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『その後の先生の陥没乳首』act.3*

 下半身に違和感を覚えて、赤峰は寝返りを打つ。爪先が何かに当たった気がした。 (ん……なんだ?)  夢現(ゆめうつつ)の状態で掛け布団を捲る。赤峰は自分の目を疑った。くすんだ緑色の物体が、股の間で蠢いていたのだ。 「なっ……」  赤峰は驚いて身構える。剥き出しの尻がシーツに擦れた。パジャマを着ていたはずなのに、もうわけがわからない。  闇の中に、色白の顔が浮かび上がる。切れ長の瞳は、日本人には珍しい香色だった。この瞳を、見間違うはずがない。形のよい薄い唇は、紅を指したように真っ赤だった。 「え……? 碧? なんで……?」  ――会いに来ようとしてくれたでしょ? だから、来ちゃった。 「来ちゃったって、こんな夜中に」  他にもツッコミどころはいろいろあるが、今はそれどころではない。碧は服を着ていなかったのだ。  ――太陽さん……。  碧の熱い掌が、赤峰の頬に触れる。赤峰もいつの間にか裸になっていた。 「あ、あお……」  生まれたままの姿で、お互いの体を抱き締め合う――そこで目が覚めた。 「ゆ、夢かー!」  赤峰は勢いよく上体を起こした。まだ初夏だというのに、全身汗まみれだった。恥ずかしすぎて、頭を抱えて小さくなる。 (そうだよ! 夢に決まってるよ! マジシャンでもないのに、服がいきなり消えるわけないし!)  必然的に、股間が視界の中心にくる。大きくなった自身を目の当たりにして、穴があったら入りたくなった。 (これが、疲れマラとかいうやつなのか?)  今まで、碧の夢を見て興奮することはあったが、ここまで露骨なのは初めてだった。  決定的な違いがある。赤峰は、碧の裸体を見たことがない。一度だけ体を重ねたあの時、碧は、制服を着たままだった。それなのに、夢の中の碧は全裸だった。 (なんだ、俺、溜まってんのか? 碧のこと考えてたからって、こんな夢見るなんて!)  赤峰は衝動的に髪の毛を掻き回す。  たとえチョイ役であっても、碧が出演するドラマは全てチェックしていた。テレビ画面越しに碧の水着姿は目にしたことがある。その時は思わぬ眼福を得た気分になったが、全国放送であることに思い至り、複雑な気持ちになった。 (明日――もう今日か。碧に会うっていうのに、どんな顔で会えばいいんだ!)  赤峰は重大な事実に気付いて動きを止める。  赤峰にとっても、待ちに待った初めてのデートだ。しかも、場所は碧の自宅で、家人はいない。 (それって、つまり……)  淫夢が現実になる可能性が高いということだ。 「うわああああ! 俺は、どうしたらいいんだーっ!」  壁が大きな音を立てる。 「うるさいぞ! 何時だと思ってるんだ!」 「はい! すみません!」  隣人に壁を蹴られたらしい。  赤峰はうなだれて長息した。視線の先にある股間は、盛り上がったままだった。  このままでは眠れない。赤峰はあきらめにも似た心境で、下着の中に右手を入れた。 「っ……」  軽く握っただけで、息が漏れてしまう。これ以上、隣人に迷惑はかけられない。赤峰はパジャマの裾を口に咥えることにした。必然的に胸元が捲れ上がり、たいらな胸が外気にさらされる。 「んっ、んんぅ」  竿の部分を上下に擦る。先端から先走りが滲み出て、くちゅくちゅと卑猥な音を立てていた。 (こんなんじゃ、ない……碧なら、もっと……)  赤峰は無意識に、夢にまで見た碧の指の感触を思い描いていた。  想像の中の碧が、ぐりぐりと尿道口を刺激する。 「っぅぅう……んぁ……んんっ!」  快感が一気に高まり、秘められた胸の粒が、じんじんと疼いている気がした。 (あ……あお……)  ――うん。触ってあげる。  碧が微笑を浮かべて乳輪に触れる。両手で薄い皮膚を摘ままれ、熱い吐息が喉を焦がす。 「かはっ……あ……」  口を閉じていられず、よだれのついたパジャマが落ちる。  ――顔が見えてきたね。太陽さんの、かわいい乳首。 「んんっ……あ、んっ……」  赤峰は声を押し殺しながら、自身の乳首を慰め続けたのだった。  夢から覚めた時には、既に日が高くなっていた。  赤峰はベッドから上体を起こして、ぼんやりとしていた。結局明け方まで乳首をいじり続けてしまった気がする。空腹を覚えて、赤峰はベッドから出る。冷蔵庫を確認するが、すぐに食べられそうなものはなかった。 (スーパーに行くか)  幸い徒歩で行ける距離にスーパーがあった。コンビニで買うより安上がりなため、重宝している。  パジャマを脱ぎ、何気なく胸元を見下ろす。赤峰は目を見張り、自身の胸を凝視した。眼に映る光景が、現実のものだと思えない。恐る恐る指の腹で触れてみる。 「マジか……」  赤峰の声は、驚きに満ちていた。

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