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何かが起こる日 3

会場から遠ざかるように学園内を小走りに進み、階段を駆け上がって先程の渡り廊下までやってくる。 当然そこにはもうレンシアの姿は無かったが、ローラはさっき彼が立っていた位置と同じ位置に立ってそこからの景色を見下ろした。 「……ッ…」 急に頭痛が走り、ローラは片手で頭を抑える。 鋭く、針で刺されたみたいな痛みだった。 何かを考える前に頭の中に情報が雪崩れ込んできて、視界が閉ざされ “別の景色“が見え始める。 大勢の人間が倒れ血を流している 誰かが処刑台へとあがる 沢山の罵声と叫び声 笑い声 それは勝ち誇ったような “手に入った”“遂に” 「……救われた……、世界が……魔法は……」 誰かが泣いている “魔法は行き過ぎた力だったんだ” 「……君!どうしたの!?」 急にハッキリとした“現実の声”が飛び込んできて、ローラは息を吐き出しながら目を見開いた。 ありえないくらい床が近くて、全身に嫌な汗を感じながらも変な呼吸を繰り返している自分に気が付き ローラは震えながら顔を上げた。

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