42 / 65

#42 パンストの繊維を突き抜けて立ち上る湯気〜レンズに見下ろされる恐怖が背徳感へと変貌するセーラ〜

翌朝。ロンドン支社の最上階、支社長室。 パンストOL姿がすっかり板についたセーラは、今日も日課である支社長へのお茶出しを淡々とこなしていた。 「おはようございます、支社長」 ティーカップを置くセーラに対し、ミンチンは不敵な笑みを浮かべて口を開いた。 「どうだセーラ、社員寮の住み心地は?」 「……セキュリティ上の配慮だとは理解しておりますが、正直、常に監視されているような環境はあまり気分の良いものではありません」 セーラが少しだけ溜め込んでいた本音を漏らすと、ミンチンは「ガハハハ!」と喉を鳴らして爽快に大笑いした。 「隠し立てしないその正直さは嫌いじゃないぞ。……そうだな、レディにはプライバシーが必要だよな」 ミンチンは椅子から立ち上がると、背後からセーラの腰に腕を回した。分厚い手が、タイトスカート越しにヒップラインをねっとりと這い回る。 「お前の心がけ次第では、あんな狭い社員寮ではなく、マンションの一つぐらい買い与えてやってもいいんだぞ?」 「……っ、お気遣いなく」 セーラは表情を消したまま、その手をさりげなく、しかしきっぱりと払い除けた。 その時、支社長室のドアを「コンコン」とノックする音が響いた。 「失礼します……」 甘ったるい声と共に現れたのは、タイトスカート姿の女装したラビニアだった。 「おお、ラビニア。待っていたぞ」 ミンチンが機嫌よく呼びかける。セーラはそれを潮時とばかりに、深く一礼した。 「……それでは、これで失礼いたします」 セーラは足早にドアへ向かい、入ってきたラビニアとすれ違うようにして支社長室を後にした。 ◇ 背後で「ガチャリ」と、内側から鍵がかけられる音が響く。 ラビニアがデスクに近づくと、ミンチンは強引にラビニアの腕を引いて、自身の分厚い膝の上へと引き乗せた。 「ここへ座れ。面白いものを見せてやる」 ミンチンはラビニアを背後から抱き寄せると、デスクのモニターを指し示した。触れ合うほどに密着した二人の頬が、冷ややかな画面の光に照らされる。二人は吸い寄せられるように、モニターの中の光景を食い入るように覗き込んだ。 そこに映し出されたのは、セーラ、そしてもう一人はロッティー。二人は密室のドアが閉まった瞬間に激しく身体をぶつけ合い、貪るように唇を重ね合わせていた。 「これは……」 「そう。セーラに与えた社員寮の様子だ。あいつ、男を連れ込んでいやがる」 目の前のモニターを覗き込むミンチンとラビニア。 社員寮にはいくつもの隠しカメラが仕込まれており、二人の愛欲の光景は多角的なアングルから克明に捉えられていた。その解像度は極めて高く、自在にズームアップしすることも容易だった。 かつて愛した男の、あられもなく乱れている様子を特等席で見せつけられ、ラビニアの顔が嫉妬と屈辱に歪んでゆく。 やがてロッティーのズボンが引き下げられるとシーンへ進むと、ミンチンはマウスを操作し、ロッティーの股間をズームする。 先端から透明な蜜が滴り落ちてる様子を捉えるとミンチンは「ガハハハ! こいつは傑作だ」と下卑た笑い声を上げた。 「ほら、ここだ。よく見ろ」 ロッティーの股間をじっと見つめるセーラ――その生々しく卑猥な数秒間を、ミンチンは面白がって何度もループ再生させた。 「どうした? ラビニア。見るのが辛いか?」 ミンチンが耳元でねっとりと囁く。 「いいえ。あんな落ちぶれた男なんて、どうだっていいです……!」 図星を突かれ、ラビニアは震える声で必死に強がった。 しかしミンチンは、嫌がるラビニアの顔を無理やりモニターに向けさせ、ロッティーが我慢汁を垂らしている場面を執拗に再生し続けた。 「そうか? 興味ないか?」 強がるラビニアのタイトスカートの裾から、ミンチンのゴツい手が容赦なく奥へと伸びる。そして、レースの下着の上から、ラビニアの熱く脈打つモノをねっとりと力強く握りしめた。 「あっ……んんっ……!」 「どうした、お前、硬くなってるじゃないか?」 「ちが……そんなんじゃ……っ」 「嘘をつけ。感じてるじゃないか、本当は羨ましいんだろ?」 強がるラビニアの声は震えていたが、下半身は盗撮映像に反応し、我慢汁で下着をぐっしょりと濡らしていた。 「かわいそうなラビニア。私が優しくしてやろうな」 ◇ 一方、分厚いマホガニーの扉で隔てられた支社長室の外。 セーラは自身のデスクに戻らず、鍵のかかった重厚なドアにそっと耳を押し当てていた。 中から漏れ聞こえてくるのは、ミンチンの下卑た笑い声だった。 『あの新入社員、セーラに見つめられて我慢汁を垂らしてたぞ、ガハハ!』 さらに、ラビニアの甘く狂おしい喘ぎ声と、激しい肉体の動きが生み出す生々しい水音が、扉越しに鼓膜を震わせる。 「……っ!!」 セーラは全身の血の気が引くのを感じると同時に、強烈な羞恥の熱が頭の芯を焼き尽くすのを感じた。 自分とロッティーの、誰にも見られてはいけないはずの聖域だった愛の営み。それがすべて録画され、今まさにこの部屋で「鑑賞」されている。 (ひどい……すべて見られていた。すべて暴かれていた……!) 圧倒的な陵辱感がセーラを襲う。壁の向こうから絶え間なく聞こえてくる淫らな声が、抗いがたい変態的なスイッチを、容赦なく押し込んでいった。 (ダメだ……ここで、こんなことをしちゃ、ダメなのに……っ) 理性では必死に拒絶している。しかし、タイトスカートの奥でセーラの「ダイヤモンド」はドクドクと激しく脈打ち、熱く蒸れた股間はじっとりと汗ばんでいた。その熱気はパンストの繊維を突き抜け、まるで湯気が立ち上るかのようだった。 セーラは這うようにして自身の秘書デスクの下に身を隠すと、震える指先をタイトスカートの裾から忍ばせ、自身の熱を自らの手で慰め始めた。 (このオフィスだって……この秘書室にだって……絶対にあのカメラで監視しているに決まっているのに……っ!) 天井のどこかに仕掛けられたレンズに見下ろされる恐怖。壁の向こうで繰り広げられる歪んだ情事の声。 女装姿のまま、盗み聞きをしながら自らを慰めるという、完全なる「精神的調教」の完成だった。セーラは絶望と屈辱の涙をこぼしながら、自ら進んでミンチンの用意した檻の深淵へと堕ちていくのだった。 つづく — 【次回予告】 転落したスパダリ課長セーラの新しい日常。それは生活費のためにプライドを切り売りする屈辱的な日々だった。 次回 第四章 #43 お尻の下で動くミンチンの熱く硬いモノ〜頼りない薄いパンストとお下がりの面積の少ないパンティ〜 ——もう限界だ……早く、早く、お小遣いをねじ込んでくれ!! お楽しみに!

ともだちにシェアしよう!