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第29話 朗報

 S会のネット番の組員が発見した。 「かしら、奴ら日本に来てますよ。 大阪にいるようです。  あの猫虐待魔の大家って奴とつるんでた、 オークションの運営と、C国の村のあのガキども一家。それと虐待動画で金儲けしていた村の長。 金一族が、みんな大阪にいます。」  大所帯で日本に逃げて来たらしい。暴力的なネットユーザーから逃げるため,一族総出で日本に来たようだ。 「日本にいるならやりやすい。攫うか?」 「Y組と抗争になりますよ。」  向こうは野合の出来合いのヤクザだ。  S会は金筋の極道だ。古い付き合いの、任侠道を守る仲間は全国にいる。  昨日今日集まった帰化人の集団がY組だった。 九州から広島にかけて勢力を伸ばして来たY組だが、筋の通った組員がどれくらいいるか?  恭司が裏社会を仕切る若いもんに声をかけた。 「叔父貴、そろそろ世代交代です。」  大阪にいる奴らをさらってきた。 でかいトレーラーに乗せて全員連れて来た。北関東の山の中。逃げ場はない。 「会長が顔を見たいとおっしゃってるから、 こっちに来な。」  あの村の長が睨んできた。うるさいC国語でまくし立てる。 「野外スクリーンにアンタたちの売り物を上映するからゆっくり見ておけ。」  手足を拘束されて身動き出来ない村人たちは、みんなネットで有名になった顔ぶれだった。  バカな母親がこの村の長を筆頭に全員の顔写真を上げていた。拡散されてみんながよく知っている狂人村のメンバーだ。  主犯のガキも縛り上げられて転がされている。 美華が通訳のように話をしている。  若いもんが言った。 「皆さん、因果応報と日本では言います。 皆さんのやって来た事を、ここで皆さんご自身で 再現して行きましょう。」  ガキ5人を引きずり出した。恭司の手下のサイコパスっぽい奴らが担当だった。  まず、ガキの首に錆びついた細い針金を巻き付けて引きずった。  転びながら、首に食い込む針金が皮膚を破っている。手下の一人がエアガンを持っている。  ガキの顔面、目掛けて数発発射した。 「止めてください。うちの子に何すんだよ。」

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