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第27話 リキと蜜と力丸

 今夜はリキに甘えている。 「蜜は大丈夫か? あんなDVD見てしまって。」 「ううん、僕はしょっちゅう、ああいうの撮られてたから。恥ずかしくて、でもこれが普通なのかなって思ってた。  裸で抱っこするのもリキなら嫌じゃないよ。」 それでもリキは蜜を抱く事に抵抗を感じていた。 「嫌なら嫌と言うんだぞ。」  優しく風呂で洗って解す。何だかリキは後ろめたいのだ。小柄だがそれなりにもう大人の身体の蜜を抱く。  タオルで抱き取ってベッドに行く。 首に抱きついて 「リキ、大好きだよ。愛してくれる? 僕の身体がどんなに汚れていても?」  思わず抱きしめて 「蜜は汚れてなんかいないよ。 こんなに綺麗だ。」 (この子の心にこんなに深い傷を負わせたのは あの男か?それともあの母親か?)  許し難い思いに駆られてリキは酒に逃げようとした。猫の力丸が腕に飛びついて酒瓶を落とした。硬いジャックダニエルの瓶は、割れもせずに転がった。 「なんだ力丸、飲んじゃダメか?」 「あはは、力丸は酔っ払いが嫌いなんだよ。 それより僕を優しく抱いてやれ、って言ってる。」 「ああ、そうだな。」  優しいくちづけ。長いまつ毛に涙の雫が光る。 唇でそれを吸う。顔じゅうキス。   少しツンと上を向いた鼻先を啄む。蜜がリキの股間を探る。風呂から出たばかりで素っ裸でくすぐったい。  片手で蜜の尻を掴む。華奢な腰を引き寄せる。 蜜はどんな要求にも応えようとする。  すぐに口で愛撫する。全部食べてしまいたいほど、可愛いのだ。足先を口に含む。 「ひゃあっ、くすぐったい。」  足から上に舌を這わせて敏感な所を後回しにする。 「リキ焦らさないで。早くちょうだい。」  細い指でギュッと掴んでくる。可愛い頭が下に降りてペニスを見つけた。  その綺麗な顔が上下に動く。上手いテクニックにリキは少し悲しくなる。  嫌な男に抱かれた事もあるのだろう。逃げられない時もあったのだろう。  今はリキに守られて安心している。それがリキにも喜びになる。

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