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#11 「本当はこんな風にされたいんです」〜ロッティーの卑猥なディープフェイク画像が流出〜
ロンドン市内の最高級ホテル、最上階スイートルームのキングサイズベッドは、激しい情事の余熱でまだ熱を帯びていた。
荒々しい吐息がようやく整い始めたシーツの上、ラビニアはベッドサイドのティッシュボックスを引き寄せ、ガッガッガッと乱暴に何枚もティッシュを引き抜いた。
「まってね……いま拭いてあげるから」
ラビニアは丁寧に、ミンチンの下腹部や太ももにべったりと張り付いた白濁を拭き取っていく。まだ温かい精液がティッシュに絡みつく感触に、思わず小さく喉を鳴らした。
「ずいぶんと目詰まりさせてたのかな……いっぱい出たね♡」
されるがままに体を預け、時折甘い吐息を漏らすミンチン。ラビニアは満足げに何度もティッシュを引き抜いては、粘つく部分を拭き上げる。
「これでスッキリした?」
ティッシュをゴミ箱に投げ入れると、ラビニアは汗に濡れた裸身をミンチンの逞しい胸板にぐったりと預けた。
「……ねぇ、支社長……」
甘く掠れた声で囁きながら、ラビニアは指先でミンチンの乳首を甘くつねりながら、唇をその首筋に押しつけた。腿 の間にまだ残る粘つく感触と、腰の奥にじんわりと疼 く熱が、さっきの激しさを思い出させて自然と腰がくねる。
「ねぇ……なんでセーラの奴だけ、あんな好き勝手させてるの? 大した実績もないくせに、若造の分際で課長の椅子に座りやがって……」
不満を吐き出しながらも、声はまだ蕩けたままだった。ラビニアはミンチンの胸に頰を擦りつけ、猫のように甘える仕草で体をすり寄せる。
ミンチンは、ラビニアの汗ばんだ背中をのぶとい 指先が、ゆっくりとなぞり下ろした。その指先が腰のくびれを通り過ぎ、淫らに濡れた尻の谷間にまで滑り落ちる。
「……くすぐったい! もう今日はおわり!」
ミンチンは低く笑いながら手を離すと、ナイトテーブルから煙草を取り出して火をつけた。
「セーラの親父が本社の筆頭株主だってのは、お前も知ってるだろう。無下にはできん」
「え? その話、ちゃんと答えてくれるんだ……」と、ラビニアはくすっと笑った。
「うちの親だって、この会社の大株主よ……」
拗ねたように上目遣いに見上げるラビニアの顎を、ミンチンは逞しい指で捕らえ、強引に顔を上げさせた。キス寸前の距離で、熱い吐息が混じり合う。
「だから、お前のことは特別に目を掛けているじゃないか」
「……だったら、ワタシ が実力で、あいつを徹底的に叩きのめしても……文句は言わないよね?」
ラビニアの瞳が妖しく細められる。ミンチンは満足げに口の端を歪め、煙草の灰を落としながら答えた。
「好きにしろ。会社としては関与しないが……お前が個人的にやる分には、止めんよ。俺もあの傲慢な御曹司は、正直気に入らんしな」
「なら、そうさせてもらうわ……っ」
ラビニアが満足げに笑った瞬間、ミンチンの逞 しい腕が再びその細い腰を強く引き寄せた。シーツの上へと強引に押し倒され、ラビニアの口から「ひゃんっ」と短い声が漏れる。
ミンチンの熱を帯びたゴツい手が、ラビニアの太ももの内側を滑り、さっき拭いたばかりの、まだじんわりとうずく腰の奥へと容赦なく指を割り込ませていく。
「ちょ、ちょっと、……っ、またするの……」
ラビニアは呆れたように眉をひそめてみせたが、その瞳はすっかり濡れそぼっていた。
「あっ……しょうがないわね……。もう一回だけ、だから……ね…?」
そう言いながらも、ラビニアは自らミンチンの首に腕を回し、その強靭 な肉体を受け入れるように、ゆっくりと自らの腿 を割り開いていった——。
——ずちゅ♡*
◇
その次の日からだった。ラビニアの陰湿ないじめは、徐々にデジタルを主戦場へと変えてゆく。
ロッティーがスマホを開いた瞬間、社内の非公式チャットグループに流れていたのは、自分の後ろ姿だった。セーラのポルシェに乗り込む瞬間を、絶妙な角度で撮影され、まるでセーラに抱き寄せられているように加工されている。背景には場末のモーテルの看板が合成されていた。
『新人、課長とお泊まりデート?』
『ポルシェで送迎って、相当気に入られてるねw』
さらに次々と投稿される合成写真。セーラのマンションエントランスでキスしているように見えるもの、視線を下にやれば、最悪なことに——ロッティーの顔を無修正の男性器と合成した卑猥な画像まで並んでいる。
「……っ!」
ロッティーは血の気が引くのを感じながら、震える指で必死に画面をスクロールした。
(まさか……あの時の写真(10話参照)も、あるんじゃ……っ!?)
頭をよぎったのは、あの役員専用バスルームでの記憶だ。ズボンを剥ぎ取られ、涙を流しながらセーラに薬を塗られ、あられもない姿を晒してしまったあの密室。あの時、確かに響いたシャッター音。
もし、あの時の「本物の生写真」が流出していたら、自分の会社員生命は完全に終わる。
——幸いなことに、どれだけスクロールしても、あのバスルームでの写真は一枚も投稿されていなかった。
(……よかった。あの時の写真は、入ってない……っ)
だが、写真がすべて悪質な「合成」や「デマ」だったとしても、タイムラインに並ぶ言葉の暴力は本物だ。
『これもう完全に出来てるだろ』
『あの新人、身体で仕事取ってんの?w』
スマホが床に落ちる音が響いた。ロッティーはその場に崩れ落ち、両手で口を押さえた。吐き気と、底知れない羞恥が全身を襲う。
周囲の視線、ヒソヒソという囁き、廊下を歩くだけで向けられる好奇と蔑みの目。ロッティーはデスクにうずくまり、ただ震えることしかできなかった。
その夜、無意識に足が向かったのはセーラのペントハウスだった。もう、他に行く場所などなかった。
インターホンを押すと、すぐにドアが開いた。
「……ロッティー」
セーラは何も聞かずに彼を抱き寄せ、中へ連れ込んだ。ソファに座らせ、温かいハーブティーを差し出す。
「飲め。落ち着け」
ロッティーはティーカップを置いたまま、震える手でスマホを差し出した。加工された画像の数々を、セーラに見せる。
セーラの表情が凍りついた。低く、抑えた怒りが声に滲む。
「……これは、許せないな」
ロッティーはうつむいたまま、顔を真っ赤に染めて震える声で言った。
「……でも、全部嘘なのに……僕、こういうふうに、されたかったんです」
セーラの瞳がわずかに細まる。
「なに?」
「セーラさんに、こんなふうに抱き寄せられて……キスされて……もっと深く、繋がりたいって……ずっと、妄想してました」
涙で濡れた瞳が、セーラをまっすぐ見つめる。羞恥と恐怖、そして抑えきれない欲望が混じり合っていた。
「周りから『できてる』って噂されるたび……恥ずかしいのに、嬉しかった。僕、セーラさんのものになりたいって……本当は、そう思ってたんです」
ロッティーの指が、セーラのシャツの袖を必死に掴む。
「もう、優しさだけじゃ足りない……ちゃんと、あなたのものにしてほしい。でないと、僕……壊れちゃいそうで」
セーラはしばらく無言で彼を見つめていたが、やがてソファの前に膝をつき、ロッティーの頬を大きな手で包み込んだ。
「……本当に、悪い子だな、お前は」
低く艶やかな声。
「はい……だから、ちゃんと叱ってください……」
セーラの瞳に、捕食者の光が宿った。
「お前はもう、俺のものだ。誰にも渡さない」
次の瞬間、熱い唇がロッティーの唇を塞いだ。優しく啄むようなキスから、すぐに深いものへと変わる。舌が絡みつき、甘い唾液が混ざり合う。
「ん……っ、セーラ……さん……」
ロッティーの身体がびくんと跳ねる。セーラは彼をソファに押し倒し、首筋に唇を這わせながら耳元で囁いた。
「全部、俺が教えてやる。お前のここも……ここも……全部、俺のものに染めてやる」
大きな手がロッティーのシャツを捲り上げ、熱くなった肌を優しく、しかし貪るように撫で回す。指先が乳首を捉え、軽く摘まむと、ロッティーは甘い声を抑えきれなかった。
「あ……っ////」
セーラはロッティーの震える太ももを割り、硬くなったそこを布越しにゆっくりと刺激しながら、低く艶やかな笑みを浮かべた。
「こんなに目詰まりしてたのか……かわいそうに。ずるずる濡らして……」
ロッティーは涙を浮かべ、耳まで真っ赤になりながら、セーラの首に腕を回して必死にしがみついた。
「……セーラさん……あの加工写真みたいに……僕を、めちゃくちゃにしてください…… して……」
声が甘く掠れ、身体が熱く震える。羞恥と欲望に濡れた瞳でセーラを見つめながら、ロッティーは小さく懇願した。
つづく
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【次回予告】
ついに転落するスパダリ課長! インドのダイヤモンド鉱山オーナーである父ラルフ・クルーの急死と巨額横領容疑——。すべてを失ったセーラーの前に現れたのはかつての恋人ラビニアだった。
次回
#12 「これからは俺がお前の上司だ、たっぷりと躾けてやる」〜実家破産でスパダリ課長が転落〜
「たっぷりと躾けてやるよ。……あの頃、お前がオレ にしたようにな」
お楽しみに!
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