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#43 お尻の下で動くミンチンの熱く硬いモノ〜頼りない薄いパンストとお下がりの面積の少ないパンティ〜

第四章 逃げ場なき監視パノプティコンのオフィス! 〜暴かれた淫らな情事と嫉妬のマウントコール〜 テムズ川を見下ろすビジネス街の一角に、ミンチン・コーポレーションのロンドン支社はあった。 その最上階——支社長室。 セーラの新しい日常は、屈辱的な「日課」から始まる。 ラビニアのお下がりのブラウスとタイトスカートに身を包み、支社長室へ淹れたての紅茶を運ぶと、すぐにセクハラは始まった。 「ぁっ……っ」 「ガハハハ! どうしたセーラ、もっと大きな声で鳴いていいのだぞ。お前のここは、もうカチコチじゃないか」 響き渡る、下卑た笑い声。 タイトスカートの中を這い回るゴツい指先——ミンチンの日々の「探究」で、バレてしまった急所をピンポイントに突いてくる。もはや反応してしまう自分にも慣れてきた。しかし本当にキツかったのは、引き寄せられたミンチンの膝の上で感じる——お尻の下の、熱く硬い動くモノ。 それでもセーラは無表情の仮面を貼り付け、されるがままに耐え忍ぶしかなかった。 このお尻の下の生き物が、ミンチンのズボンを、そして自分のタイトスカートを突き破って、自分の中に入ってくるのではないか。 そう思うと薄い薄いパンストと面積の少ないパンティは、ひどく頼りなかった。 (これ以上は耐えられない……早く、早く、お小遣いを……) ようやくタイトスカートのポケットに、丸めた紙幣をねじ込まれると、セーラは「今日は助かった」とばかりに逃げるように部屋を後にした。 こうして、生活費を稼ぐしかない日々。 支社長室を出て、自身の秘書デスクに戻ったセーラは、ぐったりと椅子に沈み込んだ。 (このままでは、本当にあの男の犬になってしまう……) 今や身につけているのは女物の服。食事は福利厚生のミールディールか、たまに連れられる高級ディナー。住まいはパノプティコンのような監視付き社員寮。衣食住のすべてを握られ、いつの間にかこの屈辱的な生活に順応し始めている自分に、セーラは深い絶望を覚えていた。 ミンチンがちらつかせる「心がけ次第でマンションを買い与えてやる」という言葉に、一瞬でも心が揺らいだ自分が、ひどく惨めだった。 (完全に牙を抜かれる前に、何か奴の「弱み」を握らなければ……一生この鳥籠から出られない……っ) だが、今の秘書に与えられた不完全な権限では、決定的な弱みなど引き出せない。 誰かの協力が絶対に必要だった。 脳裏に一瞬、ロッティーの顔が浮かんだが、すぐに首を振る。彼を巻き込めばまたラビニアたちの標的にされるだけだし、すまないが正直、頼りない。 (……もう、彼しかいない) アーメンガードが自分に寄せる思いが、普通の同僚のそれとは異なることは、薄々知っていた。卑怯な考えだが、今のセーラにはもう、なりふり構っている余裕はなかった。 セーラは引き出しの奥から小さなメモ用紙を引っ張り出すと、素早い手つきでペンを走らせた。 『夜21時、あの日一緒に行った、駅の近くのパブで待つ』(6話参照) 短い一文を書き終えると、セーラはそれを細かく折りたたみ、タイトスカートのポケットの奥深くに忍ばせた。 ◇ オフィスビルを出て、人波に紛れながら足早に歩く。前方に、見覚えのある広い背中——アーメンガードの姿が見えた。 セーラはヒールの音を立てて歩幅を速め、人混みを縫うように近づいていく。すれ違いざま、ポケットから忍ばせたメモ用紙を素早くアーメンガードの手に押し付けた。隣を通り過ぎる瞬間、彼がハッと息を呑む気配が伝わってきたが、セーラは一度も振り返らず、他人のふりをしたまま歩み去った。 社員寮の自室に戻ったセーラは、コートを脱ぎ捨てるなり、部屋の中を鋭い眼光で見回した。 「……見つけたぞ」 天井の火災報知器の隙間、そしてエアコンの吹き出し口の奥。セーラは椅子の上に立ち上がり、冷徹な手つきで隠しカメラのカバーを力任せに外し、繋がっている配線を躊躇なく引きちぎった。 ブチッ、ブチッ、という鈍い音が部屋に響く。モニターの向こうでミンチンがどう反応するかなんて、どうでもよかった。今はただ、確実な「死角」を作ることだけが重要だった。 最後に、ミンチンから支給されたGPS監視付きのスマートフォンをベッドの上に放り投げると、セーラは再び夜の街へと駆け出した。 ◇ あの日、社員研修の帰り道に二人で訪れた、静かなパブ。 カウンターの隅で、セーラは息を潜めて待っていた。 「セーラさん……!」 「来てくれたか、アーメンガード」 息を切らした彼を席に促し、セーラは声を潜めて切り出した。 「……どうしても君の力が必要なんだ。ミンチンを出し抜くための、奴の『弱み』を掴みたい」 真剣な眼差しで、すがるように頭を下げるセーラ。しかしアーメンガードは悲痛な表情を浮かべ、拳を握りしめてうつむいた。 「……セーラさん。僕は……あの一件があってから、人事部のシステム権限をすべて剥奪されてしまった。今は最低限の機能しか使えない……。君の力になりたいけど……っ」 力なく自嘲する彼の姿を見て、セーラの胸が痛んだ。自分のために無謀な行動を取ってくれた恩人を、これ以上泥沼に引きずり込むわけにはいかない。 「……いや、いいんだ、アーメンガード。今の君にこんなことを頼むべきじゃなかった。これ以上は迷惑をかけられない。今の話は忘れてくれ」 セーラはすぐに謝罪し、席を立とうとした。だがアーメンガードは慌ててその腕を掴み、真っ直ぐな瞳で言った。 「待って、セーラさん! 諦めるのはまだ早い。……僕に、少しだけ時間をくれないか。心当たりがあるんだ」 その必死な言葉に、セーラは戸惑いながらも小さく頷いた。二人はパブを後にした。 ◇ 数日後の夜。ロンドン歓楽街、ソーホー(Soho)のゲイバー。 奥まったボックス席で、ITスペシャリストのオネエ・ラムダスが先に待っていた。テーブルの上のノートパソコンを睨み、長い指でキーボードをカチャカチャと叩いている。 そこへ、アーメンガードが息を切らせて滑り込んできた。 「ごめん、ラムダス! 遅くなった!」 ラムダスはキーボードから手を離し、「フン」と鼻を鳴らしてノートパソコンをパタンと大きな音を立てて閉じた。 「呼び出しといて遅刻? ほんと、いい度胸ね」 「悪かったよ、どうしても仕事が長引いて……」 謝るアーメンガードに、ラムダスはカクテルグラスを弄びながら、面白くなさそうに視線を向けた。 「それで? 何の用? あなたから誘ってくるなんて珍しいじゃない?」 アーメンガードは深く息を吸い、意を決して両手を合わせた。 「頼む、ラムダス。君の技術で……ある男のスマホから情報を抜き出すための、特別なスパイウェアを用意してくれないか」 その言葉を聞いた瞬間、ラムダスの瞳が鋭くなった。密かにアーメンガードに想いを寄せているラムダスにとって、これは残酷な依頼だった。あの男|(セーラ)のために、また傷つき、危険な犯罪行為に手を染めようとしているアーメンガードの姿が、胸を激しく抉る。 「……どうせまた、あの『元プリンス』のためなんでしょ? なんでそこまで、あの男のために必死になるのよ。正直、私は協力したくないわ。あんたが泥をかぶるのを見るなんて、嫌なの」 ラムダスは冷たく言い放ち、プイと横を向いた。 アーメンガードの目を自分に向けさせるための「取引」を持ちかけたい、そんな歪んだ独占欲が脳裏をよぎる。 だが、アーメンガードはラムダスの手を強く握りしめ、ボロボロと大粒の涙を流しながら懇願した。 「お願いだ、ラムダス! 君しか頼れる人がいないんだ! 僕を、助けてくれ……!」 自分ではなく他の男のために流される涙。それでも、恋するアーメンガードが必死に泣きじゃくる姿に、ラムダスは結局抗えなかった。 (……本当にバカね、あんたも私も。たとえあんたの心が他の男に向いていても……そんな顔をされたら、放っておけるわけないじゃない……っ) 胸の痛みを溜息とともに吐き出し、ラムダスは閉じていたノートパソコンを再び開いた。 「……貸しだからね。また」 カバンから取り出したUSBメモリーをパソコンに差し、作業を終えると、それをアーメンガードの前に差し出した。 「これをターゲットの端末に挿せばいいわ」 「ラムダス……っ! ありがとう!」 アーメンガードが歓喜の表情でUSBを握りしめるのを、ラムダスは切なげに見つめながら、ただ静かにカクテルを煽った。 つづく — 【次回予告】 反撃のために自らを餌にしたハニートラップ。しかし、仕掛けた罠の代償はあまりにも屈辱的な蹂躙だった。 次回 #44 支社長室に響くいやらしい水音!〜絶頂の津波に耐えてUSBを挿し込む限界ギリギリの時間稼ぎ〜 ——急いでスマホに挿さないと……! 早くしないと……イッてしまう……っ! お楽しみに!

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