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第四話

葡萄月二十日(月の日)  多忙な月の日であるが、時間を捻出して王子の調教を行った。  兵士たちに乳首を舐らせつつ、王子のアナルをほぐしてゆく。射精が近くなるように感じるかららしい。前立腺を弄られることに悦んでいる素振りを見せるようになってきた。だが、私としては乳首で射精に導きたい。ほどほどのところで愛撫を止め、私兵のひとりと位置を変わる。ねっとりと乳首を舐ってやり続けていると、腰をびくりと跳ねさせた王子が、私の目の前で初めての射精に至ったではないか。  あとはアナルの躾だけだ。  褒美にキスをしてやると、嬉しそうに私の口唇を貪る。私とのキスは変わらず好きなようだ。  今日の食事はスープを四杯に、エッグマフィンを二個とホットドックが一本。  射精に至れたことですっきりしたようだ。いつもよりも食欲が旺盛な王子を見ているのは悪い気がしない。明日もたっぷり可愛がってやろう。 葡萄月二十一日(炎の日)  今日はアナルを舐ってやることにした。  挿入に程良い脱力感を覚えてもら為だ。  私兵に乳首を嬲ってやらせつつ、王子の脚を開かせる。双丘を割って露わとなったアナルに口付けると、あう。と、可愛らしい声を上げる。大分アナルを刺激されることに慣れてきたのだろう。吸ったり舐めたりしてやっている内に、あっあっと短く喘ぎ声を上げるようになった。  充分に舐ってやったあとは、指で前立腺を刺激してやる。今日で五日になるからか、大分快感を覚えるようになってきた。男性器を濡らしてはあはあと息を荒らげている王子は、どんな女性よりも美しい。  仕上げは乳首での射精だ。兵士たちに乳首を舐られながら達した王子に、私はご褒美としてキスをしてやった。キスはもう手慣れたもので、積極的に私の口の中に舌を挿し入れてくる。  息を荒くして私と舌を絡め合う王子が可愛くて仕方がない。  早く彼を抱けるようになりたいものだ。  今日の食事はスープを四杯に、サンドイッチが二切れ。  何か食べたいものはあるかと尋ねると、フルーツが食べたいとのこと。明日はデザートを用意してやろう。 葡萄月二十二日(水の日)  頼んでいた張型三種が届く。  ひとつは私の指三本ぐらいの太さ。ひとつはそれよりも一回り太い。もうひとつは平均的な男性器の太さだ。  今日は一番細い張型を使った。きちんと射精出来るようになったからか。心なしか王子の調教への積極性が増してきたような気がする。自ら尻を差し出すようになった彼に、私は舌や指でじっくりと時間をかけてアナルをほぐしていってやった。  いよいよ張型をアナルに挿入する。  今日の目的は胎道の場所を探ることだ。張型をゆっくりと出し入れしながら探してゆく。程なくして感じる違和感。前立腺の直ぐ奥に窪みのようなものがある。もしやと思いながら挿入してみると、するりと入り込んでいくではないか。  流石に自身の秘密にかかわる場所だけあって、王子はかなり嫌がる様子をみせたが、それで止まるようであればそもそも調教に手を付けたりはしていない。構わずに挿入を続ける。  張型を前後に出し入れしてゆくと、どうやら胎道は感じ易い場所でもあるようだ。あっあっと気持ち良さそうに王子が声を上げ始めた。  気持ち良いと感じているものを止める道理もない。私はじっくり胎道を張型で責めてやった。とろりと染み出る精液が、彼が感じている快感を伝えてくるようだ。時々キスをしてやれば、一も二もなくむしゃぶりついてくる。私は彼の胎道に張型を挿し入れ続けた。  三十分ほど続けると、ついにオーガズムに至ったようだ。感極まった様子で射精をした王子に、私はご褒美のキスをしてやった。  明日から段階的に張型の大きさを変えてゆこう。  今日の食事はスープを二杯に、サンドイッチが三切れ。そしてオレンジ半切れとイチゴを五粒だった。  自ら求めただけあって、フルーツを食べる時に嬉しそうに笑っていた。笑顔のある食事はいい。 葡萄月二十三日(風の日)  一回り太い張型を使っての調教。  コツを掴んだのだろう。乳首で射精に至った王子は、更に張型でも射精に至った。  こうなると早く私の男性器で射精に導きたくて仕方がない。だが、平均的な男性器よりも太い私の男性器を王子のアナルに挿入するのはまだ無理だろう。とはいえ、アナルにはまだ余裕がありそうだ。明日は平均的なサイズの張型を試してみることにしよう。  しかしニップルリングは王子に良く似合っている。特注のペニスリングを嵌める日が愉しみで仕方がない。  今日の食事はクラムチャウダーが二杯に、パニーニが二切れ。そしてバナナを二本とイチゴを五粒。  明日はビシソワーズが飲みたいそうだ。珍しく自らリクエストしてきた王子に、私が逆らえる筈もない。しっかり用意してみせよう。 葡萄月二十四日(星の日)  私と性行為をすることについて王子にどう考えているか訊いてみたところ、それなら嬉しいとの返事。思いがけない返事に私の胸は弾んだが、よくよく聞いてみると、躾が終わったのちに売り飛ばされると思ってたからであるようだ。  確かに、性質の悪い連中と比べるのであれば、私の方がマシに決まっている。私は軽い失望を覚えたが、王子は私の好意を認めてくれているらしい。最初は嫌だったけどと前置きして、今はあなたを信頼し始めていると告白してきた。  好かれていようがいまいが、私は一生王子を飼うつもりでいるが、好意を寄せてもらえるのであればそれに越したことはない。  なるべく好いてもらえるよう努力すると告げる。  一番太い張型は、思った以上にスムーズに王子のアナルに入った。少々苦し気な様子ではあったが、慣れればまた違うはずだ。私はなるべく王子に負担をかけないように胎道を責めた。少し苦しいけれども、でも気持ちいい。とは王子の言葉だ。  射精は乳首でさせた。  射精をさせているからか。最近の王子は、色気が増してきたように思える。私の気の所為だろうか?  今日の食事はビシソワーズ二杯に、サラダを巻いたクレープが二枚。そしてブドウとイチゴをそれぞれ五粒ずつ。  明日の食事のリクエストはなし。いつも通りでいいそうだ。それはそれで寂しくもある。 葡萄月二十五日(大地の日)  気付けば王子が我が館に来てから二十日が経った。  手入れや寝る時は下ろしているとはいえ、毎日吊るされ続けているのである。余計な傷が王子の肌に残りはしないかと冷や冷やする。  調教に対する態度も積極的であるし、もう吊るすのは止めてもいいのではなかろうか。  明日からは足枷と手枷だけで過ごさせることにしよう。  調教に関しては昨日と同じく一番太い張型を使用した。あと三日は同じメニューが続くことだろう。  それが終われば本番だ。  嗚呼、早く王子を抱きたい。王子の胎道に私の精子を注ぎたい。  私の欲望の行き付く先を知ってか知らずか。ご褒美のキスを王子は嬉しそうに貪っていた。  今日の食事はスープが三杯に、パンが五切れ。  久しぶりのパンは美味しく感じられたようだ。あまり偏ったメニューも良くないな。気を付けることにしよう。 葡萄月二十六日(安息日)  待ちに待った安息日だ。  私は手ずから王子の手入れをしてやった。日頃の手入れでは乳首やアナルにオイルを塗られても気にならないそうだが、私に手入れをされる時は気になるようだ。恥ずかしそうに私を見詰めながらマッサージを受けている王子に、悦ばせたいという気持ちが湧いてくる。  じっくりと時間をかけて乳首とアナルにオイルを塗り込み、ついでと張型で胎道を責めてやる。  こうなると、最早、手入れが調教のようなものだ。  アナルで二度ほど達した王子に今日の調教をどうするかと尋ねると、意外そうに目を瞠っていた。やられて当然だと思っていたようである。  私の目的は王子の身体を自分好みに躾けることにあり、その目的は既に達したようなものだと伝える。それでここに来た当初の自分を思い出したようだ。気恥ずかしそうに、僕の身体はあなたに作り変えられてしまった。などと口にし出した。  嗚呼、なんて可愛らしい方なのだ。  早く王子を孕ませたい。  今日の食事はコーンスープが二杯に、サンドイッチが四切れ。そしてバナナを一本に、イチゴを五粒。  明日はアイスクリームでも食べさせてみようか。私は王子が喜ぶ顔が見たいのだ。

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