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余韻02話 好きを、何度でも

 しばらくの間、言葉なく唇だけで会話をして、ルベルの熱にリュノも汗ばんできた頃。  ふとよじった腰にルベルの熱が触れて、ルベルの鼻から息が抜けた。  少し体の重みも感じて、そんなかわいいルベルの反応にほっとした。 「ね、ルベル。……()と、番って?」 「——うん」  もう一度唇をついばまれて、先を促すように腰を浮かせる。 「——っ、あ、ちょっ、リュノ」  熱い塊に押し付けた腰をルベルの手に剥がされて、ルベルの腰が少し離れた。 「ダメだって……。俺、恋人にはちゃんと優しくしたい」 「——さっきはいじわるだったよ」  言ってみると、ルベルは眉を下げた。   「……ご、ごめ」  その顔に、リュノの眉も下がる。   「ごめん、謝らないで。考えなしだったのは俺」  揺れる魔力を見ながら、少し考える。 「……ちゃんと、教えてくれて、よかった」 「——ん?」  ルベルの眉を指先でなぞって、眉をひらかせる。 「イヤとか、我慢できないこととか、そういうの。ちゃんと、教えて」  それから膝を立てて、ルベルの太ももを内側からなでる。 「嫌なこと我慢して欲しくないし、ルベルの我を忘れるところも見たい。  できたら、俺にぶつけて欲しい。  ——そういうのも、好きだよ」 「リュ、……リュノ」  ルベルの体から力が抜けたみたいになって、リュノの体にその重みが重なった。  その間で、二人の熱がお互いに触れ合う。  重みと体温を受け止めたまま、それでも腰をよじると、ルベルの唇から吐息が漏れて、それがとてつもなく嬉しかった。 「お願い、……見せて。俺に」 「……知らないよ、——どうなっても」  少し拗ねたみたいに呟いたルベルに、ちょっとだけ、腹筋が揺れた。 「……ん」  覚悟は、していたから。  四つん這いになって、お尻だけを天井に向けて、ルベルの太い指で中をかき混ぜられて、  耳元でルベルの熱っぽい声にささやかれても、リュノは指先まで幸せだった。 「中、めちゃくちゃとろとろなの。——自分でこんなふうにしたの……?」 「ん……っ、ん!ぁ、し、……した——っ」  ルベルの指が、リュノの指では届かないところを押し込んで、膝が震えて腰が立たなくなる。 「どんなふうに……?——俺のこと、考えながらしてくれた?」 「んっ、——んん!……うん、んっ!ルベル……ぁ」 「——ん?」  なんとかルベルの方へ顔を向けて、その顔を見る。  容赦ない指先とは違いその目は優しくて、それだけでまた、後ろがきゅんとした。  ルベルが、ここにいて、  リュノを、見ている。 「——ルベ、る……っ。……き、ぁ……。す……きぃ」 「……——っ」  すこし見開いたルベルの目を、必死で追いかけて口を開く。   「ルベル、——あ……。ぁ、んっ!——好き!」 「リュノ」  ルベルの指が、ぐるりと壁の内側をなぞるように動き、  最後に浅いところのしこりが押されて、ペニスの先っぽがじんとしびれた。 「——すき……、んっ」  ルベルが、かぶりつくように口を塞いで、後ろから指が抜き去られた。  それでも、頭の中から「好き」が消えなくて、ルベルの舌を必死で追いかけた。  だって。  好きだと口にすることが、  こんなに幸せなことだと、ルベルが教えてくれたから。  一人でする時も、もう、好きを止められなかった。    それでも。 「————ぁ……、あ、……んん!んぅぅっ!」  体を横に倒されて、そのまま押し込まれたものは熱くて、おおきくて。  内側をこすりあげられて、リュノの体は引き攣れたように跳ねた。 「……リュノ……、——好き?」 「す……き。る、……ルベル……っ!好き……!」  くらくら揺れる視界の中、  ルベルの目を見て言う好きは、  もっと、ずっと、  ちゃんと、——幸せだった。  

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