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お仕置きで束縛えっち♡
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「けいくん、これほどいてよお……っ」
「ミカが他の男に色目を使うからでしょ」
あっさりとそう却下されてしまう。
音無慧のことは恰好いいと思うのは事実だが、あくまで推しなのである。
色目を遣うどころか、遠い存在だ。
「でもっ……これ……やだぁ……♡」
お仕置きと称して、目隠しと手錠をされている。
何も見えないし、腕の自由もきかない。
そんな状況が心もとなくて、少し怖い。
「ん……これ、征服欲っていうのかな。ミカのこと支配している感じがして興奮するかも」
「ひゃうううぅうううううっ!!?」
耳元を呼気でくすぐられて、ついびくっとしてしまう。
「ああ。そういえば、ミカって耳も性感帯だよね?」
「耳元で、喋っちゃだめえ……っ♡ん……うっ……♡」
指がくにくにと耳朶を揉みしだく。
背筋にぞわぞわとした感覚が走って、ミカはかぶりを振った。
「けえくん……っ、いじめちゃやだぁ……♡」
「えー?」
けいがおかしそうにくすくすと喉を鳴らす。
「そんなこと言われたら虐めたくなっちゃうってば。ん……くぷぷ……♡」
「ひ、あうっ、あっ、ああああ……っ!?」
けいが、唇で耳を食む。
かぷかぷとそこを啄まれて、ミカは懊悩する。
「あ、んっ、んうぅっ♡ふぅっ、ふー……く……ふぅ……っ♡耳、熱いっ、熱いよおっ♡ひ、んんっ♡」
「ん……ちゅぷっ、ちゅ……るっ♡うん、ミカの耳、あっつい……耳ペロされるの気持ちいいの? あいつのことなんて忘れちゃうくらい良くしてあげる……ん、れろっ、れるっ、れるるぅ~……♡」
たっぷりと唾液をまとった舌が執拗に耳を舐めてくる。
さらに、ちゅっ♡ちゅっ♡というリップ音をたてて、吸いついてきたり……とけいは、ミカから快楽を引き出す術を熟知しているのだ。
「んっ……はぁ……♡慧さんのことは忘れない……からぁ……推しだしぃ……♡今日のけえくん、いじわる……でやだ……っ、ん、やっ、あぁあっ、あぁあああああああああっ♡」
「へー……ミカの彼氏はおれ、だよね。慧さんは、ミカのことこーんなにとろとろになるまでえっちなことしてくれないでしょ? んぢゅぞっ、ちゅぷっ、くちゅっ、ずる、んっ♡」
やわらかな舌が耳の穴にもぐりこんでくる。
「んにゃっ!? ひ、アッ、あぁっ、んううー……♡そこ、らめっ♡らめ、らからぁ……♡」
耳の穴まで犯されて、ひっくり返った声が洩れてしまう。
「んれるっ、れろっ、んちゅずるうっ♡だーめ……♡今はお仕置き中だから……ミカの言うことは聞かない……んれるるるううう~……♡」
――何より、怒っているせいか低音気味の甘めの声。
吐息を多く含んでいて、男性的な魅力を感じてしまう。
「ん……あ……っ、あ……は、ひぃ……♡ぴちゃぴちゃって音……♡響いて……♡んっ♡んっ♡これ、だめだよお……♡」
年上彼氏の嫉妬を目の当たりにしながらも、根底にあるのは愛情だとは理解している。
だって――。
「ミカってMっぽいから、だめはイイってことでしょ? おれに虐められるの癖になっちゃってる?」
「んうっ♡」
……こんなにもけいはミカのことを理解しているのだ。
お仕置きとは言っているが、ミカを気持ち良くさせることを最優先にしているし、自分のことを溺愛しつつも束縛してくる彼氏が好きだ。
(もっと、けえくんに甘やかされたい……♡)
「あのねぇ……? けえくん……耳じゃなくて、クチがいい……♡キス、してぇ……?」
「ミカ、かーわいい♡」
(あ、けえくん、嬉しかったんだ……少し、余裕のない声……かっこいい……♡)
すかさず、けいが口唇をあわせてくる――それもいきなり舌を差し入れてくるディープキス。
「んっ、ぬるっ、れるっ、れろっ、ちゅっ、ちゅぷ……ぷ♡ミカ、好き、好きぃ……♡」
「んふー……ちゅっ♡ちゅっ♡れるっ、れろろ♡俺も、すき……♡だから、もっとぉ……♡」
「ふふっ、ミカってワガママなお姫様だよね。いいよ、舌が痺れるくらい……キスしてあげる……んぢゅるっ、ぢゅるっ、じゅるるるるるるううっ♡」
舌先と舌先を擦りあわせる動きから、強く舌を吸われる。
それこそ、ピリピリと舌が痺れるようなキス。
「んんっ♡うっ♡ぢゅっ♡ぢゅっ♡んぢゅるっ♡ふっ♡ふっ♡ふぅ♡んア♡」
酸欠で頭がぼーっとしてくる。
「ミカ、好き……♡」
クチを離す間際、けいがそう告白してきた。
「あえ、あえぇ?」
クチが閉じないし、酸欠で頭がぼーっとする。
ミカははふはふと呼気を乱して、キスの余韻に喘いでいた。
――目隠しをされているミカには分からないが、欲情しきった男の顔で、けいが見下ろしていた。
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