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#32 欲望渦巻くホテルの密室!〜着衣のまま一方的に攻め立てるラビニアと賢者タイムの悪だくみ〜

「お前に奢られる理由はない」 カウンターに分厚い札束を激しい音を立てて叩きつけ、セーラは夜の街へと消えていった。 取り残されたラビニアは、札束とエールビールのグラスを交互に見つめ、ギリッと奥歯を噛み締めた。 (あの野郎……落ちぶれたくせに、どこまでもワタシ(・・・)を見下して……!) プライドを粉々に砕かれ、怒りと屈辱でグラスを握りつぶしそうになっていたその時、視界の端に少し離れたカウンターの隅で見覚えのある背中を見つけた。 (……あれは) 情報システム部所属の居残りインターン、ガートルードだった。(20話参照) 一人でスマホを弄りながら、つまらなそうに酒を飲んでいる。ラビニアは数秒前までの苛立ちを瞬時に奥底へ沈めると、一瞬で「蠱惑的な女」の顔を作り上げた。 手にしたグラスを優雅に揺らしながら、ゆっくりとした足取りでガートルードの隣へすり寄る。 「……横、いいかな?♡」 甘く、とろけるような声。 不意に絶世の美女から声をかけられ、ガートルードは肩をビクッと跳ねさせた。 「えっ……? あ、は、はい! ど、どうぞ……!」 顔を真っ赤に染めて動揺するガートルード。まさかその中身が、社内で日常的に見る男物のスーツ姿のラビニアだとは夢にも思っていない。ラビニアは妖艶な笑みを浮かべ、彼のパーソナルスペースへと容赦なく踏み込んでいった。 ◇ ロンドン市内のホテルのベッドルーム。 部屋に入るなり、ガートルードは逃げる間もなくベッドへと押し倒された。ラビニアはレディーススーツも下着も一切脱がず、完全に服を着たままの姿で彼の前に跪く。 カチャカチャと、静かな室内にベルトのバックルが解かれる冷たい金属音が響いた。 「え、あ、ちょっと……っ!?」 困惑するガートルードの手首を掴んで固定し、ラビニアは容赦なく、しかし極上の手つきで一方的に彼を責め立て始めた。 「目詰まりしてるんでしょ? 今、解消してあげる♡」 絶世の美女に翻弄され、ガートルードは抗う術もなく快楽の波に飲み込まれていく。 「あ……っ、はぁ……っ////」 熱い吐息を漏らし、シーツを掻きむしりながら、脳が溶けるような恍惚の中でぼんやりと思う。 (こんな綺麗な人に……僕、今日死ぬのかな……) あっという間に限界を迎えたガートルードは、ラビニアの手の中で一方的に果て、白い白濁をシーツへと散らした。 荒い息を吐き、余韻に浸ろうとしたその瞬間——。 ラビニアは自身の頭に手をやり、艶やかなロングヘアのウィッグを無造作にバサッと引き抜いた。現れたのは汗に濡れた男の短い髪と、冷ややかな視線。化粧こそ残っているが、その表情は完全に「男」のものだった。 「え……っ!?」 ガートルードの動きが凍りつく。瞬きを繰り返し、社内で見慣れた顔と目の前の人物が脳内で重なっていく。 「ラ、ラビニアさん……!? 嘘でしょ……!?」 パニックになり、シーツを掻き集めて後ずさるガートルードを、ラビニアは冷たく見下ろした。男の低い声を混ぜて囁く。 「やっと分かったの?……ぼく?♡」 完全に手玉に取られた屈辱と、先ほど自分が一方的に弄ばれたという生々しい事実に、ガートルードの理性がぐちゃぐちゃに乱れる。 「ぼく……『賢者タイム』ってわかる?」 ラビニアは狼狽する彼を無視し、冷たく切り出した。 「わ、わかりますよ……まさに今みたいな……」 「頭が冴えてる今だからこそ、聞いてほしいの」 ガートルードが震える声で答えると、ラビニアはねっとりと有無を言わさぬ圧力で本題に入った。 「この前のUSBのパスワード解読、あれなんとかならない?」 「今も総当たりで回してますけど……複雑なパスワードだと年単位、記号まで混ざってたら天文学的な時間がかかります」 「頼りないなぁ、天才くんなのに」 おだてられ、ガートルードは視線を泳がせながら重い口を開いた。 「……実は、社内で密かに試作型量子コンピューターを組み上げてるんです」 「ほう?」 「会社の余った機材と予算を使って、こっそり……それを使えば、あの強固な暗号もゴリ押しで突破できるかもしれません」 ラビニアの目が細まる。 「じゃあ、今すぐそれでやってよ」 「ダメですよ! まだ試作段階で、フル稼働させたら凄まじい電力を消費します。ブレーカーが落ちるか、異常な電気代で即バレます!」 しかしラビニアは不敵に笑った。 「電力? そんなのワタシ(・・・)がどうとでも融通してあげるよ。経理も総務も丸め込むし、電気代の偽装なんて簡単。面白そうじゃん、やっちゃおうよ」 すべての障害を権力でねじ伏せる宣言に、ガートルードは気圧されながらも最後に念を押した。 「……何かあったら、責任は取ってくれるんですよね?」 「もちろん、もちろん♡」 ラビニアは妖しく微笑むと、ガートルードが必死に掻き集めていたシーツを一気に剥ぎ取った。 快楽の予感に震え、早くも再び熱く脈打ち始めているモノが露わになると、ラビニアはそれ(・・)をねっとりと見つめた。 すでに一度果てたはずなのに、再び力強く反応(ボッキ)♂したそれは、卑猥に脈打ち、先端からは透明な我慢汁がトポトポと糸を引いて滴り落ちていた。 「ふふ……まだ目詰まりしてたんだ♡」 ゆっくりと這い寄りながら、熱い吐息をその敏感な先端にかける。 ガートルードがビクンと体を震わせるのを見て、ラビニアは甘く残酷に微笑んだ。 「じゃあ……今度はワタシ(・・・)の口で、しっかり抜いてあげるね?♡」 驚愕と羞恥で言葉を失うガートルードを置き去りに、ラビニアの艶やかな唇が、その熱く脈打つ先端へとゆっくりと近づいていき…… ❤︎ かくして、恐るべき試作型量子コンピューターの起動スイッチが、ベッドの上で静かに押し込まれようとしていた。 つづく — 【次回予告】 ガートルードの量子コンピューターの暴走によって、突如として激しい黒煙に包まれた地下サーバー室。逃げ場のない灼熱の檻で床に崩れ落ち、ラビニアの意識が深い闇へと落ちていく。 次回 #33 ラビニアの過去 〜暴かれた情事。オフィスで激しく貪り合ってしまったセーラとラビニア〜 「セーラを守りたいなら、お前は私のペットになれ」 お楽しみに!

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