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今日も推しに甘やかされています。
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早上がりといっても時間は終電近い。
その関係でけいの自宅に泊めてもらうことになった。
紫煙とアルコールの官能的な香りがお互いからする。
夜の世界の住人の匂いだ。
「ミカ、今、お湯張ってるから……準備ができたらお風呂入ろ」
「う……うん……」
(今日は、お風呂一緒なんだ……男同士で変かもしれないけど……ちょっと照れる……)
大体は、疲れたミカが先に寝てしまう。
しかも、一度寝たら、大抵のことでは目が覚めないから朝までぐっすりだ。
思えば、けいはその間に配信をしていたのかもしれない。
「……疲れたでしょ。お水飲んで」
けいが、冷えたミネラルウォーターをグラスに注いで渡す。
とにかく、頻繁にテイスティングをしていたので、喉の奥が煙っぽい。
水の差し入れはありがたかった。
「ありがとう! いただきます」
こくこくと水を飲んで、喉の渇きを癒す。
けいは、微笑ましそうにそんなミカを見つめていた。
「お腹は空いてない? 簡単なもので良かったら夜食つくるけど」
「ううん。いつもはもっと遅いし……だいじょうぶ!」
甘やかされていると感じる。
こういうときに、けいが年上だと実感するのだ。
甘やかし上手の甲斐甲斐しい彼氏。
(けいくんといると胸がきゅうんとしてあんまりお腹空かないんだよね……)
えへへ、とミカは緩んだ笑みを浮かべる。
そのとき、無機質な女性のアナウンスがお風呂の湯がわいたことを伝えた。
「じゃあ、入ろっか」
さらりとした物言いは、とても自然で……恥ずかしがっているのは自分だけかもしれない。
「え……えへへぇ……」
ミカは、照れ隠しでつい笑ってしまった。
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