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悪いこと 4

「…ねえ…セックスがなにかくらいわかってるよね?」 「まぁ…?」 リウムは起き上がると再びエルメーザに顔を近付けてくる。 「じゃあ最初はどうするの?」 「最初??」 「キス派?手繋ぐ派?ハグ派?」 「????」 またもやリウムの問いはエルメーザにとっては意味不明で戸惑ってしまった。 すると、嘘でしょ、とリウムは呆れたように頭を抱えている。 「今までどうしてたの!?」 「どう…って…いつもレンシアが来て…勝手に何か……」 エルメーザが何もせずともレンシアがどうにかこうにかして、どうにかなっていたので 詳細に思い出せず腕を組んだまま少し思考した。 とりあえず早く終わらせなければと意識を集中していた記憶しかない。 「………は??待って?先輩に全部やってもらってたって事?」 「そう…なるのかもしれないな……」 すぐ終わりますから、とレンシアが一方的に動いていた気がしたのだが 目をまん丸にしたまま呆れたように口を開いているリウムの様子を見るにあまり良くなかったのかもしれない。 「まず…いのか…?」 恐々と聞くと、リウムはエルメーザの両肩に手を置いて深いため息を溢している。 「エルメーザ……それって想像以上の最低かも…」 「…最低………!?」 そんなことは今まで言われたことがなくて衝撃を受けてしまう。 「いい?セックスっていうのはね?愛し合うって言ったりするんだよ??」 「あいしあう…」 「つまり、本来はちゅきちゅきが行き過ぎて頭がバグって編み出されたキモい行為なわけ!」 「ちゅき……?」 「だから本当はしなくてもいいのにしちゃうことなわけ! やっちゃいけなくてもやっちゃうわけ! 義務っていうのがそもそもおかしいの!」 両肩を掴む手に力を込められながら子どもを諭すように、尚且つ真剣すぎる目で睨まれてしまい エルメーザは呆然と頷いた。 「もぉー!全然分かってないじゃん! それでも男の子なの!?スカイ・エルメーザ!!」 「す…すまない……」 リウムに怒られてしまいエルメーザは反射的に謝ってしまった。

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