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#52 口では拒むが、抗えない正直な反応♂〜ずっと焦がれていたセーラの冷徹な指先に狂わされる夜〜

【第52話を読む前に:崩壊していく三角関係の現在地】 急速に変貌を遂げたセーラ、アーメンガード、ラムダスの複雑な三角関係と、今回のシチュエーションに至る背景を一度整理して解説します。 物語は、セーラがラムダスを自身のマンションに呼びつけたところから始まりますが、二人の思惑は完全にすれ違っています。 ● セーラがラムダスを呼び出した目的 セーラがラムダスを呼び出したのは、彼が握っている「重要なバックアップデータ」を渡させるためです。セーラは以前、ラムダスの嫉妬心を利用して彼と強引に肉体関係を結んでおり、今回も主導権を握ってデータを奪えると考えています。 ● ラムダスが抱く「別れ話」の決意 しかし、呼び出されたラムダスの心境は様変わりしています。彼はセーラに対し、関係を終わらせる「決別」を言い渡しに来たのです。 ● アーメンガードとラムダスが結ばれた背景 なぜラムダスが強気に出られるのか。それは前日、アーメンガードと肉体関係を持ったからです。 事の発端は、セーラが「アーメンガードに会社の監視の目が向いている」と察知し、彼を危険に巻き込まないために「二度と俺の前に現れるな」と冷酷に突き放した(振った)ことにあります。 深く傷ついたアーメンガードはラムダスの元へ身を寄せ、二人は初めて結ばれました。 これによりラムダスは「アーメンガードはついに自分のものになった」と確信。セーラとの情事は「一時の気の迷い」として綺麗に清算し、アーメンガードと添い遂げる決意を胸に、セーラの部屋を訪れたのです。 データが欲しいセーラ、そしてセーラとの関係を清算したいラムダス。 それぞれの思惑が交錯する中、物語は衝撃の展開を迎えます。 — 週末の夜。セーラのマンション。 ラフな男物のシャツとスラックスという姿のセーラが、ラムダスを自室に呼び出した理由は一つ。——あの「USBのデータ」の件だった。 ローテーブル越しにグラスを差し出し、どう話を切り出そうかと考えていたセーラに対し、ラムダスはグラスに手をつけることもなく、真っ直ぐに見据えてきた。 「セーラさん。……あなたとのあの夜のことは、ワタシの一時の気の迷いでした」 「……何?」 「もう、ワタシを巻き込まないで。……ワタシは、アーメンガードと添い遂げると決めたの。だから、あいつのことも、もう都合よく振り回さないでちょうだい」 それは、セーラに対する明確な決別宣言だった。 USBのデータを手に入れるつもりで呼び出したはずが、思いもよらない拒絶の言葉を唐突に突きつけられ、セーラはグラスを持った手をピタリと止めた。 (……オレを袖にして、あのアーメンガードを選ぶだと?) その瞬間、セーラの中で生来のドSな「悪い癖」が疼き出した。データのことなど一旦脇に置き、セーラは不敵に口角を吊り上げた。 「……随分と身勝手なんだな。オレとの夜は、ただの遊びだったのか?」 「あなたこそ遊びだったくせに……。でも、あいつとワタシの想いは本物よ」 一切引かないラムダスの強気な瞳に、セーラは低く冷たい声で嗤った。 「ふん。……じゃあ、試してみようか」 セーラは手元のスマホを手に取ると、躊躇なくアーメンガードの番号をタップした。 「今からあいつに『来い』と電話する。お前たちの関係が本当に『本物』なら……オレに冷たく突き放されたあいつが、今さらひょこひょこと現れたりはしないだろう?」 「っ……やめて!」 ラムダスが止める間もなく、スピーカー越しにコール音が鳴り、やがてガチャリと電話が繋がった。 『……セーラ、さん……?』 「アーメンガード。今から、ウチに来ないか?」 『えっ……で、でも、俺はもう……』 「いいから、来いよ。待ってる」 甘く、有無を言わさぬ声で囁き、セーラは一方的に通話を切った。 静まり返った部屋で、セーラは凍りつくラムダスを見下ろして残酷に微笑んだ。 「……さて。どうなるかな」 ◇ 数十分後。 マンションのインターホンが、無情にも鳴り響いた。 「嘘……あいつ、本当に……っ」 顔面を蒼白にするラムダスの腕を強引に掴み、セーラはリビングの隅にあるクローゼットの扉を開け放った。 「ここで大人しく見てろ」 「また、これ……っ!?」 乱暴に暗闇へと押し込まれ、ピシャリと扉が閉められる。 ラムダスの胸に、恐怖と同時に、あの夜の強烈な記憶が蘇る。 (まさか……またこのパターンの後に、セーラはワタシを激しく抱くつもりなの……? これが、セーラの定番プレイ……?) 混乱と、抗いがたい背徳の興奮に心臓が早鐘を打つ中、玄関のドアが開く音がした。 「セーラ、さん……」 おずおずとリビングに入ってきたアーメンガード。セーラに「もう来るな」と冷たく拒絶された傷が癒えきっていないはずなのに、呼び出されれば結局、抗えずにやってきてしまう。その情けなくも一途な姿が、格子の隙間から痛いほど鮮明に見えた。 「よく来たな、アーメンガード」 セーラは甘い声を出しながら、無防備に立つアーメンガードの背後にすっと回り込み、その広い肩を優しく抱き寄せた。 「えっ……セーラ、さん……?」 「いい子だ」 耳元で艶やかに囁きながら、セーラの長い指が、アーメンガードの首筋から胸元、そして——ズボンの上から、彼の股間へと滑り落ち、ゆっくりと撫で回し始めた。 「あっ……んっ……! ちょ、セーラさん、ダメです……っ////」 口では拒みながらも、ずっと焦がれていたセーラからの突然の愛撫に、アーメンガードの身体は正直に|反応《ボッキ》♂し、甘い吐息が漏れ出してしまう。 その光景をクローゼットの暗闇から見せつけられ、ラムダスの頭は狂いそうだった。 (やめて……あいつに触らないで……っ) 心では叫んでいるのに、愛する男が別の男の手で蕩けていく姿に、下半身は熱く疼き、理性とは裏腹に先端から我慢汁が溢れ出し、下着の布地がじっとりと湿らせてゆく。熱を帯びた自身のモノが痛いほど硬く張り詰めていく。嫉妬と絶望、そして異常な興奮が混じり合い、ラムダスの理性は焼き切れそうだった。 気がつけば、手は自らの下着の中に滑り込み、熱を持て余した自身のモノを無我夢中で扱き始めていた。 ハァ……ハァ……っ。 息を殺し、涙をポロポロと流しながら、自分の指で快感を貪る無様な姿。 その時だった。セーラがアーメンガードの耳元で、わざとらしく囁いた。 「……なあ。誰かに見られながらって……興奮するよな。ほら、あそこの隙間を覗いてごらん?」 「え……?」 アーメンガードが弾かれたように振り向く。 そして、セーラに促されるままフラフラと歩み寄り、クローゼットの扉を勢いよく開け放った。 眩しい光が差し込んだ先。 そこにいたのは、ズボンをずり下げ、自身のモノを握りしめたまま、涙と快感でぐちゃぐちゃになった顔で浅い呼吸を繰り返すラムダスだった。 「……っ!? まさか……ラムダス!?」 「あ……っ、お願い! 見ないで……っ!!」 羞恥に顔を歪め、必死に身を隠そうとするラムダス。 その背後で、セーラがくすくすと冷たい笑い声を上げた。 「おやおや……お客さんは、クローゼットの中で一人でお楽しみだったのかな?」 その言葉に、アーメンガードの頭の中で何かが激しく弾け飛んだ。 「セーラさん……これは、どういうことですか!俺とはもう会わないって言ったかと思ったのにっ!」 怒りと困惑に声を震わせるアーメンガード。 だがセーラは表情一つ変えず、ただ冷徹な視線をこちらに向けるだけだった。アーメンガードの目が、その足元でガタガタと震えるラムダスの姿を捉える。 「それなのに急に呼び出したと思ったら……なんで、ラムダスがここにいるんですか!?ラムダスに、何したんだよ……っ!」 すがりつくようなラムダスの視線に、アーメンガードの胸の内で何かが弾けた。すべてはこの男の無邪気な戯れなのか。強い怒りが、一気に込み上げてくる。 「俺たちを弄んでるんですか!?いくらなんでも……っ、酷すぎるよ!!」 「ちょっとしたゲームさ。かくれんぼみたいな」涼しい顔でうそぶくセーラの狂気の前では、どんな怒りも無力だった。 「来い、ラムダス! こんな所にいちゃダメだ!」 「あっ、痛い……っ、アーメンガード……!」 アーメンガードは、ズボンを上げるのももどかしいラムダスを引きずるようにして、逃げるようにセーラのマンションから飛び出していった。 ◇ 冷たい夜風が吹き抜ける、ロンドンの街角。 駅へと向かう人通りの多い歩道を、二人は無言で歩いていた。 「……ラムダス。今日のことは、もう忘れよう……な?」 アーメンガードは振り返り、無理に笑みを作って言った。 「何もなかった。俺も、お前も……」 しかし、うつむいていたラムダスは、聞いたこともないような氷のように冷たい声で、その言葉を遮った。 「……触らないで」 「え……」 ラムダスは顔を上げ、涙でぐしゃぐしゃになった瞳でアーメンガードを睨みつけた。 「軽蔑してるんでしょ……。あんたたちがイチャついてるのを覗いて、自分でしてたんだからな」 極限の羞恥が反転し、鋭い棘となって自虐的にラムダスを刺し貫く。 その痛々しすぎる絶望の叫びに、アーメンガードは言葉を失った。 ラムダスがどれほど傷つき、どれほど自分を想ってあんな無様な姿を晒してしまったのか。その痛みが、アーメンガードの胸を激しく締め付けた。 「……もういい。何も言うな」 アーメンガードはラムダスの腕を強く引き寄せ、その細い身体を力強く抱きしめた。 「アーメンガード……っ」 周囲を行き交うロンドンの人波など、もうどうでもよかった。 アーメンガードはラムダスの涙に濡れた顔を両手で包み込むと、互いの痛みと傷を舐め合うように、深く、激しく口づけを交わした。 その夜、二人は再びラムダスの家へと戻った。 言葉よりも確かな熱で互いを求め合い、二度目のベッドイン。傷だらけの二人が身を寄せ合う部屋の窓の外で、やがてチュン、チュンと、新しい朝を告げる雀の鳴き声が響き始めていた。 つづく — 【次回予告】 泣きじゃくるアーメンガードを強く抱き寄せ、持ちかけられた禁断の取引に応じるセーラ。 「……抱いてほしいんだろ?」 次回 #53 裏切りの果てに捧げる戦利品♂〜全てを捨て去りセーラに直球で肉体を求める夜〜 「セックスがしたいんです。セーラさんと……」 お楽しみに!

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