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今日も推しに甘やかされています。
「んっ……けえくん……気持ちいいよお……」
「本当? じゃあ、もっと強くしてもいい?」
「う……ん……強いの、好きぃ……」
さて、けいとミカは一緒に入浴していた。
けいは面倒見の良い彼氏というテイを一貫しており、ミカの髪を洗っていた。
彼はインバスのグッズにこだわりがあるのか、自分の気にいったものを使っている。
清涼感のあるベルガモットの香りのシャンプーをいつも使っている。
デパートで売っている有名なバスグッズショップの――メンズ用のものだ。
(けいくんの匂いがする……けいくんの匂いってことは慧さんの愛用の香りってことなんだよね……けいくんだと大人っぽい感じがするけど、慧さんだと解釈一致かも……)
彼氏が推しである特権なのかもしれない。
……なんて、不純なことをつい考えてしまった。
何せ、ずっと立ち仕事で、シーシャのテイスティングばかりしていたせいか頭がぽーっとしているのである。
けいの髪を洗う手つきが絶妙でうとうとと眠くなってきてしまう。
「ミカ? 寝てない?」
さすがは、彼氏である。
ミカのことをよく見ている。
「寝てないよう……」
「あと少しだから、シャンプー流すよ」
温かいお湯が、丁寧に泡を流していく。
けいの手がやさしく髪を梳いていく。
仕事の疲れとあいまって――大好きな彼氏兼推しに触れられている事実に、ついこんなリクエストをしてしまった。
「ねえ、けえくん……もっと、甘やかしてえ?」
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