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第24話 ※クロード様だけ 1
翌日から殿下のもとで秘書兼護衛のお仕事が始まり、バタバタと時間が過ぎていく。
俺に与えられた部屋は、国が招いた客人などが来た時に使う部屋らしい。
通りで室内の装飾はとても素晴らしいし、ただの護衛に与えられる部屋ではないように感じていた。
「殿下、あのような素晴らしい部屋を私が使ってもよろしいのでしょうか」
「よいのだ。 待遇が悪いとクロードがうるさいしな」
「はぁ……でもなんだか落ち着かない感じがします」
「それならばクロードを呼ぶか? 喜んでやってくるぞ」
「いいいいいえ、滅相もございません!!」
このお方は時々冗談なのか分からない事を言い放つので、心臓が何個あっても足りない。
今も俺の心はクロード様を想っているので、一緒の部屋で過ごせばたちまち甘えてしまうし自立が遠のいてしまう。
「はっはっはっ! なかなか面白い反応だな」
「からかわないでくださいっ!」
「よいではないか。 ここには私とお前、二人しかいないのだ」
揶揄うような笑みを向ける殿下に恨めしい目を向けていると、扉の方から大好きな人の声が聞こえてくる。
「殿下、私のリックにお戯れはお止めください」
振り返ろうとした瞬間、俺の体がご主人様の力強い腕の中におさまったのだった。
「クロード様……っ!」
「まったく、お前はどこにいてもフレデリックの匂いを嗅ぎ分けてやってくるな」
「当たり前です。 どうせ困らせているだろうと思ったら、案の定ですから」
「ふん。 まぁお前が気にかけるのも分からなくもない。 フレデリックの反応は面白いからな」
「そこが可愛いのです。 殿下であろうともリックに手を出すのは許しませんよ」
「ほう。 どう許さないのだ?」
「あのお方にある事ない事を言います」
クロード様の言葉に殿下が慌てて立ち上がった。
こんなに表情を乱した殿下を初めてみた気がする……あの方というのは殿下の大切な人に違いない。
クロード様は誰なのか知ってるんだ。
「リック、行こう」
ご主人様は俺の腕を引きながら、ズンズン扉へ向かって歩いていく。
戸惑う俺に殿下がやってきて、サッと書類を持たせた。
「これはその阿呆への書類だ。 君に預けておく」
「あ、はいぃぃ!」
「殿下、少しリックをお借りしますので」
「少しだといいがな」
俺は殿下とクロード様を交互に見やる。
俺の上司は殿下なのだけど、退出していいの?!
殿下は笑顔で手を振っているし、クロード様は歩を止める気配はないし……どこへ連れて行かれるのだろうと思い、廊下を無言で歩くご主人様に聞いてみた。
「クロード様、いったいどちらへ……?」
「ん……どこだろうね」
聞いても答えてくれないので不安に駆られていると、連れて来られた先は王宮内の資料室だった。
ここには様々な事件や仕事に関する資料が置いてあり、頻繁に使う場所でもないので、薄暗く滅多に人の出入りがない。
「何か調べたい事でも?」
「調べたい事……そうだね。 ちょっと調べたいかな」
「なにを……って、ちょっ!」
ご主人様の手が俺の体中を触り、何かを確かめているようだった。
その手は慣れた手つきでシャツの前を開いていく。
「クロード様っ!」
「シ――ッ」
扉に押し付けられ、人差し指を立てられたので声を飲み込んだ。
そしてクロード様は俺の首筋に顔を埋め、舌で舐めたり、強く吸い付いたり……突然愛撫が始まり、声が漏れ出てしまう。
「ふ……んぅっ……こんなとこで、だめぇ……」
「リック、殿下に触られてない?」
「肌はどこも……っ、触られてない、です……」
「本当? じゃあココは?」
彼の手が胸を優しく撫でていく。
そしてその手は先端を強くつまんだ。
「やぁぁ……っ!」
「ああ、かわいい……昨日、殿下が君を抱き締めて可愛がっているのを見て、頭が沸騰するかと思った」
上着を全てはぎ取られ、露わになった胸の花蕾にむしゃぶりつかれてしまう。
「ふあっ、ぁあ! だめぇ……っ!」
あまりに突然の刺激。
快楽で背中はのけ反り、腰が砕けてしまいそうになる。
こんな誰が来るかも分からない場所でこんな事……でも俺の下半身は期待に膨らんでいるのが分かる。
だめだって思えば思うほど、下腹部が切なくなってしまう——。
視線を下げれば、我慢出来ずに先端の液体が沁みだしていた。
恥ずかしい……!
こんなのご主人様に見られたら嫌だって思うのに、大好きなクロード様からの愛撫はまるでご褒美のように甘美で、抗う事が出来なかった。
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