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#35 覗き見の隙間で昂るラビニアの背徳衝動!〜タイトな下着の奥で脈打つモノが欲する慰めの指先〜
深夜のオフィスでロッティーが犯した「過ち」——自分のデスクを必死に漁る可愛いネズミの防犯カメラ映像を確認したラビニアは、勝利の余韻に浸っていた。
(あのクソガキ、どうやって処罰してやろうか……。支社長だったら、この極上のネタをどう料理するかな……?)
そんなドス黒い計画を頭の中でこねくり回し、口元に淫らな笑みを浮かべながら、ラビニアは最上階の支社長室エリアへと向かうエレベーターに乗っていた。セーラをさらに精神的に追い詰め、自分の足元へ跪かせるための最高の切り札を手に入れたのだ。気分が良くないはずがなかった。
チーン、と静かにドアが開き、重厚な絨毯が敷かれた廊下を進む。
支社長室の手前にある、普段セーラが執務を行っている秘書室へと足を踏み入れた。しかし、そこにはセーラの姿は無かった。
「……また仮眠室でサボってる? それとも……」
ラビニアは不審に思い、周囲を見回した。
胸の奥で、嫌な予感とドロリとした好奇心が同時に鎌首をもたげる。ラビニアは気配を殺して、秘書室の奥にある支社長室の重厚なマホガニーのドアへと近づいていった。
細く、本当に数センチだけ、ドアノブを静かに回して隙間を開ける。
そこから部屋の中をそっと覗き込んだ瞬間、ラビニアの呼吸がピタリと止まった。
広大な支社長室の奥、総革張りの巨大なエグゼクティブ・チェア。そこに深く腰掛けるミンチン支社長の、分厚く逞しい膝の上に、見事なタイトスカートに包まれたしなやかな臀部を乗せ、されるがままになっているセーラがいた。
「んっ……ぁ……っ」
ミンチンのゴツい手が、タイトスカートの上からセーラの細い腰をいやらしく撫で回し、肉を掴むようにして揉みしだいている。ストッキングのナイロン生地が擦れ合う音が静かな室内に微かに響いていた。
「ガハハハ! 今日も我が社のダイヤモンド◇プリンスは、カチコチじゃないか! まるで本物のダイヤモンドのように硬く反応♂していやがる!」
ミンチンの下卑た高笑いが、ラビニアの鼓膜を容赦なく貫いた。
「あん……っ、支社長……っ////」
顔を耳の先まで真っ赤に染め、涙目で喘ぐセーラの姿。
それを見た瞬間、ラビニアの脳内で何かが激しく弾け飛んだ。
凄まじい嫉妬の嵐が、五臓六腑を狂わせる。
自分が肉体を捧げ、現在も「愛人(ペット)」としてスリッパでの調教に耐えながら仕えている絶対的な権力者、ミンチン。そして、かつて自分を激しく抱き潰し、今もなお胸の奥で狂おしいほどの未練と歪んだ恋執着を抱き続けている、かつての王、セーラ。
その自分が執着する二人の男が、自分の知らない密室で、こんなにも淫らに重なり合っているという事実。
(なんで……なんであいつが、そこにいるのよぉ……ッ!!)
ミンチンへの激しい嫉妬、そしてセーラへの狂おしいほどの憎悪と未練。それらが綯い交ぜになった全方位への「情念」に狂い、ラビニアは頭が真っ白になりそうだった。ドアの隙間に指をかけ、血が出るほど唇をきつく噛み締めながら、そのおぞましくも美しい修羅場の光景から目を逸らすことができず、ただ凝視し続けることしかできなかった。
しかし、そのおぞましいまでの嫉妬と同時に、ラビニアの身体は抗いがたい背徳の興奮に支配され始めていた。
密室の情事をじっと見つめているうちに、無意識のまま、ラビニアの手が自身の股間へと伸びていく。
(どうしよう……っ)
タイトな下着の奥で自身のモノが熱く脈打ち、ジュワッと我慢汁が下着に染み込んでいくのがわかる。憎いはずの二人の姿を見せつけられながら、下半身は正直に反応してしまっている。狂おしいほどの屈辱と快楽が入り混じり、ラビニアの指先が自身の熱を慰めようと蠢きかけた——。
その時、ギィッ……と革が軋む音を立てて、エグゼクティブ・チェアが回転した。
背もたれがこちら側を向き、ミンチンの膝の上で揺れていたセーラの視線が、一瞬だけドアの隙間——ラビニアの潜む暗がりへと向けられた気がした。
ハッと息を呑み、ラビニアは我に返って慌てて股間から手を離した。
「……支社長、そろそろ次の役員会議の準備の時間でございます。ワタシは秘書ですので、仕事に戻らせてください」
声を高く細く作り、大人の余裕たっぷりにミンチンをいなすと、セーラは冷ややかに、しかし滑らかな動きでその分厚い膝の上から降りた。
剥ぎ取られた熱に名残惜しそうに眉をひそめたミンチンは、デスクの上の分厚い財布から、これ見よがしに分厚い札束を引き抜くと、セーラのタイトスカートの小さなポケットへとグイグイと乱暴にねじ込んだ。
「ほら、今日の分の『小遣い』だ。とっておけ」
セーラはポケットの重みに対して一切の感情を乗せず、ただ従順な仮面を貼り付けたまま、「……ありがとうございます、支社長」と冷淡に一礼した。
その光景を覗き見ていたラビニアは、ハッと胸を突かれた。
(あいつ……ああやって、あのパブでの大金を得てやがったんだな……!)
あの夜、大衆パブのカウンターで、自分の前に叩きつけられたあの分厚い札束。一文無しのセーラがどこからそんな金を調達したのか、ずっと疑問だったが、その謎が解けた瞬間だった。
——と、その時だった。
セーラがこちら側のドアに向かって歩き出してくる気配がした。
ハッと我に返ったラビニアは、慌ててドアの隙間から身を引き、その場から逃げだした。
◇
ガチャリ、とドアが開き、セーラは支社長室から静まり返った秘書室へと戻ってきた。
ハーブティーのトレイをデスクに置いた瞬間、セーラはピタリと動きを止め、周囲の空気を探るように細い目をさらに細める。
「……いま、誰かに覗かれていた気がする」
背筋にゾクリと走る、強烈な違和感。
誰かの、粘着質でドロリとした「視線」の残滓が、まだこの空間の空気に冷たく漂っているような感覚だった。
セーラが油断なく周囲を見回し、ふと、薄暗い天井の隅を見上げると、そこには「防犯カメラのレンズ」が、じっと自分を見下ろしていた。
今まで意識することは無かったセーラだが、あらためてそのレンズの意味する本質を理解した。
(この会社には、そこら中に、あのカメラがあるな……)
あのカメラが捉えた映像をチェックし、管理する権限は、誰にあるのだ。当然、ミンチンは握っているのだろう——。
張り巡らされたデジタルの網。自分たちがどんなに抗おうとも、その一挙一動がすべて記録されている。ここは逃げ場のない完全な「監視の檻」だとセーラはあらためて痛感した。
つづく
—
【次回予告】
覗き見の興奮のままトイレへ駆け込み、激しい自慰の果てに絶頂を迎えたラビニア。賢者タイムの訪れとともに情欲がすっきりと引き去った瞬間、その冷徹な矛先は次なる獲物・ロッティーへと定まる。
次回
#36 絶体絶命パンストOLセーラのコーヒーサーブ〜内線でコーヒーを注文する選民意識〜
「会議室にコーヒー二つ持ってきて」
お楽しみに!
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