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皇帝家にて 2

「励んでいるか?ディアダーザ、テューシーザ」 「はい!」 「……」 次男のディアダーザは10歳で、利発そうに背筋を伸ばしキラキラとした眼差しを向けてくる。 末のテューシーザはどこか恥ずかしそうに、ディアダーザの背中に隠れるようにしてもじもじとしていた。 「エルメーザの弟くん達?超可愛いじゃん!めっちゃエルメーザに似てるー」 「……う…誰?」 「新しい婚約者のリウムだ」 「…………」 「…………」 エルメーザがリウムを軽く紹介すると、弟2人はリウムをじっと見つめている。 「えー…私はレンシアが良かったなぁ〜…」 「ぼ…僕も…」 弟達は事の詳細は聞かされていないのだろう。 子どもというのは正直なようで、レンシアによく懐いていた弟達は不満の声を溢している。 リウムは苦笑しながら弟達と目を合わせるようにしゃがみ込んだ。 「僕じゃダメかなぁ?」 「………」 「………」 金色の瞳を輝かせ、首を傾けているリウムの顔を弟達はガン見して 暫く3人は膠着状態であった。 やがて弟達は何故か顔を赤らめながら目を逸らしている。 「……ダメ、ではないケド……?」 「う…うん……」 「…っ…ありがとう…仲良くしてくれると嬉しいな…!」 リウムは片手で口を塞いで肩を震わせながら2人の頭を順番に撫でてやっているのだった。 「あー…おもしろ…っ…中身もエルメーザと似てるっていうか…っ」 「どういう意味だ?」 「別にー」 ずっとくすくすと笑っているリウムだったが、多分馬鹿にされているのだろうなと思いながらもエルメーザはため息一個で許してやる事にした。 何故だかリウムに対してはあんまり怒る気になれないのだが、 彼は誰であってもそんなような空気に変えてしまうような所があった。 エルメーザの叔父であるローザレックもまさにそのようで、リウムに対して一目置いており この婚約も叔父の勧めで早急に執り行われているのだ。

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