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第38話 ※私の愛しい人 2 ~クロードSide~
これで君と私は、愛し合う者同士。
そう思うと、彼を支配したい欲がどこからともなく湧いてくる。
彼の両足を持ち上げると、そこにはすっかり期待している窄まりが露わになった。
「ココ、すっかり縦に割れちゃって……挿入れてほしそうだ」
「クロードさまぁ」
「すぐに満たしてあげるから」
中から勃ちきった肉棒を取り出し、彼の後ろに擦りつけた。
挿入れたい……でもまだ我慢。
このままだと一気に挿入れてしまいそうだから。
そう思って耐えていたのに、君がまたしても無自覚に、無遠慮に可愛いおねだりをしてくるから。
「やだ……はやく……挿入れてほし……」
「コレがほしいの?」
「ほしい、です……俺のココ、めちゃくちゃにしてぇ」
リックが……恥じらいながらも後ろを突き出してくる。
腰が揺れ……これは反則……なけなしの理性は見事に吹き飛び、先端をあてがう。
そして躊躇う事なく、剛直を中へ埋めていった。
「あ、あぁぁ……!」
襞がねっとりと絡みつき、隘路はこれでもかと締め付けてくる。
君の体はいつでも正直だ……私がほしくて堪らないと伝えてくる。
それが堪らなく愛おしくて、彼を求めずにはいられないのだ。
彼の中に挿入る度に求められる満足感を得られ、私の熱もどんどん膨張していく。
「あっ、きもち、あぅっ、もっと……」
リック……リック……何度名前を呼んだか分からない。
それと同時に彼の中も収縮し、襞が吸い付いてきて、何度も甘イキをしているのが伝わってきた。
「クロードさまっ、すき……だいすき……!」
君の口から漏れ出る愛の言葉に、脳が痺れていく。
「私も……愛してる」
このまま二人で溶け合い、一つになって離れられなくなればいいのに。
彼の頬を伝う涙に口付けしながら、永遠の愛を心に刻んだ。
リックの初仕事の後だと言うのに激しく求め合い、愛する人はベッドでぐったりとしている。
まだ足りないなんて言えないな。
そんな姿も可愛くて、つい邸にいた時のようにお世話をしてしまうのだった。
ここにレイラもいたら小言が止まらないだろうな。
君を邸に連れて帰りたいけれど、恐らくここの方が安全だろう。
リュミエーナ嬢は彼が私の大切な人だと知っていた……王宮の方が警備がしっかりしているだろうし、ここで殺生沙汰は起こしにくい。
この部屋で生活しながら、彼が邸に戻れるように考えなくては。
するとリックは重い体を起こし、真剣な表情で話し始めた。
「クロード様にお伝えしておかなくてはならない事があります」
やはり彼は聡い子だ。
私との話の中で全てを察し、体を震わせている。
バラデイン公爵は違法薬物や毒物などを入手する経路を知っている。
今貴族間ではソレがほしくて、公爵の手の内に堕ちる者が出てきているのだ。
あの男を取り込むなど出来はしない。
どこかで潰さなくては——。
「君の事は私が命に代えても守るからね。 その為にここに来たんだから」
愛する人を守る為なら私の命など惜しくはない。
優しく頬を撫でれば、私の身を案じて必死に食い下がってくる。
「そんな事、だめです! クロード様が命を懸けてはダメ!」
ダメって……必死さが可愛すぎる……!
「んふふふっ」
「笑ってる場合じゃありません!」
「喜ばずにはいられないよ。君が私の為に必死になる姿を見ちゃったら」
もっと色々と考えなくてはならない事があるけれど、今夜は彼の温もりを感じて両想いを実感したい。
優しくベッドへ押し倒して体のラインをなぞっていく。
太ももの痣が赤く色着き、漆黒の髪がシーツに散り、青空のような瞳が動揺を隠し切れていない。
なんて愛おしい私の黒猫。
「ふぁ……んっ……クロードひゃま……っ」
「リック……やっぱり今夜は離してあげられないかも」
そうして朝方まで彼を抱き潰し、彼は仕事に遅れていく事になって恨めしそうな目を向けていた。
でも頬が赤く染まり、ほんの少し嬉しそうに見えるところが堪らなく可愛い。
今夜も寝かせてあげられる自信はないな。
そう思う私の予感は見事的中し、殿下と親しげな姿に嫉妬でぐちゃぐちゃにしてしまう。
しかし思いがけずリックからの嫉妬もぶつけられる事になり、悦ぶ事になるとは思ってもいなかったのである。
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