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触ってもいいですか? 9

「ん…ねぇ…、いれたい……?」 リウムは片手で焦らすようにエルメーザの中心を撫で付けている。 このどうしようもない熱を発散したいような、まだそうやって触られていたいような。複雑な気持ちだった。 リウムとはまだ婚約の契約をしていない。故に本来はこんなことをする必要はないというのに。 「ちゃんと…言ってくれないとあげないよぅ……?」 甘えるような声で、だけどどこか不安そうに眉を下げて。 それなのに彼の指先はエルメーザの顎の下を撫でて、刺激を欲している中心を緩やかな力でわざとセーブして動かしている。 「………いれたい、です…」 エルメーザは観念して呟いた。 どうせリウムには勝てないような気がずっとしているのだ。 それが、彼が“大天使の生まれ変わり”だからなのかどうかは分からないけど。 「んー、じゃあ…どのくらい、ほしい?」 「どのくらいって……」 既にこんなに誰かに懇願したことがあっただろうか、と言うくらいなのに更に要求されて頭が真っ白になってしまう。 どちらかといえば願われるばかりで、願い事を口にすることすらなかったエルメーザは 不安げな顔をしている割に勝ち誇ったように口元を歪めているリウムを見つめた。 リウムは自らの蕾にエルメーザの中心を導きながらも、入り口でぬるぬると滑らせて弄んでいる。 「…エルメーザは本当にお願いするの苦手なんだねぇ…」 リウムは呆れたように言いながらも緩く腰を動かして、どんどんエルメーザの思考を奪っていくのだ。 「何か欲しい時はぁ…ただ頭の中に思い浮かんだ事を言えばいいんだよ?」 そう言われてもエルメーザの思考はもうほとんど冷静とは言えなかった。 身体が熱くて、疼いていて、刺激が欲しくて勝手に腰が動いていて。 その癖にリウムの金色の瞳から目が逸らせなくて、何故か汗と唾液が溢れてきてしまうのだ。 自分が自分じゃなくなっているみたいで、それは恐怖でもあって。 エルメーザは泣き出しそうになりながら、リウムを見つめた。 「き…君のことしか考えられない……っ…」

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