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プロローグ②

「ほい、到着。我ながら良い仕事をしたのう」  そんな魔女の声が少し遠くから聞こえる……。  だが、郁の目の前にあったのは、望月の愛らしい童顔だった。  大きく赤い双眸を見開いている。 「郁……が、空から降ってきた……いたた……」 「すまない……怪我はなかったか……」 「それより、なにかふにゅってやわらかいものが……」  そろそろと郁と望月がその「潰れているもの」に視線を移動される。  郁の胸元のふんわりとした膨らみ。  なかなかに肉感的なバストだった。 「なっ、なっ……!?」 「え、意外とおっきい……」  望月がごくりと唾液を嚥下する。  衣服ごしではあるが――温かい柔肉の感触が心地良い。 「お前は黙ってろ!」 「どうだ? 黒い童は素材としては、一級品。良い仕上がりであろう? 白い童へのぷれぜんと、じゃ。精々、キマシタワ展開を楽しむとよいぞ」 「ま、待て……っ、これ、解除しろっ!」  だが、魔女はけらけらと楽しげな笑い声を残して消えてしまう。  はあー……と郁は、ため息をついた。 「望月、このくだらない魔法を即刻、解除する方法を探して……ほんっとう、さいあく」  しかし、望月の反応はない。 「んっ……ていうか、そろそろ手、どけて……いつまで触って……」  きらきらとした表情の望月と目が合う。 (あ、これ、助けてもらえないやつだ……)と悲しいことに郁は察してしまった。

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