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『その後の先生の陥没乳首』act.9**
赤峰は全裸でリストバンドとイニシャルネックレスだけを身に着けた状態で、一人で碧のベッドに仰向けになっていた。体温で温まっているのか、Aのペンダントを冷たいとは思わなかった。
ゴムで引っ張られた乳首は、乳暈ごとぷっくりと盛り上がっているように見える。心なしか、いつもより色が濃い気がした。
(なんか……エロい……)
自分の体を見てそう感じるのは初めてだった。
衣擦れの音が聞こえる。赤峰はびくりと体を震わせた。
(やっと碧の裸が見られる!)
期待で胸の高鳴りが止まらない。赤峰は重い体を起こした。
「あ……」
歓声が口から漏れ出る。
碧の裸の胸にTのペンダントがきらめいた。碧は腰を屈めてジーンズを脱いでいるところだった。
テレビで見た通り、碧の腹筋はうっすら割れていた。バレーボールをしていたからか、肩回りの筋肉には、目を見張るものがある。
目が合うと、碧は艶然たる笑みを浮かべた。赤峰の心臓が跳ねる。
碧がボクサーパンツ一枚でベッドに乗り上げてきた。
赤峰は、碧の全裸が見たくてたまらなくなった。
「ちょっ……太陽さん?」
碧が驚いて後ずさりする。
「そこだけはもう見たんだから、今脱いだって一緒だろ?」
赤峰は碧の下着の両サイドに指をかけた。勢い余って、体が前に倒れる。
「あ……っ……」
熱を帯びた吐息が喉を焦がす。下着から躍り出た碧のペニスが、赤峰の胸の尖りを擦り上げたのだ。
「っ! ……太陽さん……」
碧の声が上擦って震えている。碧は耳まで真っ赤にして、両手で口を抑えていた。
赤峰がたまらずに身をよじると、乳首が碧の先端によって押し潰された。まるで赤峰の乳首と碧のペニスが口付けを交わしているようだ。
「ん……は……あっ! んんっ……」
背筋を快感が走り抜けていく。乳首に塗り付けられたローションのぬめりと、碧自身の先走りによって、乳首はよく滑った。
どくんと、碧の欲望が大きく脈打った。大きさもさらに大きくなった気がする。
次の瞬間、赤峰は碧によって押し倒されていた。碧は赤峰のリストバンドを掴んで、荒い呼吸を繰り返している。情欲に満ちた鋭い視線で赤峰を見詰めている。眉宇に皺を寄せ、歯を食い縛っていた。
「あ、お……」
赤峰の腰の下に、枕が宛がわれる。尻を突き出す恥ずかしい格好になった。
碧は先程のローションを掴んだ。赤峰の後孔めがけて、ローションが垂れ流されていく。
「ひゃっ……あっ……」
赤峰は冷たい感触に、細い腰を震わせる。碧は自身の人差し指にローションを塗り付けた。そのまま赤峰の花輪に、人差し指を差し入れる。
「んっ……」
やっと、碧が口を開いた。
「俺が余裕なくなって、乱暴にしたらどうするつもりなの? ケガをするのは、太陽さんなんだよ?」
碧は少し怒っているようだ。
碧の指先が、ローションのぬめりを借りて、内壁を押し広げていく。
「……っ……よ、ゆうが、ないのは……んんっ! ……お、れもっ! お、な、じ……だからっ!」
感じる場所を探り当てられ、びゅっと先走りが迸った。
碧の指が二本に増やされる。ローションも継ぎ足され、淫らな水音が大きくなる。聴覚からも興奮が高まっていくようだ。
碧は指の出し入れを繰り返している。
「ひやっ……あ、ああっ……ああんっ……」
内壁が収縮し、碧の指が出ていくのを嫌がっているようだ。
碧の指が止まった。
「そんなこと言ったって、俺のサイズ知ってるでしょ? 二本ぐらいじゃ全然足りないよ!」
『サイズ』と言われ、頬が熱くなる。
「……大丈夫だ。半年以上経ってるのに、指がすんなり入っただろ?」
自分で言っていて、恥ずかしくてたまらない。頭から湯気が出そうだ。
「そういえば……え? なんで?」
碧は必死になりすぎて気付かなかったようだ。
顔を見ながら言うのは恥ずかしくて、赤峰は横を向いた。
「ゆうべ、乳首いじった時、お尻も……自分でいじっちゃったんだよ。だから、二本で、大丈夫……の、はず」
碧の指が一気に引き抜かれる。
「あっ……」
名残惜しくて、切ない喘ぎが漏れる。
碧が下着を脱ぎ捨てる。赤峰はほうと息を漏らした。
(やっと、碧とつながれる)
ベッドがきしんだ音を立てる。碧がベッドから降りようとした。
赤峰は目を見開いて悲痛な叫びを上げた。
「やっ……置いて行かないでくれ!」
碧が眩しそうに目を細める。
「ゴム着けるだけだから、ちょっと待ってて」
赤峰は腕を伸ばして、碧の手首を掴んだ。
「着けなくていい、からっ……今すぐ抱いてくれ!」
碧は一瞬、泣きそうな顔をした。
顔の横に両手をつかれて、うなじに顔を埋められる。軽く歯を立てられ、強く吸われた。
「んっ……」
碧にキスマークを付けられるのは、これが二度目だった。
赤峰のみぞおちに水滴が落ちる。汗かと思ったが、そうではないとすぐにわかった。
碧がしゃくり上げて泣いていた。
「碧……」
顔を上げた碧は、眉間に皺を寄せて、歯を剥き出しにしていた。碧の体重を支える両手が、小刻みに震えている。
「手放したく、ない……別れたくないよ!」
赤峰は反射的に叫んだ。
「俺が別れるわけないだろ! 絶対に別れてやらないからな! 覚悟しとけよ!」
碧は安心したように笑みを浮かべる。
(よかった。わかってくれたみたいだ)
碧は体を起こすと、勃起した自身にローションを垂らした。ベビーピンクのペニスにオレンジの粒々がまとわりついているように見える。
碧は赤峰の太腿を両脇に抱えた。
いよいよ碧に抱かれるのだと、期待に胸が躍る。
ざらりとした灼熱の切っ先が、赤峰の花輪をくぐる。
「は……んっ、あぁ……」
碧がぐいっと腰を進める。ローションのぬめりを借りて、碧のペニスが隧道 を押し広げていく。指とは比べ物にならない愉悦が、赤峰を翻弄する。
「あ……やっ……ん、ぁあっ……」
腸壁が収斂 し、胎内に碧の形を浮かび上がらせていく。赤峰は耐え切れずに碧に全身でしがみついた。
(生だと、全然違う!)
重なる肌が熱い。隙間のないほどお互いを抱き締め合う。
(俺、今……碧とセックスしてるんだ……)
裸で抱き合っている喜びが、腹の底から込み上げてくる。
尖り切った乳首が、碧の乳首をぴんと弾いた。
「ひぃあっ……ああんっ……」
乳首同士がぶつかり合う。その光景に、視覚からも興奮した。
(乳首が、キスしてるみたいだ……)
「ふ、ぐっ……はあっ……」
碧が腰を引いた。からみついた襞が震える。ぎりぎりまで抜き取られた後、ずんっと奥まで押し進められた。粒状のローションの摩擦によって、さらなる悦楽が赤峰に襲い掛かる。
「ひっ……ぁあ――っ! ……」
感じる場所を亀頭で潰され、四肢がびくんびくんと痙攣する。目の前で火花が散った。頭の中が白く濁り、何も考えられなくなる。一瞬、意識が飛んだ気がした。
勃起したペニスから、間欠泉のように透明な液体が吹き出している。
「は、あ……あぁ……」
赤峰は焦点の合わない瞳で、浅い呼吸を繰り返していた。
(嘘だろう……また、入れられただけで……)
自身を見下ろし、赤峰は身を乗り出した。
「え? ……精液じゃない?」
萎えた赤峰自身には、白濁ではなく、透明な汁がまとわりついていた。粗相してしまったのかと、背筋が寒くなる。
「違うよ。潮吹きっていうんだよ。聞いたことない?」
碧がものすごく嬉しそうに言う。汗をかいた碧の顔も、例えようもなく綺麗だった。
聞いたことぐらいはあるが、それを口に出すのははばかられる。代わりに、赤峰は碧の両頬を包み込んだ。
「太陽さん?」
赤峰は瞳を閉じる。万感の思いを込めて、碧にキスをした。
碧の色素の薄い瞳を見詰める。
呼応するように、胎内で碧が大きくなった。空洞を埋めてもらえた気がして、かつてないほどの充足感が赤峰を満たした。こうなることが運命づけられているかのように、パズルのピースのようにぴったりと合わさる、唯一無二の存在だと思えてならなかった。
(何に悩んでいるのか、俺にはわからないけど)
「愛してる。何があっても、俺は碧の味方だからな」
蕾が花開くように、碧は朗らかな笑みを浮かべた。
ぐいっと腰を掴まれて、体が宙に浮く。
「ひゃっ……」
そのまま体勢を変えられ、碧の膝の上に乗せられた。
「百人力だよ」
「っ……や、あっ……あぁぁぁぁぁっ!」
自重で体が沈み込み、赤峰は喉を仰のかせながら悲鳴じみた嬌声を上げる。襞が収縮し、ますます碧の形を意識してしまう。
「っ……」
碧も締め付けられているのだろう。迸る汗と共に、熱い息を漏らした。
碧も感じてくれている。そのことが赤峰には嬉しかった。
碧がいたずらっ子のような笑みを浮かべる。
「この体位好きなんだよね。太陽さんのかわいい乳首が、目の前に来るから」
勃起しきった乳首を、碧に咥えられる。
「ひゃあんっ!」
容赦のない官能に、赤峰は身をよじって耐えるしかなかった。
「かわいい……そんなに気持ちいい?」
そう言うやいなや、碧はもう片方の乳首をきゅっとつねった。
「だ……だっ、て……っ! ……きもち、よす……ぎ、てっ!」
乳首を指の腹で押し潰されると、脳髄がとろけるような快感が全身を駆け巡った。
「ひゃっ、あ……うぅ……」
碧が下から突き上げてくる。両方の乳首を転がされ、熱い何かがせり上がってきた。
「くぅ、ううう……はああああああっ……」
リミッターが外れたように、快感の波が赤峰を呑み込んだ。お腹の奥がじんじんして、気持ちいいのがずっと続いている。赤峰の半勃 ちのペニスから、絶えず先走りが漏れ出ていた。
「そ、んな……イってるのにっ……イくの、止まんないっ!」
絶頂が全然終わらなくて、頭がおかしくなってしまいそうだ。
碧が目を細めて嬉しそうに笑う。
「ドライオーガズムだよ。前に言ってた『メスイキ』。二回目だね」
(なんでそんなに、嬉しそうなんだよ!)
「ひあっ……あああっ……やああんっ……」
碧が腰を揺するたびに、得も言われぬ感覚が背筋を這い上がってきた。自分でも腰を振ってしまっていることに、赤峰は気付かない。
「あっ……ああっ……や、あ――っ!」
碧に熱い飛沫が注ぎ込まれるまで、赤峰は嬌声を上げ続けたのだった。
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