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お前はどうしたいんだ? 4

「レンシアはすごく…怒っていた……」 「そらそうやろ…誰かが理不尽な目にあっとったら黙ってられへん人やし」 「レンしぃが何かしたとしたら、イオンまで巻き込まないはずだろ」 二人の言葉に、レンシアが真っ先にイオンを気遣っていたことを思い出し エルメーザは小さく唸った。 「……では…一体何が…?」 「原因はわからんがリウムの体質が影響したのかもしれんな…」 「体質…?」 「“あちらの存在”に構われる体質だ」 「…あちらの…存在…?」 ローラはリウムに顔を近付けたりして観察しているようだった。 リウムが以前から何か隠し事をしているらしい事は勘付いていたが、聞いてもはぐらかされるのでエルメーザは諦めていたのだ。 しかし、ローラ達には何か話したりしていたのだろうか。 「…リウムは私には何も話してくれない…レンシアだって…… お前達であれば…違ったのかもしれないな……」 「はぁ?」 レンシアも、長期休み明けで出会った時は以前よりも堂々としていて、凛としていて。 イオンやローラ達にはエルメーザが一切見たことのない自然な笑顔を向けていて。 婚約破棄され、養子となっていた家からも離縁されていたというのに彼の輝きは損なわれるどころか増しているようだった。 それは素直に美しいと思えるくらいだった。 そんなレンシアに、彼らと共にいるからだろうか、とエルメーザは思ってしまったのだ。 自分ではなく、彼らとだったら。 レンシアもリウムも。 自分は、損なわせるばかりで。 そんな風に思うと居た堪れなくて、エルメーザは両手を握りしめた。 「…私にはもう…何が起きているのか…分からない…… 何も出来ない…どうすれば…いいのかも…… 私の所為…なのだろうか……?」 「エルメーザくん…」 弱音なんて吐いていいはずもないのに、つい口から溢れ落ちていってしまう。 何が分からないのかも分からないくらいだった。 出口があるのかどうかも分からない迷路に放り込まれて、ただただ呆然と立ち尽くすしかないような。

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