74 / 92
触ってもいいですか? 11
液体で滑って、ぬちゅぬちゅといやらしい音を立てながら摩擦していくと
そこからなんとも言えない快感が突き抜けていくから。
「ァ…、っ…すごい、えっちな音いっぱいしてる…、ね…」
揺さぶられながらリウムはエルメーザの頭や耳を指先で撫でてくる。
上擦った声がすぐ耳元で聞こえていると頭の中が快楽のことでいっぱいになってしまうのだ。
契約に繋がれて何度もしていたはずの行為なのに、こんなに気持ちよかっただろうか、と。
「…っ、エルメーザ…ぁ…いきそう…?もういっちゃう…?」
「……う、ん…」
「いくときも…ちゃんと、お願いしなきゃだめだよ…?」
以前までは、とにかく早く射精しなければと意識を集中していたくらいだったのに。
今は自分の身体がどうなっているのかもまるで検討がつかなくて、ただただ熱を追うのに必死みたいだった。
あり得ないくらい息が上がって、苦しいはずなのに止められなくて。
「ほら…、どうしたいの…?」
エルメーザは顔を上げてリウムの瞳を見下ろした。
「い…、いっても、いいですか…っ」
今まで感じた事もないくらいの、あり得ない程の射精欲に取り憑かれて懇願していた。
リウムは目を細めて、両掌でエルメーザの顔を包むようにして撫でてくる。
「……いいよ、イっても…」
「っ…」
許可が降りると、エルメーザの思考は弾け飛んでいって
ばちゅ、ばちゅ、と激しく肌を打ち付けるように律動し、そのまま達してしまった。
精を吐き出している間も、かくかくと腰が動いて奥へ押しやるようにしてしまい
真っ白に溶けていた視界も思考も戻ってくる頃には、リウムの金色の瞳に見上げられていた。
「…ッ…は…、ぁ……ー…っ」
全力疾走したくらいの呼吸を吐き出しながら、だらりと唾液が滴り落ちていく。
リウムはエルメーザの頬を両手で撫でながら美しく微笑んでいた。
「あは…契約もしてないのにえっちしちゃったねぇ…」
するりと彼の両手が首の後ろに回って、ぎゅうっと抱き締められる。
エルメーザは弾んだ呼吸を整えるように必死に息を吸いながらも、襲ってくる莫大な苦労と心地よさに翻弄されていた。
いつもだったら終わればさっさとシャワーにでも向かっていたところなのに、汗だくで気持ち悪いはずなのにリウムと肌をくっつけているのがあまりにも心地よくて。
「僕たち…悪い子だよね……?」
それはあまり同意してはいけない事のような気がしたけど、エルメーザは目を細めながらもリウムの身体を抱き締め返すのだった。
ともだちにシェアしよう!

