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#47 眠る親友の枕元で貪る背徳の自慰行為!〜今にも滴り落ちそうな透明な蜜と水音に隠した惨めな涙〜

セーラが仕込んだスパイウェアは、ミンチンとの危険な交渉の末、確かな「成果」をすでにもたらしていた。——監視カメラのない真新しいマンションの一室。今夜その部屋で、セーラとアーメンガードは二人並んで座り、ノートパソコンから放たれる青白い光に真剣な面持ちを照らし出されていた。 次に狙うは、かつてラビニアたちに奪われた『失われたUSBのデータ』の行方——。ミンチンのスマホに仕込んだスパイウェアから更に、ミンチンのアカウントのクラウドへと慎重にアクセスしていく。 「……よし。これなら、ラビニアの持つ核心データにアクセスできるかもしれない……!」 ——だが、その期待は突如画面に現れた無機質な警告文字によって終わりを告げられた。 『Connection Lost(接続遮断)』 「なっ……!?」 「どうした、アーメンガード!」 一切のアクセスが弾き返される。完全に回線を断ち切られていくのが分かった。 「……ダメだ。弾かれた。……気がついたか……っ」 背筋を凍りつかせるような絶望が、二人の間に落ちた。相手はすでにこちらの動きを察知し、対策を打ってきたのだった。 ◇ あの夜の失敗からずっと、アーメンガードはセーラに合わせる顔がなかった。一人で自責の念を抱え込んでいたアーメンガードは週末の夜、いつものソーホー(Soho)のゲイバーへと足を向けていた。 だが、その日に限ってラムダスの姿は無かった。どうしても誰かにすがりたくて、アーメンガードは近くにあるラムダスの自宅マンションのインターホンを鳴らした。 「……えっ? アーメンガード!?」 ラフな部屋着姿でドアを開けたラムダスは、突然の訪問に驚きつつも頬を紅潮させた。しかし、部屋に招き入れられたアーメンガードは、ソファに座るなり両手で顔を覆い、ボロボロと涙をこぼし始めたのだ。 「えっ……ちょっと、どうしたの? あのスパイウェア、うまくいかなかったの?」 慌てて隣に座り背中をさするラムダスに、アーメンガードは嗚咽を漏らしながら吐き出した。 「いや、君のおかげで成果はあったんだ。ありがとう……。でも、失われてしまった。USBに入っていたデータを取り返すことまではできなかったんだ……」 大粒の涙を流し、自分の無力さを責めて泣きじゃくるアーメンガード。 「それだけじゃない、全社員の携帯に強力なセキュリティパッチが強制適用されて、対策まで立てられちゃったんだ……」 「……へえ、パッチをねえ……ちょっとスマホ見せてくれる?」 アーメンガードが差し出したスマホを受け取ると、自身のパソコンにコードを繋いだ。 (なるほどね、確かにワタシが仕込んだスパイウェアも無効になってるわ……。でも……これはどうかしら?)※20話でラムダスはアーメンガードのスマホにスパイウェアを仕掛けてる。 ラムダスの瞳が怪しく光る。瞬時に新たな裏口|(バックドア)を仕込み終えると、何食わぬ顔でスマホを返した。 「うん、ありがとうね。……お宅の会社、なかなかやり手のホワイトハッカーがいるみたいね」 そんなラムダスの言葉も、今のアーメンガードの耳には届いていなかった。 「俺のせいで、もう二度とデータは……! あれはセーラさんの唯一の希望だったのに……っ!」 大粒の涙を流し、自分の無力さを責めて泣きじゃくるアーメンガード。 目の前で、大好きな男が、別の男のために泣いている。 ラムダスは背中をさする手を止め、言葉にできないほど複雑で、切ない表情でアーメンガードを見つめた。 (……あんた、本当にバカね。私の前で、そんなに他の男のために泣かないでよ……) 胸をギュッと締め付けられるような痛みを覚えながらも、ラムダスはただ黙って、アーメンガードが泣き止むまで寄り添い続けた。 ◇ 夜が更け、テーブルの上のボトルが空になる頃。酒に深く沈んだアーメンガードは、ラムダスのベッドの上で無防備に寝返りを打っていた。 「……スゥ……スゥ……」 少しだけ乱れたシャツの襟元から覗く、男らしい首筋と逞しい胸元。ラムダスはベッドの端に腰掛け、毛布を掛け直そうとしたが——その指先が、ピタリと止まる。 間近で感じるアーメンガードの荒い吐息。体温。そして、他の男——セーラのために泣き濡れていたはずの、悔しげに歪む唇。 「……ほんっと、バカなんだから」 苦笑まじりに呟いたものの、ラムダスの胸の奥で、せき止められていたドス黒い渇望が一気に決壊した。 ——もう、我慢の限界だった。 ラムダスはベッドの横に静かに膝をつくと、眠るアーメンガードの顔の真ん前に身を乗り出す。震える手で自らの下着の中に手を滑らせ、熱く硬く猛り狂った自身を握りしめ、無我夢中で扱き始めた。 「ん……っ、ぁ……」 息を殺し、アーメンガードの寝顔を凝視しながら指を動かす。興奮は瞬く間に頂点へと跳ね上がり、自身の先端からは透明な愛液が今にも滴り落ちそうなほど溢れ出してきた。 (だめ……落ちちゃう……っ) 身をよじるたび、ぬるついた透明な水滴が、今にもアーメンガードの頬や枕へと滴り落ちそうになる。 もし気づかれて目が覚めたら、すべてが終わる。 そんな恐怖と、すぐ目の前にある大好きな肉体への背徳感が、ラムダスの理性を狂わせていく。このまま、あいつの顔の前で、すべてをぶちまけてフィニッシュしてしまいたい——。そんな悪魔の誘惑に駆られ、さらに激しく扱きあげる。 ——と、その時だった。 「んぅ……セーラ、さん……」 アーメンガードが寝言を漏らし、ごそごそと身じろぎをして目を覚ましそうになる。 「っ……!?」 ラムダスはハッと我に返ると、自身のモノを握ったまま慌ててベッドサイドから飛び退いた。心臓が破裂しそうなほど脈打つ中、限界を迎えた身体を引きずるようにして、逃げるようにトイレへと駆け込む。 ラムダスはすぐさま水栓をひねり、激しい水音を響かせた。ザーザーと流れる冷たい水音の影に隠れるようにして、再び自身を激しく扱きあげる。 「ぁっ//// ぁっ/// ぁっ//」 激しく溢れ出る水音に紛れ込ませ、小さく、狂おしい喘ぎ声を漏らしながら、ラムダスはついに激しく昇天した。どろりとした白濁が、虚しく飛び散る。 しかし、激しい絶頂の余韻が去った後に訪れたのは、猛烈な自己嫌悪と虚無感だった。 激しく流れる水道の水を視界に滲ませながら、ラムダスはその場に崩れ落ちる。大好きな男のすぐ側で、目を盗んでしか自分を発散できない無惨さ。名前すら呼んでもらえない現実の厳しさに、ラムダスは膝を抱え、水音にかき消されながら、声を殺してただボロボロと泣きじゃくることしかできなかった。 つづく — 【次回予告】 隠し持ったデータを切り札に、親友という安全な距離を壊して決死の肉体取引を迫るラムダス。長年秘めていた狂おしい想いをぶつけられたアーメンガードは、予想だにしなかった言葉にその場で硬直してしまう。 次回 #48 親友の距離を壊す決死の肉体取引!〜残酷なマジレスとセーラに完敗するラムダスの絶望〜 「——ごめん、ラムダス。僕の心には、セーラさんしかいないんだ」 お楽しみに!

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