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何かが起こる日 4
「具合でも悪いの?まさかお酒飲んだとかじゃないよね…」
ローラの背中に触れながら心配そうに目を細めて声をかけている男がいる。
視界が少しチカチカとなっていて、ローラはその顔をあんまり上手く認識できないまま細く息を吐き出していた。
意識を取り戻さなければと葛藤する一方で、
チカチカと光る視界はだんだんと見えているものを曖昧にしていく。
男の輪郭がぼやけてぐちゃぐちゃになりかけて、ローラは怯えながらも無我夢中で手を伸ばして何かを掴んだ。
「……逃げるな……」
「…え?」
「逃げていい時と……逃げてはダメな時を見極めろ……
だがいずれは立ち向かわなくてはならなくなる…」
「何言って……」
倒れそうになる身体をどうにか引き上げようと争いながら、手に触れているものを引き寄せて
ぐちゃぐちゃになっている視界の中、ハッキリと見える琥珀色の瞳を捉えた。
そこに顔を近付ける。
「逃げるな!ハートン・ウィリンス……!」
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