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編入生絡みの騒動 3

叫び散らかしていると、廊下の奥に一際存在感のある生徒の姿を見つけ 二人は真っ先にその男に向かって走って行った。 黒髪で背の高い生徒はどたどたと走ってくる2人に気付くと目を見開いている。 「え、エルたん!ヘルプ!!」 「は…?」 「エルメーザぁぁ!」 ローラとリウムはエルメーザの背後に隠れ、怒りに我を忘れて走ってくる上級生に向かって彼の背中をちょっと押すのだった。 しかし上級生は流石に次期皇帝の前では攻撃をやめ、立ち止まって睨んでくる。 「…一体なんの騒ぎだ?」 「っ…そいつらが……!」 上級生はリウムを指差すが、彼はエルメーザの背中に張り付いたまま首を横に振った。 「いいのか?この場合不利になるのはお前だぞ」 ローラがすかさず口を挟むと、上級生は舌打ちをして 悔しそうに両手を握り締めながら後退り、そのまま走り去ってしまった。 恐らくエルメーザがやばいほど鋭い視線を浴びせていたのだろう。 「はぁぁ…助かったぁ…」 「本当にな…次期皇帝シールドのおかげだ」 「一体どうしたというんだ…」 エルメーザは振り返ると、床にへたり込んでいるリウムに眉根を寄せている。 「リウム…その服はどうした」 彼の言葉に、リウムは乱れていた衣服を慌てて掴んで見えていた肌を隠している。

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