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真夜中の弊害 7

この貴族だらけの学園において庶民出身者で、編入生というだけでも話題になるのは当然だ。 リウムは人を惹きつけて然るべきというような見目のようだし、彼と話したそうな生徒は山のようにいることだろう。 ローラは少し考えるように眉根を寄せた。 「……お前は…、人に気に入られやすい…そうだろ?」 「まぁ…色んな意味で、そうかもね…」 「さっきも言った通り人の意識エネルギーはかなり強力だ。 誰かに意識をされるとか思考されているという事は、そのエネルギーに晒される事になる。 “想念”は時には確率を著しく狂わせるエネルギーを持っている…」 「想念……?」 「人の想いだ。特に感情の乗った、な。 他人の思考や意識を操作する事はできない。 …だが飛んでくるエネルギーをいちいち受け止めていたら消耗し続けてしまうぞ。そうなれば自分を運営するエネルギーが枯渇して お前の言うように自分が何者かわからなくなっていく」 ローラは足を組み直して、リウムの腹あたりに人差し指を突き刺した。 「いいか?過去も未来も今も決定付けるのは自分でしかない。 占いや預言は補佐的なものだ。自分の意思を決めるのはあくまで自分だ」 リウムは眉を下げて、何故か泣きそうな顔をする。 「でも…今まで自分の意思なんて……」

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