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第7話 猫は丸くなるベッドの上

 薄い胸。ツンと尖った感じている乳首。 男だから色っぽい。この平らな胸がいい。  乳首を舌で転がしながら、滑らかな腹に降りていく。身体中どこも綺麗で舐め回してしまう。  綺麗な腹の上に屹立したペニス。 思わず口で愛撫する。蜜のペニスを優しく口に入れる。 「あ、はあ、」  ベッドの上にあぐらをかいて座るリキの股間に 顔を埋めて、そんな事をする蜜。腰が震える。 「リキ、入れて。一つに繋がりたい。」  解して指を入れる。もう準備が出来ている。 対面で膝に乗せて奥まで入れる。  お互いの身体の間に蜜のペニスがトロトロになっている。 「リキに奥まで入れてもらった。はあ、いい。」 「エロいな、おまえ。」 (どこで覚えたんだよ。)  ふと、ジェラシーに襲われる。 「中が絡みつく。締めないで。気持ちいい。」 「リキ、中にちょうだい。」  少し眠ったようだ。身じろぎした蜜に 「蜜は俺で良かったのか?」 「うん、僕、男の人に抱いてもらうのが好きなんだ。リキは僕の大好きなタイプ!」  リキが今まで固く独身を守ってきたのは、自分がゲイだったからだ。  目の前に現れた美少年に理性が吹き飛びそうだ。抱きついてくる柔らかい身体に、また欲情してしまう。 「ニャオーン。」  力丸が遠慮がちにベッドの端に丸くなる。 「猫世界にゲイっていないんだよ。  僕はネコだけど。」  リキはこんな事は初めてだった。 誰かを独り占めしたいという思い。 誰かの過去を知りたいという欲求。  たくさんの音楽を作ってきた。たくさんの歌を歌ってきた。低い声で歌う和製ブルースは唯一無二だと言われてきた。  辛い過去を持つ友を見てきた。場末のスナックの女たち。みんなブルースだった。人の心を歌ってきた。それが今、不安になる。 「俺は未熟者だ。蜜、おまえは誰なんだ?」  猫の力丸がすり寄ってきた。その柔らかい毛並みに癒される。 「俺は、癒される、 なんていう言葉は大嫌いだったのに。」

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