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#63 【本編スキップ可】〜ロッティーが罠にハメられて捕まるだけの純度100%の状況繋ぎ回〜

【63話:あらすじ】 人事部でリハビリ出社を続けていたロッティー。そんな彼のもとに「セーラ」を騙る深夜の呼び出しメールが届く。会社へ向かったロッティーは、夜の通用口で黒服に捕まり支社長室へと連行されてしまう。そこで待っていたのは、闇堕ちしたアーメンガードとラビニアだった。ラビニアはセーラを誘き出すため、受話器を取り上げる。 — かつてセーラが「スパダリ課長」としてこのミンチン・コーポレーションに君臨していた頃、最も目をかけ、可愛がっていた新人社員——それがロッティーだった。だが、セーラの父ラルフ・クルーの突然の死をきっかけに状況は一変した。転落していくセーラの人生に巻き込まれるようにして、ロッティーもまた、ラビニアの残酷な標的となってしまう。 ——あの日、深夜のオフィスで起きた屈辱的な罰ゲーム。ラビニアの冷酷な命令によって、スリッパで理不尽に打ち据えられたあの日を境にロッティーは会社へ足を運べなくなってしまった。さらに、唯一の心の救いであったセーラからも、「俺とはもう関わらない方がいい」と拒絶され、それが自分を守るための詭弁でだと分かっていても、ロッティーの心は深く傷つき、休職を余儀なくされていた。 最近になってようやく、復帰を果たしたものの、ラビニアのいる元の部署に戻ることなど到底許されるはずもなかった。一時的に人事部預かりとなった彼は、「リハビリ出社」として毎日、怯えながら出勤する日々が続いていた。 そんな矢先のことだった。 突然、セーラから一通のメールが届いた。深夜の会社通用口での密会という、あまりにも不自然な呼び出し。しかし、ロッティーは一切の疑いを持たなかった。ただただ、再びセーラに会えるという歓喜に舞い上がり、指定された深夜の会社へと足を運ぶのだった。 ◇ 冷たい夜風が吹き抜ける、ロンドン支社の通用口。昼間の喧騒が嘘のように静まり返ったエントランスホール。 ロッティーは一人、暗がりのなかで得体の知れない不安に身をすくませていた。 ——コツリ。 奥の暗闇から、静かな足音が響いた。 「セーラさん……!」 ロッティーが期待に胸を膨らませて顔を上げると、そこにいたのはセーラではなく、見知らぬ黒服の男だった。 「……えっ?」 「ロッティーさんですね。セーラさんなら、上でお待ちですよ」 男は乱暴にするそぶりもなく、丁寧な口調で微笑みかけた。 「あ、はい……」 「案内します、こちらへ」 促されるまま、ロッティーは夜間専用のエレベーターホールへと導かれた。エレベーターに乗り込むと、男は無言で最上階のボタンを押す。 (最上階……? どうしてセーラさんが、支社長室なんかに……) 一瞬、不安が胸をよぎった。しかし背後に立つ男の静かな威圧感に、言葉を飲み込むしかなかった。 ——チン、と無機質な音が鳴り、重厚な扉が開く。 「どうぞ」 促されて支社長室へと足を踏み入れたロッティーは、言葉を失った。 そこには、セーラはいなかった。 代わりに、部屋の中央にある玉座のような革張りの椅子にふんぞり返るタイトスカート姿の妖艶な美女と、その壁際に腕を組んで佇む男の姿があった。 「アーメンガードさん……!?」 ロッティーの視線が、唯一知っている顔にすがるように向いた。セーラのために動いてくれているはずの先輩。救いを求めるように一歩踏み出したそのとき—— 「やあ、ロッティー。よくもまあ、のこのこと現れたな。まったくおめでたいよ」 アーメンガードは、光の消えた冷徹な瞳で彼を見下ろし、歪んだ冷笑を浮かべた。かつての優しげな面影は、どこにも残っていない。 「え……? アーメンガードさん、どうしちゃったんですか? 一体ここは、どういうことなんですか……?」 豹変した態度に、ロッティーが混乱と恐怖で身をすくませた、その刹那—— 革張りの椅子に深く腰掛けた美女が、低く冷酷な声で口を開いた。 「久しぶりだな、ロッティー」 「え……? あなたは……」 聞き覚えのある、忌まわしい声。ロッティーの心臓が、ドクンと重く跳ね上がった。美女は意地悪く目を細め、残酷に微笑む。 「わからないの? ……オレ(・・)だよ」 「……ラ、ラビニア、課長……ッ!?」 ロッティーの顔から一瞬で血の気が引いた。 深夜のオフィスで四つん這いにされ、スリッパで執拗に尻を打ち据えられた屈辱。 肉体だけでなく尊厳までも蹂躙された、あの悪夢の記憶が一気に蘇る。 毎夜のように自分を苛むトラウマの元凶が、なぜ女の姿で目の前に座っているのか。理解を超えた狂気に、恐怖が全身を駆け巡った。 ロッティーはたまらず背を向け、逃げ出そうとした。しかし、案内してきた黒服の男がすでにドアの前に立ち塞がり、退路は完全に断たれていた。 「少し待ってなさい」 震え上がるロッティーを嘲るように、ラビニアは手元の内線電話の受話器を取り上げ、甘く、しかし底冷えのする声で囁いた。 「お前の愛しいセーラも呼んであげる。……これから、楽しい楽しいパーティーが始まるわよ」 つづく — 【次回予告】 ラビニアが異常なまでに執着する「スリッパお尻叩き」——それは、かつてミンチンに植え付けられた呪われたトラウマの裏返し。自分が味わった支配と屈辱の連鎖を晴らすため、ラビニアは最も残酷なゲームを思いつく。 次回 #64 究極の精神的拷問・セーラが叩くロッティーのお尻〜3回叩かないと恥ずかしい動画がロッティに〜 「どうしたの? 叩けないなら、やっぱりこれは——」 お楽しみに!

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