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第39話 互いを求めて(R18)

 ホテルの部屋に入ると、雪翔にぎゅうと抱き締められた。そのまま、貪るように唇を奪われる。 「ん、んんっ……」 「っ、は……伊織さん……」  ただひたすら、お互いを求め合う。雪翔の手が服の中に入ってきて、胸の頂を甘く刺激した。 「あっ……んぅ、ンっ……ぁ、ん、っ……!」 「ちゃんとしたかっこしてる伊織さん、マジでエロいです……脱がせていいですか?」 「ん、いい、よ……脱がせていいの、雪翔くんだけだから……」  雪翔によって着衣を乱されていく。一瞬肌が空気に触れて寒さを感じたが、すぐに雪翔の手によって熱がもたらされる。  全身を愛撫する大きな手。それが下着まで到達し、伊織の性器をゆるく扱く。 「あぁんっ……ン、ッあ、はぁ、あっ……! んぅ、ぁっ……!」 「伊織さん、気持ちいい?」 「い、いっ……きもち、いいっ……」  くちゅくちゅと水音が響く。先走りがどんどんと溢れて、脳髄に快楽が送られてくる。 「ッ、あ、ぅ…っ! あんっ、ぁ…! アっ、ん、ぁッ……! んあ…ッ!」  甘い悲鳴が空間を満たす。足に力が入らず、かくんと膝が折れた。 「っ、と……」  雪翔は伊織を支えてくれて、優しく姫抱きをする。 「このままベッド行っちゃいます?」 「すごい……雪翔くん、お姫様抱っこできるの……? かっこいい……」 「そりゃ鍛えてますから。伊織さんひとりくらい余裕ですよ」 「う……ずるい、もっと好きになっちゃうよぉ……」  伊織は雪翔の頼りがいがあってたくましいところが好きなのだ。お姫様抱っこなんてされたら、当然惚れるに決まっている。 「へへ、じゃあもっと惚れてください」  雪翔は伊織をベッドルームまで運んで、優しくベッドに寝かせてくれる。  覆い被さってきた雪翔は、慈しむように伊織の唇を奪った。 「伊織さん、いおりさん、すき」 「ん……僕も……」 「もっと触っていいですか?」  雪翔の手は伊織の服を脱がしていく。彼に暴かれる快感は、何度経験してもたまらなく興奮する。 「ゆきと、くん」 「ん、どうしました?」 「いっぱい、とろとろにしてくれる?」  伊織は自ら足を広げて、雪翔に秘所を晒した。 「……もちろん。とろっとろの、でろでろにしてあげます」  雪翔はチェストから潤滑剤を取り出し、指にまとわせる。濡れたそれが後孔に入ってきて、ぞくりと背筋が震えた。 「ぁんっ、っア、はう、ふぁっ!? くぅ、ん、あッ! あぅ、はぁっ、ひうっ! あっあっ! んぁッ、は、あンっ! あんっ、あ、あッ!」  快楽を知っているそこは、指の抜き差しだけで甘く悲鳴を上げる。きゅう、とねだるように指を締め付ければ、雪翔は嬉しそうに微笑んで動きを早めた。 「ひぁんっ! あ、んあっ! あ、っうあ、ンあッ! あっ、ひぅっ! あぅ、あ、あぁんっ!」 「伊織さん、かわいい……すっげえひくひくしてる……ほら、ここもうぐちゃぐちゃですよ」 「いわ、ないでぇっ……! あぁっ、ん、く、んぁっ! あっ、うあっ! っン、はう、ん、んんっ! あぅ、ひ、あ、あんっ、ああっ!」  指が二本、三本と増えていく。与えられる悦楽に、ただ身体を震わせ喘ぐことしかできない。やがてその先を知っている身体は、胎の奥にも快感を寄越せと男を求める。 「ゆきと、くっ……」 「はーい、なんですか?」 「奥、ちょうだいっ……もう、我慢できないよぉっ……」  涙目で訴えると、雪翔はふっと笑って指を引き抜いた。そして前をくつろげ、暴力的なまでにそそり立っている屹立を見せる。 「これ、欲しいですか?」 「欲しいっ……雪翔くんで、いっぱいにしてぇっ……!」 「っとに……かわいすぎるんですって……今ゴムつけますから」 「や、いやっ! ゴムいらないっ!」  伊織はコンドームが嫌いだった。愛し合うのなら、雪翔を直接感じたい。雪翔の欲望を全て受け止めたい。 「伊織さん……ゴムつけましょう? ね? その方が安全ですから」 「やぁっ! 中に出して! 生じゃないとやだぁっ!」  子どものようにだだをこねると、雪翔は困ったようにため息を吐いた。 「もー……頑固だなあ……」 「ね、ゆきとくん……」  伊織は秘所を指で広げ、ひくひくとうごめくそこを見せつけた。 「ここに、びゅーって気持ちいいの、出して……?」 「っ、ああもうっ……! 本当に俺を煽る天才ですね!」  雪翔も欲望には逆らえなかったのか、熱を持った屹立がどちゅんっ! と後孔を貫く。 「あ、あ────!」  あまりの気持ちよさに、性器が白を零す。埋め込まれた男の欲望は、どくどくと脈打っていた。 「イっちゃったんですか? かわいい……」 「あ、ゆきと、くんっ……」 「いーっぱい、好きなだけイってください。俺が見ててあげますから」  悪いことを教え込むように囁かれて、それにまた興奮する。屹立は的確に伊織の弱い部分を責めて、甘い地獄に堕としていく。 「ひぁっ! あッ、んあっ! は、うあッ、あぅっ! んぁ、ぁっアっ、あんっ! ひあっ、ああっ!」 「っ、は、すげえっ……吸いついてくる……たまんねー……」 「あぁんっ! う、あッあんっ、は、アっ! んぁっ、ぁ! ひ、んアっ、あっあ、あっ!」  気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい。全てを雪翔に犯されて、全てを与えられている。  伊織はぎゅうと雪翔に抱きつき、悦楽に溺れていく。 「ゆきとく、そこだめっ……! いっぱいイっちゃうからぁっ……!」  最奥をこつこつと突かれ、脳髄を侵されたような感覚を覚える。性器は今にも白濁を吐き出してしまいそうだ。 「っあん! んぁッ、ん、んうっ、あぁっ!ンっ、あんッ、あ、っあ! ふぁっ、あッ! うぁっ、は、ぁっ! だめ、だめだめっ……! おかしく、なっちゃうっ……! ゆきとくん、まってぇっ……!」  気持ちよさのあまり、涙がぽろぽろと零れる。だが雪翔は意地悪そうに笑って、伊織の手をぎゅっと掴んだ。 「駄目です、待ちません。俺は伊織さんに人生狂わされたんだから、伊織さんもおかしくなって?」 「っ、────!」  脳がはじける感覚がした。身体がどこにあるのかもよくわからない。ただ、雪翔が、雪翔だけが世界の全てで。 「ほら、伊織さん? いっぱいイっていいですよ。俺も伊織さんの中に全部出しますから」 「っア、はう、ぁッ! んあッ、く、ぁんっ! あぅ、ッは、ぁ、んンっ! ひうッ、あっあっ! ぁッ、ぁ! あんっあっ!」  律動が早くなる。雪翔も限界が近いのだろう。せり上がってくる感覚に、伊織は期待と恐怖を覚えて雪翔にしがみついた。 「あ、いく、いくっ……! あんっ、んあっ、あ、あぁんッ! んあッ、あぅっ、ふぁ、あっあ! アっ、は、ぁ、あぁっ! うぁっああっ、あ、あ、あ────!」 「っ、は……!」  びゅく、と性器から欲望が溢れる。少しして、胎の中に愛を注ぎ込まれた感覚がした。 「っ、は、ぁ、あっ……」 「伊織さん……大丈夫ですか?」 「ん、うん……」  絶頂の余韻が抜けないままで、雪翔の腰に足を絡める。 「ゆきとくん……」 「わかってます。もう一回、でしょ?」  また、雪翔の熱に溺れていく。ふたりだけの夜は、まだ終わりを見せなかった。

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