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第9話 来客なんて聞いてない! 04*

 ナニを、とは言わなかったが、全てを見透かしている口調でそう問われ、ユオシェンは完全に動きを止める。 「ユオシェン~……?」  圧をかけるように軽く睨んでくるシイナに、ユオシェンは思わず弁明を喚いていた。 「ち、違うんだよ! これはわざとじゃなくってぇ……、まさかシイナがお客さん連れてくるなんて思わなかったの! つまりシイナが悪い! 俺は悪くないし!」 「言い分はそれだけでいいか?」 「うぅ……」  羞恥と気まずさでユオシェンは深く俯いた後、バッと顔を上げて理不尽な怒りをシイナにぶつけた。 「シイナのバカっ! 俺、もう部屋戻るから! ばーかっ!」  幼い子供でもなかなかしない苦し紛れの捨て台詞を吐き、ユオシェンは寝室へと逃げ去っていく。  ひどい、ひどいっ! 俺、そこまで責められるほど悪いことしてないのに! そりゃあ、もうちょっと上手くやる方法はあったかもしれないけど、事故みたいなもんじゃん!  寝室に鍵をかけ、ベッドでシーツにくるまって籠城する。十分ほど経った後、玄関のドアが開いて閉じる音がして、ほどなくして寝室のドアがコンコンと叩かれた。 「ユオシェン~? 拗ねてないでここを開けてくれないか? 察せなかったのは悪かったから」 「……ホントにそうだよ。ダーリンならハニーのピンチを助けるべきだったよね?」 「はいはい、悪かったって。ダーリンの帰りが待ちきれずに、一人でシてた可愛いハニーの顔を俺に見せてくれないか? 今日はもう仕事はないし、夜まで付き合えるぞ?」 「……ふーん?」  ユオシェンはわざとそっけない返事をしながらも、ほんのりと上機嫌な足取りでドアへと向かい、ドアノブを握って薄く押し開けた。 「欲求不満な俺を満足させるまで許してあげないから」 「ハハ、毎回先に気絶するくせに強気じゃないか」  挑発的な目で見上げたユオシェンをシイナは抱き寄せると、噛みつくような乱暴なキスを彼に与える。 「んっ……ふ、ぅ、むっ………♡」  ユオシェンもそれを甘んじて受け入れ、目を細めてされるがままに蹂躙を楽しむ。  いつもであればこのままベッドへと押し倒されるところであったが、その直前、すっかり忘れていたイレギュラーがユオシェンの内側で蠢き始めた。 「んン”っ!?♡ ん、ぅ、アッ、あ♡♡」  急に腰砕けになったユオシェンの体をシイナは慌てて抱き留める。ユオシェンは目を白黒とさせながら、突然の玩具の刺激に甘い声を出し続けた。 「あーっ、すご、うァ♡ んっ、ひ、イッ♡♡♡」 「ダーリンが目の前に居るのに玩具でイキ狂うなんて、悪いハニーだな?」 「ご、ごめんなさっ……♡♡ あァっ、アッ♡ ッ、い”ぎっ……♡♡」  シイナはユオシェンの首筋に噛みつき、快楽で悶える体を力尽くで押さえ込む。行き場のなくなった快楽の波になすすべもなく晒され、ユオシェンは抱きしめられたままただガクガクと体を震わせた。

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