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第30話 ※想いが一つに溶け合う 1

 「ああ、もっと気持ちよくなっていいんだよ。 もっと私を感じて」  自分から動けないので、より一層彼の愛撫を感じる。  下半身も脱がされ、痛いほど勃った熱棒とヒクつく後ろを彼の手が責め立ててくる。  「クロードさまぁ……いっしょ、だめっ……すぐイっちゃう!」  「何度でもイって……」  「や、イクッ……~~っ!!」  あっという間に果て、ご主人様の手が白濁にまみれてしまう。  「あ……ぁあっ……ごめ、なさい……」  「なんで? 愛しい君のなんだから、むしろ嬉しいよ」  本当に愛おしむような表情で自身の手を舐めている。  俺、勘違いしちゃっていいの?  「クロード、さま……俺……俺も……」  ずっとご主人様だけを想ってきた。  俺にとっては彼が全てだ。  クロード様が愛してくれるなら、周りになんて言われても乗り越えられる。  胸がいっぱいになり、自然と涙が頬を伝っていく。  「リック、私の愛しい人。 君がいないだけで昼も夜も明けられないほど、君に恋をしている。 もう絶対に離れていかないでくれ」    いつもニコニコして余裕のある大人なクロード様が、俺がいなくてそんな風になるの?  とても辛そうな表情に胸が締め付けられる。  もしそうなら、俺はなんて残酷なことを――。  後ろに固定していた衣服がスルリと解け、彼の顔を包み込んだ。  そして自分の唇をそっと重ねる。  「クロード様、俺にとってもあなたが全てです。 愛しています、俺のご主人様」    再度重なった唇は溶けるほど甘く、すぐに深いものになっていった。  隙間もないほど、全部一つに重なり、溶け合えたらいいのに。  クロード様は俺を抱き上げ、宝物を扱うようにベッドへと下ろした。  彼の手が優しく頬を撫でていく。  「私に愛される覚悟はできてる?」  「……?」  「相当重いから、覚悟しておいて」  「ふふっ。 クロード様なら何をされても嬉しいだけです」  「君のそういうところが可愛すぎるって言ったよね」  「え……あっ!」  ご主人様は俺の両足を突然持ち上げ、途端に恥ずかしい箇所が露わになってしまう。  「これからは遠慮なく可愛がらせてもらうから」  「…………ッ」  舌なめずりするクロード様を見て、怖いどころか期待しちゃっている自分がいるなんて言えない。  でも体は正直で、後ろがヒクついているのを指摘されてしまう。  「ココ、すっかり縦に割れちゃって……挿入れてほしそうだ」  「クロードさまぁ」  「すぐに満たしてあげるから」  そう言って、自身の剛直を露わにしたご主人様は、後ろの窄まりに何度も擦りつけてくる。  その度に下腹部が疼いて仕方ない……すぐに挿入れてほしいのに。  「あ……なんでぇ……」  「君があんまり可愛い反応するから」  「やだ……はやく……挿入れてほし……」  「コレがほしいの?」  「ほしい、です……俺のココ、めちゃくちゃにしてぇ」  俺を愛しているって言ってくれて、夢みたいに嬉しい。  それが現実なんだと実感したい。  はしたないと思いつつ後ろを突き出し、おねだりをした。    彼の先端があてがわれたかと思うと、一思いに埋められた楔が最奥に達し、隘路は彼でいっぱいになる。  「あ、あぁぁ……っ!」  「ふっ、キツ……っ、ココはいつも嬉しそうに締め付けてくるね」  「だって……うれし……っ」  「君の体はいつだって正直で、そんなところが愛おしくてたまらない」  徐々に律動が始まり、彼の楔が気持ちいいところを何度も擦っていく。  その動きがいつも以上に激しく、想いをぶつけられているようで堪らない気持ちになる。  「あっ、きもち、あぅっ、もっと……」  「リック……リック……ッ」  何度も俺の名前を呼びながら腰を打ち付け、その度に襞が彼に吸い付いていく。  嬉しい嬉しいと言わんばかりに。  「クロードさまっ、すき……だいすき……!」  「私も……愛してる」  悦び、むせび泣くように目尻から涙が伝う。  どうか生ある間、この愛がずっと続いていきますように。  そう祈りながら。  結局その後、日付が変わるまで互いを求め続けた……やはりグッタリする俺をクロード様がかいがいしくお世話をしてくれる。  「俺がするべきなのに……」  「私がやりたいんだよ。 君の事ならなんだって」  「うぅ……クロード様は俺を甘やかしすぎです」  「ははっ。 アーヴァンにもよく言われる」    ご主人様は清々しいほどの笑顔で笑い、俺の額にキスをおとした。  

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