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第4話 優斗へ
優斗へ
今、俺は信じられない気持ちでいる
信じられない……
何が信じられないかって?
優斗が!
俺の胸に顔を埋めて
気持ちよさそうに眠ってるってことだよ!
告白して日から二ヶ月
ついに俺たちはこの日を迎えた
告白した時もこれが現実だなんて
信じられなかった
初めて手を繋いだ時も
信じられなかった
初めて優斗の唇に触れた時も
やっぱり信じられなかった
これが本当のことだなんて
付き合ってれば
いつかはそうなると思ってたけど
でもやっぱり信じられないよ
俺の腕の中に優斗がいるなんて——
俺、男と付き合うこと自体、初めてだったんだ
高校生の時に女子に告られたことあって
なんとなくの流れて付き合ってみたけど
2回デートしただけで違うなって
その子もなんとなく違和感感じたみたいで
3回目はなく自然消滅したっけ
だから優斗と付き合うってなって
有頂天になったけど
正直、どう付き合っていけば
いいのかわかんなくてさ
優斗のこと
大事にしたい
大事にしようって
そう思えば思うほど
迂闊に手が出せなくなって
手を繋ぐってだけなのに
かなりの勇気がいった
俺たち、公然と手を繋ぐなんてできないから
初めて手を繋いだのは
誰もいないエレベーターの中
優斗が俺の手を握ってきたんだ
突然のことで
俺、心臓がドキドキして
優斗の顔もまともに見れなかった
あいつ、どんな顔してたのかな?
それから俺たちはデートを重ねて
優斗に告白したあの公園で
キスをした
ほんの一瞬触れただけの
子供騙しのキスだったけど
俺たちのファーストキスには違いない
照れくさくて
でも嬉しくて
俺、あいつを抱きしめたよ
優斗も俺をぎゅっと抱きしめてくれて
そしたら俺またキスしたくなって
優斗のおでこにキスしたんだ
そしたら優斗
海斗、それだけでいいのって
甘えた顔で言うんだ
俺、どうしていいのかわかんなかったけど
あいつにまたキスしたんだ
そしたら優斗の唇が少し開いて……
あまりにも優斗の口の中って
すごく甘くて
俺はあいつの蜜を吸おうと
無我夢中で舌を絡めて
そしたらどんどん気持ちよくなって
やめらんなくて——
幸せな地獄だったよ
それから俺たちは会えば必ずキスをした
溶ろけるようなキス
でもキスしてからセックスするまで
ずいぶんと時間がかかった
優斗もね
初めてだからって言って
二人で話して
焦らずゆっくりゆっくり
愛を育もうって
付き合う前は優斗のこと
ガンガン突っ込んでやるとか
グチャグチャにしてやるとか
数えきれないほど犯してやるとか
勝手なこと言って
妄想全開でシコってたのにな
イキってた俺
恥ずいな
ただ、そうはいっても
俺は健全な成人男子なわけで
欲がないわけじゃない
むしろ欲しかないんだ
優斗とキスしするたびにムラムラしたし
キスしなくても
ムラムラしてた
優斗にゆっくりなんて言った手前
そうすぐに前言撤回するわけにはいかなかった
ただね、優斗は俺のことよくわかってた
繋がらなくても充分愛せるって言って
あいつの体に触れさせてくれたんだ
俺はキスしながら
優斗の乳首をコリコリしたり
すべすべの肌に舌を這わせたり
アソコを擦ったりして
優斗も優斗で
やっぱり俺のアソコをしごいとり
チュパチュパ吸ったりして
お互いの体の気持ちいいところ
弄ってた
そんなんだから当たり前だけど
俺、いつも我慢できなくって
出してたんだけど
優斗はそれを美味しそうに飲むんだ
だからその時もてっきり飲むんだと思ってたんだ
でも違ったんだ
ビュッって出る瞬間
優斗のやつ
俺のアソコを自分の顔に向けてさ……
粘り気のある白濁をもろに浴びたんだ
顔にビシャって!
俺はいつもながら気持ちよく果てたのに
優斗のその様を見たら
びっくりして
優斗は優斗で呆然とした顔して
えっ!優斗なにしてんのって!
俺ベッドから転げ落ちながら
タオル取りに走ったよ
急いで戻ってきて
タオルで顔拭こうとしたら
俺の手をとって言ったんだ
海斗は僕が欲しくないの?
僕は海斗が欲しい
僕の中、海斗でいっぱいにして欲しい——
俺、それ聞いた瞬間
欲望が弾ける音がして
優斗を押し倒して
強引にキスして
愛撫して
優斗の中に入っていった
だけど、いざ優斗の中に入っていく時
ちょっと怖くなったんだ
だってパンパンに腫れた「オレ」が
優斗の中に入るんだ
そんなことしたら
壊れちゃうんじゃないか
メチャクチャ痛いんじゃないかって思ったら
そう簡単にはできなくて
優斗に何度も大丈夫?大丈夫?って
優斗は目に涙を浮かべながら
「大丈夫だから……」って言うんだ
もう、それが可哀想で
それでいて最高にいやらしくて
俺、優しくしなくちゃって思いながらも
グイグイ入れてったんだ
きっと優斗、痛かったんだろうな
涙流してさ
俺、悪いことしてんじゃないかって
無理させてんじゃないかって
躊躇したら
優斗はそれでも大丈夫
お願いだから
最後まで入れてって……
だからそうしたよ
最後まで突っ込んで
それからゆっくりゆっくり
出し入れして
そしたら優斗
俺を見つめながら
またうめき出して
よっぽど痛いんだと思って
俺、怖くなって止まったんだ
だって好きな人が痛がってるのに
無理強いできないだろ?
それでもやっぱり優斗は言うんだ
大丈夫だから
僕のこと好きなら
やめないで——
そんな可愛いこと言いながら
優斗のアソコ
ヒクヒクしながら
それでいてキュッキュッと俺を締め付けるんだ
そんな絶妙なタイミングの不意打ちってある?
俺、思わずおっきな声出て
もうたまらなく気持ちよくて
優斗!って叫びながら
夢中で突きまくった
その間優斗はずっとうめくような声出してて
きっと痛くて仕方なかったと思う
そうだよな
初めてなんだから痛いよな
俺もさすがに独りよがりは良くないと思って
ごめんって
謝りながら
でも、もうどうしようもなくて……
ものすごい勢いで突きまくって
優斗の中にありったけの愛
ぶちまけてやった
優斗は健気だったよ
俺にしがみつきながら
必死に俺を受け止めてくれてた
気のせいかも知れないけど
うめき声も甘く切ない声で喘ぐようになって
腰も自分から揺らしてたような
なにより俺を見つめる優斗の目が
なんとも恨めしそうで
それでいてメチャクチャエロくて……
もしかして感じてたのかな
優斗……
俺たちの初めてはどうだった?
俺は聞くまでもないよ
最高に気持ちよかった
この世にこんなに気持ちいいことがあるなんて
知らなかった
優斗と繋がって一つになったから
二人で世界を揺らしたから
愛を交わしたから
わかったことだよ
こんなふうに純粋に思う反面
ごめんな優斗
俺、矛盾してるんだ
優斗を大事にしたいって思うのと同じくらい
ううん、違う
ほんと言うと
告る前、一人妄想してた時と同じだ
己の激情に任せて
優斗ををメチャクチャにしてやりたい
優斗の尻から血が流れるまで
突いて突いて突いて
血が流れても突きまくって
おまえが許してって泣き叫ぶまで
蹂躙してやりたいんだ
泣き叫んだって犯し続けたい——
優斗……
俺の初めての恋人
選んでよ
俺はどうやっておまえを愛したらいい?
優斗の望む通りにするから
言う通りにするから
俺の中、優斗でいっぱいなんだ——
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