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尿道管理

ホログラム映し出された通路の隅。 マイトは壁に両手をつき、ガクガクと震える膝を抱えて、その場に崩れ落ちるように蹲っていた。体内に仕込まれた細いファイバーが、彼の全神経を主人の手元へと直結させている。 そろそろ、いい頃合いだね。 玉座のようなアームチェアに深く腰掛けたディアスは、手元の端末の画面に視線を落とした。 そこには、愛犬の身体が快感に屈していくリアルタイムの数値と映像が浮かび上がっている。ディアスは迷うことなく、その出力を最大値である最高値へと引き上げた。 「――っッあ、ゥ、あぁああっ……!!」 瞬間、仕込まれたファイバーから脳髄まで焼き焦がすような最強の電磁パルスが解き放たれる。 自分の意志など木端微塵に粉砕され、内部の敏感な粘膜を暴力的な快感が何度も何度も打ち据えた。 マイトの口からは、命令を無視して甘ったるく淫らな嬌声が漏れ続ける。 視界が揺らぎ思考回路は完全にショートして、ただ残酷な快楽の津波に溺れて身悶えするしかできなかった。 「はぁっ、ンンッ、はぁっ……っ、い、いや……っ、ッと、とけちま、あっ、ディアス、もう、ゆるし、て……っ!」 自分の名前を泣きながら呼び、許しを乞う愛犬の惨めな姿。 それをアームチェアの特等席から、ディアスはホログラム越しに愛しそうに、そして底意地の悪い歓喜に満ちた瞳で見つめていた。 これほどまでに自分なしでは生きられない身体になり果て、自分の手の中だけで狂っている。 その絶対的な支配の証こそが、ディアスにとって何よりも甘美な栄養だった。 満足するまでその悶える姿を瞳に焼き付けたディアスは、ゆったりと席を立ち、愛犬を迎えにいくべく最高部屋を後にした。 数分後。 静まり返った艦内の通路の隅に、足音もなくディアスが姿を現した。 そこには、過剰な快感のせいで瞳を潤ませ、荒い息を吐きながら床に這いつくばるように崩れ落ちているマイトの姿があった。 「……こんなところで、どうしたんだい? マイト」 まるで道端で拾った手のかかる子犬にでも話しかけるような、優しく、どこか甘やかすような響きを含んだ声。 その聞き慣れた低音にハッと気づいたマイトが、焦点の定まらない潤んだ青い瞳をよろよろと上げた。 「ディ、アス……っ……、おま……、わざと、あ、さ、最大にしやがって……っ!」 悔し涙と快感の余韻でぐしゃぐしゃになった顔で睨みつけてくるマイトに対し、ディアスはどこまでも慈愛に満ちた美しい笑みを浮かべて、その場で膝をついた。 「なにを言うんだい。皆の前で立派に振る舞っていたご褒美だよ。気に入らなかったかな。……それに、こんな無様な姿を晒して、誰かに見られたらどうするつもりだったんだい?」 ディアスはそっと冷やりとした指先を伸ばし、マイトの汗ばんだ金髪を優しくすくい上げるように撫で、赤く染まった頬を愛おしそうに包み込んだ。 その表情には、ただ愛おしい恋人を慈しむような、とびきり甘い優しさが満ちている。 「ほら、立てるかい? ……オレの可愛いマイト」 「……っ、うっせぇ……だ、れのせいだと思ってやがる……っ」 文句を言いながらも、マイトは差し出されたディアスの冷たい手に縋りつくようにしがみつき、ガクガクとふらつく足取りでどうにか立ち上がった。 「君も、楽しんでたくせに」 ディアスはもう二度と逃がさないと言わばかりにその腰をしっかりと支え、わかっているよと、楽しげに低く笑う。 「さあ、部屋へ帰ろう。……今夜は、君が気絶するまでたっぷり甘やかしてあげるからね」 甘い優しさと容赦ない支配が入り混じった主人の腕の中に包まれながら、マイトは蕩けた笑みを浮かべ、その胸元へと深く顔をうずめるのだった。

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