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第37話 ※私の愛しい人 1 ~クロードSide~

 夜に彼の新たな住まいである貴人の間へと行った時――――    私が突然訪ねてきて頭が追い付かないのか、驚き固まるリックの頬にキスをした。  驚いているけれど、頬を染め、ほんのり嬉しそうに見える。  私の願望かもしれないと思いつつ、彼の後ろに猫の尻尾が見えるようで少し微笑ましい。  フレディは喉を撫でてあげると、尻尾をゆらゆらと動かして嬉しそうだった事を思い出す。  ソファに連れだって座ると、彼の匂いが鼻をくすぐる……吸い寄せられるようにリックを抱き締め、その腕に力を込めた。    「君がいないと眠れないんだ」  リック、リック…………私がどれほど君に焦がれているか。  君の事を想うと体は熱を帯び、君の匂いを嗅げば、下半身は疼いていく。  そんな愛おしい彼から悲鳴のような言葉が紡がれていく。    「でも、俺を拾わなければよかったって、アーヴァン様たちと話していたじゃないですか」    今にも泣きそうな表情。  私が彼をここまで追い詰めてしまったのか……君を手に入れる事が出来て、こんなに幸せなのに。  自信がなかったのは君がどう思っているかだった。  私に拾われて後悔する事になるのでは?  レイラ達から「リックが後々傷つく」と言われる度に二の足を踏み、彼に想いを告げられずにいた。  けれどもう彼なしでの生活など出来ない。  いなくなってからこれほどまでに痛感するなんて……自分の阿保さ加減に呆れる。    私の謝罪に泣きじゃくるリック。  彼を保護してから、抱かれてる時以外でこんなに涙する彼を見たのは初めてだった。  「じゃあ、連れて来なければ良かったって思わないで……っ……俺は……あそこが、皆が大好きで……っ」  リックの瞳から、どんどん涙が溢れて止まらない。  なんて美しい涙なのだろうか。  「ふ……うぅ……~~っ……っ、クロード様に嫌われたらっ……生きていけな、ぃ……っっ」  ああ、可愛い。  君の全てが私にとって甘い蜜のようで、たまらず涙でぐちゃぐちゃの顔に口付けた。  泣きじゃくっていたからか鼻が苦しそうで、顔を赤くしながらキスを受け入れるリック。  「ふっ、ん……んぁ……はぁ……っ」  このまま苦しそうな君を堪能したい……でもやっぱり可愛がりたい。  「舌を出して、口で息を吸って」  「ひゃぃ……」  舌足らずな返事。  そんなところも堪らなく可愛くて、下半身に熱がこもっていく。    「私が君をどれほど愛して焦がれているか、その身にしっかり刻み付けないとダメみたいだね」    思わず漏れた本音。  君は「愛……?」と驚き戸惑うけれど、そんなところも嗜虐心を掻き立てられるだけだ。    彼の着ていた服で腕を固定させ、散々焦らし、彼からの求めるのを待つ。  胸の先端はすでに赤く勃ち上がり、瑞々しい果物のようで、早く触ってほしいと言わんばかりに揺れている。  早く……早く私を求めて。  体中真っ赤に染めながら、たまらず胸を突き出したリックが、羞恥にまみれた声を発する。  「たべて……弄って……くださ、ぃ……」    自分の中で理性が弾け飛んだのを感じる。  口に含み、思う存分舌で舐ると、悲鳴のような嬌声が室内に響き渡った。  「あっ、ひっ、あぁぁぁっ! やだぁ……きもち……っ!」    彼の体が悦び、震えている。  もっともっと、理性がなくなるまでグズグズにして、私を求めずにはいられなくなればいい。  ズボンを脱がせば、すっかり硬くなった彼の熱が露わになり、後ろと一緒に可愛がってあげると、すぐに私の指を締め付けていった。  「クロードさまぁ……いっしょ、だめっ……すぐイっちゃう!」    私の手に彼の欲望が弾け飛ぶ。  それすらも愛おしくて堪らない。  全部、私のものだ。  この白濁の一滴たりとも誰にも渡しはしない。  独占欲にまみれながら、彼の欲望を全て舐め取っていく。  「愛しい君のなんだから、むしろ嬉しいよ」  「クロード、さま……俺……俺も……」  その瞳は潤み、私を大好きだと伝えてくる。  君はずっと私に愛を向けてくれていたのに、私が臆病なばかりに沢山傷つけてしまった。  だからこれからは、私がどんどん愛を囁く番。  「リック、私の愛しい人。 君がいないだけで昼も夜も明けられないほど、君に恋をしている。 もう絶対に離れていかないでくれ」    君が私のもとを去った時、人生が終わったと思った。  先が真っ暗で、あのまま見つからなければ廃人になっていたと思う。  君なしでどうやって生きていけばいいんだ。  そんな私に、彼からの優しいキスと愛の言葉が紡がれていく。  「俺にとってもあなたが全てです。 愛しています、俺のご主人様」  そう言ったリックの表情は、今まで見たどの微笑みとも違い、ホッとしたような泣きたくなるような……とても深い気持ちが込められているように感じた。  「これからは遠慮なく可愛がらせてもらうから」  

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