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第67話 レオンの痣 ⑥
「シリエル……?」
「嫌だ……っ! レオンと……もっと触れ合いたい! おしまいにするなんて嫌だ……っ」
自分でも驚くくらい、子供みたいに我儘な声が出た。
レオンの熱を帯びた視線、初めての身体の疼きやオメガとしての本能が、そして何より僕の心が、「もっとレオンを感じたい」と激しく叫んでいた。
涙目を浮かべて離れようとしない僕を見て、レオンの琥珀色の瞳がハッと大きく見開かれた。
やがてレオンは参ったように小さく息を吐くと、僕の頬を両手で優しく包み込んだ。
「……本当に、我儘な可愛いお姫様だな」
そう呟くレオンの顔には、我慢しきれないほどの愛おしさが溢れていた。
「痛くはしない。……こうして、擦り合わせるだけにしよう」
そう言って、レオンは僕の太ももを両手で閉じさせ、その内側へ自分の硬くそり返った楔をゆっくり挟み込んだ。
「あ……っ」
レオンの肌の熱さと、硬く反応している楔が太ももの間に滑り込んでくる感覚に、それだけで背筋がゾクゾクと痺れた。
レオンが腰をゆっくりと揺らし、互いの熱を擦り合わせるたび、蜜壺から甘い蜜が溢れ出て太ももを濡らしていく。
「んっ……ふぁ、あ、レオン……っ!」
「シリエル……好きだ、愛してる……」
密着した身体から伝わるお互いの体温と鼓動。
互いの楔から流れ出る愛液が混ざり裏筋が擦れ合い、快楽が波のように押し寄せる。
「あ、ああっ……気持ち……いい……」
双丘とレオンの楔の付け根がぶつかり合う音が部屋に響き、身体が揺さぶられる。
見上げると快楽に歪むレオンがいた。
愛おしさが胸の奥で弾けた。
「レオン……挿れ……て……おね、が……アアッ!」
言い終わらないうちに、レオンの律動が大きくなる。
「ダメ、そんなに……した、ら……あああッ!」
大きな波が身体の奥から押し寄せてくるのがわかった。
この波に飲み込まれてしまったら、もう後戻りができない。快楽の波から這い上がることはできない。
ベッドがギシギシと軋む。
「レオンッ……ダメ……イク……イっちゃ……アッ、ああ……あああぁぁぁ——ッ!」
腹の上に白濁とした蜜が飛び散りる。だがまだレオンの律動は終わらない。
達したばかりの楔が擦られ続け、止まらない快楽が押し寄せる。
「ダメ……ダメ……また、また……きちゃ、う……」
逃げ場を求める悦楽から逃れようと、体をよじるろうとるが、レオンに押さえつけられた両足はびくともせず、さらに硬く閉じさせられる。
「シリエル……一緒に、イこう……」
額に口付けをされ、律動がさらに速くなった。
「ダメ……っ、あ、あ、あッ、——っ! ふああああ……ッ!」
再び蜜が腹の上に飛び散り、
「ッツ!」
遅れてレオンの精が放たれた。
「シリエル、愛してる……」
「僕も、愛してる……」
再び重ねられた深い口づけの中で、僕の意識は快楽の海の底に沈んでいった。
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