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想っているだけで… 3
リウムにとっては良い思い出で、思い出の中のレンシアは仲のいい友達だったのだろうか。
だからレンシアに意地悪をされていても、リウムは否定しているのだろうか。
様々な考えが過って、エルメーザはまた分からなくなってきて
だけどどうしようもなく、何かしたいような気になってしまっていた。
なのでとりあえず椅子から立ち上がってリウムの元へとのこのこと歩いて行って、彼を見下ろすのだった。
「なぁに?」
リウムはエルメーザを見上げるとくすくすと笑っている。
手が届くくらい近くに来てもどうすればいいのか、そして自分がどうしたいのか分からずエルメーザは彼をじっと見下ろし続けてしまうのだった。
するとリウムは起き上がって、エルメーザの腕を引っ張ってベッドに座るように促してくる。
「何を考えてるの?教えてくれないと怖いんですけどー」
冗談っぽく言いながらもリウムは、促されるままベッドに腰を落としたエルメーザに顔を近付けてくる。
「……分からない…」
「んん?どういうこと?」
リウムは困ったように眉を下げている。
自分が何を考えているか、そんなの自分が聞きたいくらいで
エルメーザは返答に困ってしまうのだった。
「…エルメーザは…先輩の方が良かった?」
「……私が決める事ではない…」
「んー…そうじゃなくってぇ…
エルメーザが、どうしたいのかを知りたいんだよー」
自分がどうしたいか。
考えた事もなくて、エルメーザはため息を溢しリウムから目を逸らしてしまった。
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