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全ての魔法使いは、友達のために 3

「相談…?」 「別にどうすべきかってことやなくても… 例えば悲しいとか辛いとか教えてくれたら、一人で抱えんでも済むやん。 ただ気持ちを話すだけで楽になる事もある。もしかしたらこうして説教してくれる奴もおるかもしれんしな。 でもそれが友達ってもんやろ?」 「こんな風に情けない姿を見せても…友達…でいてくれるのか…?」 「なに言うてんの!友達やから弱いとこ見せれるんやん? 情けなくても格好悪くても、そんなんで見捨てたりせえへん 寧ろそういう時こそ助け合うもんやんか!」 「恋人だったら幻滅するかもしれんがなぁ」 「ローラ!」 「ひひ。冗談じゃん」 イヴィトとローラはいつものような漫才を繰り広げていたが、エルメーザはまた何故だか分からないけど泣き出しそうになっていた。 彼らとは友達、のつもりだった。 だがエルメーザはその本当の意味をいまいち理解できていなかったのだ。 皇帝とはこうあるべきとか、情けない姿や弱みを見せてはいけないと言い聞かされていて自分でもそう思っていた。 だけどこんな風に何もできていなくても、彼らの態度は変わらないし 寧ろ導こうとすらしてくれている気がして。 「…さてと。もう一人の凹み散らかしてる奴の所に行くか?」 「そうやね…向こうは逆に早まって変なことしてそうやし…」 二人は、また明日も様子を見にくる、と言って部屋を去っていった。 レンシア達の所にも様子を見に行くのだろう。 エルメーザは再び眠りに落ちているリウムと二人きりになり、もう一度涙を拭っておいた。 イヴィトとローラのいなくなった部屋は余計にシーンとした静寂を感じてしまう。 「死と…お前……」 ローラの授けてくれた“神託”は正直よく意味がわからない事だった。 だけど今考えるべき事は、自分はどうすべきか、なのかもしれないとなんとなく分かりかけて来てもいた。 なんのために、どうすべきか? なんのため、それは……。 「リウム……」

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