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#41 ついに結ばれるセーラとロッティー!? 〜パノプティコンの社員寮・二人を切り裂く着信音〜

深夜の会社通用口から、目と鼻の先にある社員寮までの短い道のり。 暗い夜道を歩きながら、セーラの胸中は逸る気持ちで満ちていた。ミンチンから支給されたスマホがGPS監視付きであることなど、今の彼には微塵も浮かんでいない。ラビニアから貰ったお下がりのハンドバッグの底で、その凶器は静かに息を潜めている。 やがて、ガラス張りのエントランスが見えてくる。 「……ここだ」 セーラが低く告げると、ロッティーは無言で頷いた。 セーラがカードキーをかざすと、静かな電子音とともにガラスの扉が解錠される。二人は何気ない様子を装いながら、滑り込むように中へと入っていった。 (誰の目にも触れたくない……このロビーを走って駆け抜けたい) それでもセーラは目を伏せ、平静を装い、いつものようにゆっくりとエレベーターホールへ向かった。 エレベーターの階数表示をじっと見つめていると、ボタンを連打したくなる衝動にかられる。背後に誰かいるのではないかと振り返りたくなる気持ちを必死に抑え、目を伏せたまま重い扉が開くのを待った。 無機質なエレベーターの密室で、二人の心臓は激しく波打っていた。視線を合わせることもなく、ただカウントアップされる数字を見つめていた。時折触れ合う手が、強く握り締めたいという狂おしい衝動を呼び起こすが、それを殺して「他人のふり」を続けた。 やがて重い扉が開き、ロッティーが数歩遅れて後を追う。 自室の前で逸る気持ちを抑え、扉を開けると、ロッティーがすっと部屋の中へと滑り込んだ。 ◇ 重厚なドアが閉まる。外界の騒がしさが分厚い扉によって切り落とされ、一瞬にして静寂の密室が生まれる。 ——カチャリ。 電子ロックが施錠されたその乾いた音が、二人の間に微かに残っていた「理性の防波堤」を完全に決壊させた。 言葉はいらなかった。玄関の三和土(たたき)で、激しく身体をぶつけ合い、貪るように唇を重ねる。 「んっ……ぁ……ロッティー……」 「セーラさん……っ」 セーラのコートとロッティーのジャケットが乱暴に床へ脱ぎ捨てられる。二人はそのまま膝をつき、熱に浮かされたように互いを求め合った。セーラの指がロッティーのベルトに伸び、ズボンと下着を一気に引き下げる。 「あっ……恥ずかしい……っ////」 露わになったロッティーの股間は、限界までパンパンに張り詰め、痛いほどにカチコチになっていた。その先端からは、目詰まりしていた透明な蜜が、とろりと淫らに糸を引いてポタポタと溢れ出し、時折ピクピクと動いていた。 セーラはしばしそれを見つめると、今度は自らのタイトスカートのホックに手をかけた。この偽りの「女の姿」をかなぐり捨てて、己の本来の肉体に戻ろうとした——まさにその瞬間(とき)だった。 ——ルルルルルッ!! 床に放り出されたハンドバッグの中から、けたたましい着信音が響き渡った。 「……っ!」 セーラの動きが止まる。画面に表示された名前は『ミンチン支社長』。顔から血の気が引いた。 震える指で通話ボタンを押し、細い女の声を装う。 「……はい、何かご用ですか、支社長。こんな夜更けに」 『どうしたセーラ、随分と息が荒いじゃないか。お前、何か私にやましいことでもしているんじゃないのか?』 「……っ! いえ、そんなことはありません……」 セーラは必死に息を整え、声を震わせないように耐えた。 『ふん……まあいい。言い忘れたかと思ってな。お前に貸し与えたそこは独身寮だからな。連れ込みは禁止だぞ。規則違反になるからな。……分かっているな?』 まるでそれは、すべてお見通しであるかのような警告。ミンチンは楽しげな高笑いを残し、一方的に電話を切った。 (この部屋は監視されている……) スマホのGPSだけではない。タイミングが良すぎる。 セーラはゆっくりと視線を上げ、部屋の天井の隅や、備え付けの火災報知器の隙間を睨みつけた。 ミンチンとラビニアが、カメラ越しに自分たちを監視し、嘲笑っている光景が脳裏に浮かぶ。 もしここでロッティーと交われば、その映像は確実に記録され、ミンチンたちの新たなゆすりの道具にされてしまう。 「……セーラさん? どうしたんですか……?」 不安げに見上げるロッティーに、セーラは冷たい声で告げた。 「……ロッティー。服を着ろ。今日は帰ってくれ」 「え……?」 「すまない。俺とは、もう関わらない方がいい」 有無を言わさぬ態度でロッティーを玄関の外へ押し出し、重厚なドアを閉めた。 「セーラさん! セーラさんっ!!」 外から必死にドアを叩く声と泣き声が響く。 しかしセーラは冷たい鉄の扉に背中を預け、その場に崩れ落ちた。 「ロッティー……もう帰ってくれ……っ」 声にならない嗚咽が、暗い玄関に溶けていった。 つづく — 【次回予告】 パノプティコンの社員寮はセーラとロッティーの秘め事を暴く。ミンチンの覗き趣味として消費される監視映像。壁の向こうから響く下卑た笑い声。 次回 #42 パンストの繊維を突き抜けて立ち上る湯気〜レンズに見下ろされる恐怖が背徳感へと変貌するセーラ〜 ダメだ……ここで、こんなことをしちゃ、ダメなのに……っ お楽しみに! — パノプティコンの社員寮はセーラとロッティーの秘め事を暴く。ミンチンの覗き趣味として消費される監視映像。壁の向こうから響く下卑た笑い声。 次回 #42 パンストの繊維を突き抜けて立ち上る湯気〜レンズに見下ろされる恐怖が背徳感へと変貌するセーラ〜 ダメだ……ここで、こんなことをしちゃ、ダメなのに……っ お楽しみに!

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