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第2話 エピローグの後の話 02*
バーの二階にある簡易ホテル。数え切れないほど使用してきたその一室に、ユオシェンはシイナをいそいそと運び入れていた。
シイナの目は閉じてはいないものの意識はほとんどないようで、時折、不思議そうなうめき声を漏らしてはいたが、その体が抵抗の意思をもって動くことは一切なかった。
幼い子供のような無防備な姿を晒す恋人に、ユオシェンの中に愛しさが込み上げる。今からそんな彼に無体を働くのだと思うと多少の罪悪感はあったが、興奮の方がそれに勝っていた。
ユオシェンは体と足を使ってドアを開けると、部屋の中へと体を滑り込ませ、腕の中のシイナを椅子へとそっと座らせた。
当然、意識が混濁しているシイナがうまく椅子に座り続けられるわけもなく、彼の体は前のめりに倒れていきそうになる。ユオシェンは『そういう』用途で使われることの多いこの部屋に備え付けられている長いベルトで、彼の胸の下を椅子の背もたれに固定し、なんとかシイナは椅子に座り続ける姿勢の維持に成功した。
「されるがままのダーリン、かわいい……♡」
普段はマゾ気質で虐げられることに快感を抱いているユオシェンだったが、今日ばかりは己の支配者の無抵抗な姿にゾクゾクとした背徳感を覚えていた。
ユオシェンはアルコールで赤くなったシイナの顔に何度かキスをすると、彼の前方にサイドテーブルを引きずってきてカメラを固定し、スイッチを入れた。
画質の悪い画面にシイナの全身が映っていることを確認すると、ユオシェンはそそくさとシイナの隣へと移動して、彼の耳元で囁いた。
「ダーリン♡ 今から俺が言うこと、そのまま繰り返してね♡」
「ん……ユオシェン……? なんで、そんなことぉ……?」
「理由なんてどうでもいいでしょ? 俺の言葉をただ繰り返すだけでいいから。ね?」
「んん……」
シイナの耳を軽く食み、そのままユオシェンはボソボソと耳元で囁く。シイナはカメラに向かってその内容を復唱し始めた。
「おれは、いまから……愛するハニーに、ぎゃくレイプ……されます……」
「そうそう。ほら、手でピース作って、続けて♡」
「これは、おれへのおしおきなので……なんにも抵抗せずに……きもちよく、させられるとこ……見ててください……?」
「よく言えました。はい、ご褒美のちゅーっ♡」
「ん、んむっ……」
覗き込むようにキスをすると、シイナは素直にそれに応えてきた。その目は気持ちよさそうに細められており、瞳をゆらゆらと揺らしながらも目の前のユオシェンへの愛しさは確かにそこに宿っているように見えた。
快楽のスイッチを押し込むかのごときゆったりとしたキスを終え、ユオシェンはシイナの足元に跪く。そして、彼のスラックスの前を開けると、そこから性器を露出させた。
「でっか……勃起してないシイナのちんちん、初めて見たかも」
いつも目にするときはすでに臨戦態勢であるそれを前に、ユオシェンは素直な感想を口にする。触れるほどの距離で喋られたせいで吐息がかかったのか、シイナの口から艶めかしい声が僅かに漏れた。
「ン、ぅっ……」
「……へぇ、シイナって我慢してないとちんちん苛められて喘いじゃうんだ。これ以上、可愛くなっちゃってどうするの? もっと苛めたくなっちゃうじゃん」
「ンッ、っ、あっ…………」
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