツをまとってゴロゴロと転がっている。 「……なぁ、ディアス。さっきからそんな不穏でやべぇ顔して、何考えてんだよ」 怪訝そうに眉を寄せつつも、どこか期待を孕んだ眼差しで見上げるマイトに対し、ディアスは優雅にベッドの縁へと腰掛け、甘い熱を帯びた笑みを浮かべた。 「これかい? ……オマエをもっと根底から、オレの存在なしでは立っていられない身体に作り替えてやろうと思ってね」 ピンセットでつまむ、キラキラ光る糸のようなもの。 「は……? まさかそれ、どこに使う気……っ」 「決まっているだろう。キミの、一番敏感な場所だ」 ディアスは抵抗を許さず、マイトのその両脚を軽々と押し開かせた。 冷たい空気に晒された身体がびくりと震える中、ディアスはマイトの敏感な尿道口へと、その極細のファイバーをゆっくりと滑り込ませた。 粘膜を這う異物感と、内部を直接なぞられるような背徳感に、マイトは小さく喉を詰まらせ、思わずシーツを強く握りしめる。 「ンン、ッちょ、あぁ……ッ、ぅ……!」 ファイバーは尿道の奥深く、前立腺の急所へと正確に到達し、しっかりと固定された。 「……よし。これで、君の身体の主導権は完全にオレの掌中だ。仕組みは単純さ。そのファイバーは艦内のメインサーバーと同期している。つまり――オレの手元にあるこの端末さえあれば、どこにいようが、宇宙のどの宙域で仕事をしていようが、キミの意思に関係なく、いつでもどこでも、何度でもオレの加減でイカせることができる」 ディアスは端末の画面をマイトに見せた。そこにはリアルタイムの体温や敏感な数値のグラフが表示されている。 「例えば、ブリッジでクルーたちと真面目な作戦会議をしている最中でもね。オレがこのボタンをひと押しすれば、キミは人前で盛大に腰を跳ね上げ、甘い声を漏らしてメスのようにイキ狂うことしかできなくなる。……どうだい? 非常にスリリングで、素晴らしい『管理システム』だと思わないか?」 その言葉は、マイトの背徳感と征服欲をこれ以上ないほどに刺激した。 いつスイッチが入れられるかという恐怖と期待、そして主人の気まぐれひとつで頭を真っ白にさせられる極限状態。 「いつでも、どこでも……俺を、アンタが勝手にコントロールできるってわけだ……っ」 荒い息を整えながら、わずかに思案するような素振りを見せたのはほんの数秒。 やがて、その潤んだ青い瞳にギラギラとした野獣のような、そしてどこか嬉しそうなどす黒い光が宿る。 「……なぁ、ディアス」 「なんだい? 拒絶でもするつもりかい? 君が嫌なら外してやろうか」 「いや。断らねえし、めちゃくちゃ面白れぇじゃねぇか!」 マイトはベッドから上半身を起こし、その細い腕でディアスの首にしがみつくと、興奮を隠しきれない様子で声を弾ませた。 「むしろ最高だぜ、それ! いつスイッチ入れられるかビクビクしながら仕事するなんて、スリル満点でゾクゾクするじゃねぇか! ……なぁ、今すぐ試してくれよ。いつでも好きなときに俺をイカせてくれ!」 完全に調教の首輪を自ら進んで受け入れ、むしろそれを楽しもうとするマイトの突き抜けた様子に、ディアスは思わず小さく吹き出した。 「ふっ……本当に、救いようのない馬鹿犬だね。この間簡単に受け入れるなと言ったのに。いいだろう。快感漬けの日常を、これからたっぷり味あわせてあげるよ」 「べつに、加虐じゃねえだろ、きもちよくするわけだし」 ディアスが手元の端末のボタンを軽くタップすると、仕込まれたファイバーから微弱な電流パルスが直接神経をスパークさせた。 「ッ、アッ、うっ……!? あ、ぁ……くッッ!! おかしくなる……っ!」 予兆のない極上の快感に、マイトは頭を真っ白に染め上げ、甘い嬌声を上げてシーツの上で全身を激しく反らせた。 どこにいても、何をしていても、身体の芯から主人に支配され狂わされる――マイトにとってこれ以上ない最高のご褒美だと感じていた。 ブラック・シールド旗艦、広大なクルーラウンジ。 マイトは部下である数名の船員たちとドリンクを囲みながら、いつものように豪快に笑い声を上げて談笑していた。 「だからよ、あのときの警察の野郎どもの顔といったら最高だったぜ! まるでウジ虫でも踏みつぶしたような顔しやがってよ!」 「さすが副官、やりすぎっすよ! でも最高にスカッとしました!」 船員たちがケラケラと笑う中、マイトは腕を組み、頼もしい副官としての笑みを浮かべて部下たちの言葉に頷いていた。――一見すると、どこからどう見てもいつもの元気な暴れん坊のままだ。 だが、その様子を最高司令室の大型モニターでじっと観察していたディアスは、美しく整った唇に、ふっと底意地の悪くも艶やかな笑みを浮かべた。 相変わらず、楽しそうな顔をしているね。だが――。 ディアスは手元にある小型端末に目を落とし、マイトの尿道の奥深く、前立腺の急所を直接刺激するように設定されたボタンを、ゆっくりと、しかし容赦なく押し込んだ。 「……っ」 ラウンジの中心で笑っていたマイトの身体が、一瞬、ぴくりと硬直した。 微弱でありながらも神経を直接焼き尽くすような電磁パルスが、ファイバーを通じて体内の粘膜を容赦なくスパークさせる。 予兆なく突き上げられた激しい快感に、マイトの脳髄が真っ白に溶かされる。下半身の奥底が熱く疼き、とろけるような蜜が漏れ出す感覚に足の力が抜けかけたが、マイトはプロとしての意地と、何より「ここで絶対に主人の期待を裏切りたくない」という歪んだ征服欲で、必死に表情筋を固定した。 顔を赤く染め、瞳をわずかに潤ませながらも、マイトはあくまで自然を装い、何食わぬ顔で部下へと笑いかける。 「……でさ、次の宙域のターゲットなんだが、あそこの警備は少し厚いから、お前らは油断するなよ?」 「はっ! 了解っす、副官! ……あれ、副官? なんか顔が赤くありませんか?」 「あ、ああ? ……気のせいだ、寝不足かもしれねえ、気にするな」 掠れかけた声を必死に押し殺し、マイトは強がりな笑みを貼り付けたまま会話を続けようとする。しかし、その足元はすでにガクガクと震え、立っているのが奇跡のような状態だった。 司令室のモニター越しにその一部始終を眺めていたディアスは、部下の前で必死に耐え、内側から調教されていく愛犬の姿に、たまらないほどの愛おしさと黒い歓喜を覚えていた。 皆の前で、よくそこまで耐えられるものだね。だが、そろそろ限界だろう? ディアスはさらに意地悪く、端末の出力を一段階引き上げた。 「っ……ぁっ……!?」 頭のてっぺんまで快感が突き抜け、マイトはついに言葉を紡ぐことができなくなった。 これ以上は部下にもバレる――そう本能で察知したマイトは、青い瞳を潤ませながら、苦し紛れに部下たちへ手をひらひらと振った。 「す、すまねぇ……! ちょっと、急用を思い出したわ! あとは任せた……!」 「えっ、副官!? お疲れ様です……って、うわ、すごい勢いで走っていきますね……?」 部下たちがキョトンと見送る中、マイトは限界を迎えた下半身を押さえ、必死の形相でラウンジを飛び出した。しかし、艦内の通路を曲がった直後、強烈な快感の波に足のつがいが完全に外れ、マイトの身体は耐えきれずに通路の隅へと崩れ落ちるように蹲った。 「ッンン、はぁっ……ッ、くぅ……! ディアス、この……っ、意地悪が……っ!」 壁に両手を突き、甘く艶やかな嬌声をこぼしながら、マイトは震える身体を小さく丸める。人前では決して見せられない、主人の掌の上でとけきったその惨めで美しい姿を、司令室のカメラは余すことなく捉えていた。 モニターの向こうで、ディアスは満足げに愛しい狂犬の悶える姿を心ゆくまで楽しく眺め続けていた。

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