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お仕置きで束縛えっち♡

1 「けいくん、これほどいてよお……っ」 「ミカが他の男に色目を使うからでしょ」  あっさりとそう却下されてしまう。  音無慧のことは恰好いいと思うのは事実だが、あくまで推しなのである。  色目を遣うどころか、遠い存在だ。 「でもっ……これ……やだぁ……♡」  お仕置きと称して、目隠しと手錠をされている。  何も見えないし、腕の自由もきかない。  そんな状況が心もとなくて、少し怖い。 「ん……これ、征服欲っていうのかな。ミカのこと支配している感じがして興奮するかも」 「ひゃうううぅうううううっ!!?」  耳元を呼気でくすぐられて、ついびくっとしてしまう。 「ああ。そういえば、ミカって耳も性感帯だよね?」 「耳元で、喋っちゃだめえ……っ♡ん……うっ……♡」  指がくにくにと耳朶を揉みしだく。  背筋にぞわぞわとした感覚が走って、ミカはかぶりを振った。 「けえくん……っ、いじめちゃやだぁ……♡」 「えー?」  けいがおかしそうにくすくすと喉を鳴らす。 「そんなこと言われたら虐めたくなっちゃうってば。ん……くぷぷ……♡」 「ひ、あうっ、あっ、ああああ……っ!?」  けいが、唇で耳を食む。  かぷかぷとそこを啄まれて、ミカは懊悩する。 「あ、んっ、んうぅっ♡ふぅっ、ふー……く……ふぅ……っ♡耳、熱いっ、熱いよおっ♡ひ、んんっ♡」 「ん……ちゅぷっ、ちゅ……るっ♡うん、ミカの耳、あっつい……耳ペロされるの気持ちいいの? あいつのことなんて忘れちゃうくらい良くしてあげる……ん、れろっ、れるっ、れるるぅ~……♡」  たっぷりと唾液をまとった舌が執拗に耳を舐めてくる。  さらに、ちゅっ♡ちゅっ♡というリップ音をたてて、吸いついてきたり……とけいは、ミカから快楽を引き出す術を熟知しているのだ。 「んっ……はぁ……♡慧さんのことは忘れない……からぁ……推しだしぃ……♡今日のけえくん、いじわる……でやだ……っ、ん、やっ、あぁあっ、あぁあああああああああっ♡」 「へー……ミカの彼氏はおれ、だよね。慧さんは、ミカのことこーんなにとろとろになるまでえっちなことしてくれないでしょ? んぢゅぞっ、ちゅぷっ、くちゅっ、ずる、んっ♡」  やわらかな舌が耳の穴にもぐりこんでくる。 「んにゃっ!? ひ、アッ、あぁっ、んううー……♡そこ、らめっ♡らめ、らからぁ……♡」  耳の穴まで犯されて、ひっくり返った声が洩れてしまう。 「んれるっ、れろっ、んちゅずるうっ♡だーめ……♡今はお仕置き中だから……ミカの言うことは聞かない……んれるるるううう~……♡」 ――何より、怒っているせいか低音気味の甘めの声。 吐息を多く含んでいて、男性的な魅力を感じてしまう。 「ん……あ……っ、あ……は、ひぃ……♡ぴちゃぴちゃって音……♡響いて……♡んっ♡んっ♡これ、だめだよお……♡」  年上彼氏の嫉妬を目の当たりにしながらも、根底にあるのは愛情だとは理解している。  だって――。 「ミカってMっぽいから、だめはイイってことでしょ? おれに虐められるの癖になっちゃってる?」 「んうっ♡」 ……こんなにもけいはミカのことを理解しているのだ。  お仕置きとは言っているが、ミカを気持ち良くさせることを最優先にしているし、自分のことを溺愛しつつも束縛してくる彼氏が好きだ。 (もっと、けえくんに甘やかされたい……♡) 「あのねぇ……? けえくん……耳じゃなくて、クチがいい……♡キス、してぇ……?」 「ミカ、かーわいい♡」 (あ、けえくん、嬉しかったんだ……少し、余裕のない声……かっこいい……♡)  すかさず、けいが口唇をあわせてくる――それもいきなり舌を差し入れてくるディープキス。 「んっ、ぬるっ、れるっ、れろっ、ちゅっ、ちゅぷ……ぷ♡ミカ、好き、好きぃ……♡」 「んふー……ちゅっ♡ちゅっ♡れるっ、れろろ♡俺も、すき……♡だから、もっとぉ……♡」 「ふふっ、ミカってワガママなお姫様だよね。いいよ、舌が痺れるくらい……キスしてあげる……んぢゅるっ、ぢゅるっ、じゅるるるるるるううっ♡」  舌先と舌先を擦りあわせる動きから、強く舌を吸われる。  それこそ、ピリピリと舌が痺れるようなキス。 「んんっ♡うっ♡ぢゅっ♡ぢゅっ♡んぢゅるっ♡ふっ♡ふっ♡ふぅ♡んア♡」  酸欠で頭がぼーっとしてくる。 「ミカ、好き……♡」  クチを離す間際、けいがそう告白してきた。 「あえ、あえぇ?」  クチが閉じないし、酸欠で頭がぼーっとする。  ミカははふはふと呼気を乱して、キスの余韻に喘いでいた。 ――目隠しをされているミカには分からないが、欲情しきった男の顔で、けいが見下ろしていた。

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