64 / 69

触ってもいいですか? 1

リウムは、はぁ、と悩ましげな吐息を溢しながら片足をエルメーザの腰の辺りに回して身体を密着させてくる。 「…かわいいな…って思っているコとさぁ…ちゅーしてたら… 勝手に…こうなるわけじゃん……?」 密着した身体はありえないくらい熱を持っていて、それは自分がそうなのか相手がそうなのか分からないくらいだった。 リウムは腰を動かして、エルメーザの腹辺りに何かが押し付けられている。 「こうなったらさぁ……相手の事しか考えられなくなるわけでしょ…」 自分の中心が熱を集めていることにも、目の前にいるリウムの事で頭がいっぱいになりかけていることも全く彼の言う通りで エルメーザは内心驚きながらも、どこか切なげな表情で目を逸らしているリウムに釘付けになってしまっていた。 いつも以上に紅潮した頬に、金色の瞳はどこか潤んでいて、薄桃色に色付いた唇からは透明の雫と熱っぽい吐息が溢れている。 「だめ…って言われても繋がりたく…、なる…でしょ…」 リウムはそう言いながらも、エルメーザの唇に触れて親指で撫で回してくる。 そんな風に触れられると先ほどまでの感覚を思い出してしまって、あんな事をしたのは初めてだったのに もう、またしてみたくなっているのだ。 普通は他人の口の中を舐め回されたら不快極まりないはずなのに、だ。 「リウム……」 エルメーザは唇を撫でられながらもすぐ近くにいる彼を呼んでしまった。 自分でも驚くくらい、必死にも聞こえる声だった。 リウムは自分のシャツをぐい、と引っ張って見上げてくる。 シャツの隙間から鎖骨が見えている。 「エルメーザは……僕に、触りたい…?」 そんな風に聞かれると心臓が騒ぎ出して、服の隙間から見える肌に、 やや紅潮しているその肌に目がいってしまう。 「触りたい…なら…ちゃんと、お願い…して…」 「……お願い…?」 「触ってもいいですか…って、聞くの……」

ともだちにシェアしよう!